ゲーム紹介
  • HOME »
  • ゲーム紹介 »
  • 月別アーカイブ: 2015年11月

月別アーカイブ: 2015年11月

「メルヘン王国を救え!」─時にはあきらめて、中成功を目指す─

meruhen-oukoku_001

「メルヘン王国を救え!」は、庭園に忍び込み、恐ろしい王様が破り捨てたおとぎ話を取り戻して脱出するゲームです。プレイヤーはメルヘン王国のこどもたちになって、目的達成のために協力します。

meruhen-oukoku_002

中身をセットするとこんな感じ。箱の中のタイルは3つを除いて2段重ねになっていて、上段のタイルは15パズル(スライドパズル)のように動かせます。

meruhen-oukoku_003

自分の番にすることは2つ。1つ目は、タイルを2回スライドさせること。1枚でもいいですが、指で一押しできるなら複数枚いっぺんでも1回カウントです。タイルの上にいるこどもコマごとスライドもできます。

このゲームの目的のひとつは、王様に真っ二つに破り捨てられたおとぎ話を取り戻すこと。どうすればできるかと言うと…

meruhen-oukoku_004

タイルをスライドさせた結果、絵のつながった2枚が同時に見えるようにする。こういう状態にできると、おとぎ話カードをもらい、絵のつながったタイルを裏返しにします。こうしてうまくつなげることができた場合は、茶色の枯れ草タイルをどれか1枚裏返して、緑の草にすることができる。

プレイヤーは全員でひとつのチームなので、つなぐべきタイルがどこにあったかは教えあっていい。記憶を共有して解決できるのだ。

meruhen-oukoku_006

自分の番にすることの2つ目は、自分の色のこどもコマを1マス移動させること。枯れ草には移動できませんが、緑の草には移動できます。これで次のプレイヤーに交代。

meruhen-oukoku_008

こうしておとぎ話を取り戻しつつ、庭園の出口から抜け出ることを目指すのがもう1つの目的。ただし、自分の番でタイルを揃えて絵をつなげることができないと…

meruhen-oukoku_007

庭園の出入り口から外に出た王様が一歩進みます。こどもたちが全員脱出する前に、王様が一周して出入り口に戻ってきてしまうと、プレイヤー全員の負け。

取り戻すべきおとぎ話は12種類。もちろん、全て取り戻して全員が脱出するのが大成功。ただ、全員が脱出する前に王様が一周するとプレイヤー全員の負けなので、状況によってはいくつかあきらめて中成功を選んだ方がよい場合もあるかもしれない。

meruhen-oukoku_005

誰かがぎりぎりまで粘っておとぎ話を取り戻そうとしても、王様が戻ってきてしまったなら、いくらたくさん話を取り戻していても負け、というのがこのゲームのルール。おとぎ話の奪還より、こどもが無事に戻ることの方が価値が高いというのがこのゲームの世界観なのだろう。

2つの目的を目指すとき、メインの目的を得るために、サブの目的を妥協したり一部あきらめたりする。あるよね、そういうこと。大人ならわかる。

でも、サブの目的も可能な限りは達成したい。安易に妥協やあきらめに流れず、できるところまで手に入れたい。あるよね、そういうこと。大人ならわかる。

(脱出の)戦略を練りつつ、(記憶を共有して)協力しながら(スライドパズルという)状況を動かしていくだけで十分やりごたえのあるミッションであろうに、加えて目的達成レベルの調整と決断も求められる。舞台はメルヘン王国だけど、要素の組み合わせとしては、大人が生きてく上でしばしばしなくちゃいけないやつだぞ、これ。

そう言ってしまうと仕事みたいでつまんないようにも聞こえますが、やればわかるようにこのゲームはとても面白いので、仕事の方のことをゲームみたいで面白いと思った方が得だと思います。

(おわり)

「ウミガメの島」─選択肢いっぱいのおんぶすごろく─

umigamenosima_001

「ウミガメの島」はウミガメになってたくさんタマゴを産むべく、島をグルグル回るすごろくです。すごろくと言うとサイコロ運の要素が強いイメージがありますが、このゲームには選択をする場面が満載で、テンポよく次々と決断していくのがおもしろどころです。

umigamenosima_002

中身のセット例はこんな感じ。盤面にある1から21までの表示がマスで、いかだをスタート地点として島を何周も回っていきます。

umigamenosima_003

自分の番では、まずサイコロをひとつ振ります。上の写真では一番小さい1が出てしまっていますが、がっかりする必要はありません。もちろんここで自分の番をおしまいにしてもいいのですが、このゲームではまだ振れるサイコロがあるからです。

umigamenosima_004

2つ目のサイコロは2。普通に足し算すると3ですが、こうして複数のサイコロを振った場合は計算が変わってきます。計算式は「足し算した答え×振ったサイコロの数」。この場合は「(1+2)×2」で、6となります。

うーん、それでままだ小さい。サイコロは3つあるので、もう1つ振ってみましょう。

umigamenosima_005

3つ目のサイコロは4。「(1+2+4)×3」となるので、一気に21マス進めます。しかし、サイコロをたくさん振るのがうまくいくとは限りません。

umigamenosima_006

次の番が回ってきたときは、4が出た後に5が出ました。合わせて9。このようにサイコロの目が8以上になってしまった場合は進むことができず、スタートのいかだに戻されてしまいます。8以上にならないよう、サイコロをいくつ振るか考えるのが決断の分岐点。場面に応じて、手堅くいくのか、リスクを取って勝負を賭けるのか決断します。

umigamenosima_007

21マス目は産卵所。ここに止まるか通過したら、一番上にあるタマゴカードをもらえます。タマゴの個数は1から7まであって、上の写真では赤のプレイヤーが3点ゲット。

umigamenosima_008

次に産卵所に来たのは青のプレイヤー。タマゴカードは取ったものの、たったの1点。次に見えるのは6点ですから、ちょっと悔しいかもしれません。こうして、タマゴの個数によって進む数を調整するのも考えどころ。

umigamenosima_009

また、コマが同じマスに止まった場合は写真のようにコマを重ねます。こうしておんぶ状態になると、黄色のコマは青のコマが進むときに一緒に進むことができます。単にコマを前に進めるだけではなく、うまく他のコマに乗れるかどうかも意識してサイコロを振るのも考えどころ。

しかも、青のプレイヤーが1つ目のサイコロを振ったあと、2つ目・3つ目を振るかどうか決めるのは上にいるコマのプレイヤー。上に乗ることで、意思決定まで乗っ取ることができるわけだ。

umigamenosima_010

さらに、産卵所でもらえるタマゴカードは一番上にいるコマのプレイヤーのものとなる。下のカメに悲哀が漂います。

umigamenosima_011

たくさんコマが重なっている場合、途中のコマのプレイヤーの番になったときもルールは同様。上の写真では赤のプレイヤーの番になったとき、赤の上のコマも一緒に動き、サイコロを振る個数を決めるのは黄色のプレイヤー。おんぶが重なったり離れたりして、有利不利の状況がどんどん変わっていく。

umigamenosima_012

7人まで一緒にプレーできるので、多人数のときは盤面もにぎやかに。タマゴカードが尽きるまでグルグルを繰り返し、なくなった時点で合計タマゴ個数の一番多いプレイヤーが勝ちです。

やってみるとわかるが、わざとサイコロが8以上になるように振った方が有利な場面も出てくる。運と戦略とが絶妙に絡み合うのが楽しいゲームです。

(おわり)

「アミーゴバンデッド」─ほどよくもめながらジャングル探検─

amigo-banded_001

「アミーゴバンデッド」は、忍び寄るドラゴンより早く宝を得るべく、ジャングルの道をつないで宝箱にたどり着くことを目指す、全員協力型のゲームです。探検隊になった気分で盛り上がります。

amigo-banded_002

中身をセットしたところはこんな感じ。ボードの周りにはたくさんのタイルを散りばめます。プレイヤーは全員でチームになって、ジャングルを出たところにある洞窟の宝箱を目指します。

amigo-banded_003

自分の番にすることは、タイルを1枚めくって道をつないでいくこと。すでに並べてあるタイルにつながるようにしか置けないので、上の写真のように分岐がある場合は考えどころです。

amigo-banded_004

ジャングルに落ちているカギのところまで道をつなげられると、カギをゲット。カギは全部で4つありますが、宝箱の錠前は3つ。つまり、1つは取らなくても大丈夫なので、道をつなぐときに取捨選択を考える必要が出てきます。

amigo-banded_005

さて、タイルをめくって出てくるのは道ばかりとは限りません。時には写真のようにドラゴンも登場。これはボード下部の枠に並べていきます。これが出るたびに、ドラゴンも宝箱に近づいていきます。

amigo-banded_006

どのカギを取るか、どう道をつないでいくか。最後はタイルをめくったプレイヤーが決めるべきでしょうが、よりよい選択に気付いてなければ他のプレイヤーもどんどん意見を出すといいでしょう。中には意見が分かれる場面もあって、それぞれ自分の考えのよさや理由を伝え合います。

amigo-banded_007

ほどよくもめていくうち、プレイヤーチームもドラゴンもだんだん宝箱へと近づいていく。上の写真は、次に出るタイルが道かドラゴンかで、探検の成否が決まる場面です。ちなみに下の丸いのはおやつタイル。取らなくてもよいですが、取っておくとドラゴンタイルを1枚おびきよせることができるので、取っておくかどうかが迷いどころ。

タイル運に道のつなげ方という思考が絡み、その選択に意見を出し合って決めていくのが面白いところ。「こっちがいいよ!」「いや、そっちだろ!」と、ほんとに道なきジャングルを探検してるかのような気分を味わえるのが楽しいゲームです。

(おわり)

« 1 2
PAGETOP
Copyright © さいころテーブル All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.