ring-l-ding_001

「リング・ディング」はお題カードの絵と同じように素早く指にヘアゴムを入れるゲーム。箱の絵はゲームそのもので、内容がよくわかる。ただ、わかったところでうまくできるわけではありません。

ring-l-ding_002

中身はたくさんのカラフルなヘアゴムと、指にヘアゴムを入れたお題カードがそれぞれたくさん。お題カードはよく見ると、どちらが親指でどちらが小指か読み取りづらい。これは意図的なようで、ゴムを入れるのは手の左右表裏、どれでもいいわけです。自分のやりやすいやりかたを見つける、ちょっとした試行錯誤が生まれます。

ring-l-ding_004

そしてひとつだけ入っているのがベル。お題カードを1枚めくって、最初に正しくゴムを入れた人がベルを鳴らし、カードをもらえる。5枚集めた人の勝ち、というのが基本ルール。

音のよく響くベルを鳴らすべくプレイヤーはみんな必死にゴムを入れる。やってみるとわかるが、急いでやると結構まちがえる。目で見た情報をしっかり読み取って、正確に行動することが勝利への道。手先を素早く器用に使うことも重要になる。カードを一度見ただけで入れ方を覚えてしまえば、より素早く入れられるだろう。

ring-l-ding_003

ただ、この手のスピード競争系ゲームは、実力の差がはっきり出るのがむごいところ。どんなにがんばっても歯が立たない場合もよくある。こどもがこのゲームでやりたいのはなんと言っても、よしできたぞ!とベルを鳴らすこと。ならばそのチャンスの幅を広げるやり方があってもいいでしょう。

ring-l-ding_005

上の写真の例では、基本ルールのように場に1枚カードをめくって出すのではなく、それぞれに手札として3枚ずつ配っています。スタートで手札を1枚めくり、できたら鳴らす。3枚できたらチンチーンと2回鳴らし、そのセットの勝者となる。

これなら1セットの間にほぼ誰でもベルを鳴らせる。集中してやる中でチーン、チーンと響くベルの音は、自分ができた証であるのと同時に、他のプレイヤーからのプレッシャーでもある。そうしたノイズの中でも集中力を保つ経験にもなるだろう。

次のセットでは手札を配り直し、勝者にはごほうびとしてプラス1枚あげるようにしてもいい。勝った名誉であり、他のプレイヤーに与えるハンデでもある。これならさっき負けた子にも勝機が見える。実力差がはっきり出るタイプのゲームではそれが縮まるようなアレンジを加えると、双方のモチベーションが高まることもあると思います。

(おわり)