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月別アーカイブ: 2016年12月

「チームプレイ」─カードを送り合ってチームプレイを成功させよう!─

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「チームプレイ」は、手札で役をそろえて得点を集めるゲーム。その名の通り、ペアの相手とのチームプレイがポイントになってきます。

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箱の中身は全てカード。手札となる「数字カード」は赤と青の1~8で、どれも4枚ずつあります。

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こちらは「役カード」。46枚あって、描かれている内容が全て異なります。各カードの下部には1~6の数字が載っていて、その役をそろえたときにもらえる得点となっています。

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役の内容は、記号や数字で表現されています。上の写真で言うと、右の役カードの意味は、「赤のカードで5連続の数字をそろえる」というもの。これはそろえるのが難しいので6点です。

まん中の役カードの記号は黒で描かれていますが、これは「色は問わないよ」という意味。このカードの場合は「色はなんでもいいから同じ数字を4枚そろえる」という役。

左の役カードはギザギザ線が描かれていて、これは「割り切れない数(=奇数)」という意味。このカードの場合は「赤か青で色をそろえて、奇数を4枚そろえる」という役。

役をそろえるためには、記号で表示された説明を理解しなくてはいけません。箱には8歳からとなっていますが、抽象化された意味を読み解いて手札をそろえていくことが必要になるわけです。

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さて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。向き合っているプレイヤー同士はチームです。順番の優位性を吸収するため、最初の手札の枚数が違います。

ゲームの目的は、手札に「各プレイヤー専用の役カード」か「全員共通の役カード」をそろえて得点を取ること。同じチームの得点は合算されます。

さて、自分の番にできることは3種類。これらのアクションは、好きな順番でおこなうことができます。

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「アクションA」は必須で「数字カードを2枚引くこと」。数字カードの山札から2枚取ってもいいし、常に3枚めくられている場の数字カードを取ってもオッケー。1枚ずつ組み合わせることもできます。ただし、手札が7枚以上あるときには、自分の番の最初に6枚になるように捨てなくてはならないので貯め込み続けるわけにもいきません。

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「アクションB」は任意で回数制限なしの「役の達成」。役カードと同じようにそろえた手札を公開して捨て札とし、その役カードを手に入れます。手に入れた役カードは裏向きにしておき、役カードの山札から新しい役カードを補充します。

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「アクションC」は任意で「チームメイトに手札を1~2枚裏向きで渡す」。何をあげればいいかを考えて渡すのが勝利への道。このゲーム一番のおもしろどころでしょうが、話し合いはルールで禁止されているので、あくまでそれまでの動向を踏まえて考えなければいけません。

チームメイトがどんな数字カードを引いていたか、どんなカードをさっきもらったか…などなど、選択のヒントになる情報はいろいろあるので、よく覚えておいて考えることがポイント。

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いずれかのチームが役カードを8枚達成したら、そこから各プレイヤーの番を一周させてゲーム終了。チームごとに役の得点を計算して勝敗を決めます。

既に使われた数字カードを覚えておいたり、敵チームの動向を見たりすることも重要。場全体に対して注意を払い続けるのは難しいですが、その分、チームメイトとのカードの送り合いで通じ合えたときはうれしい。まさにチームプレイの楽しさが味わえるゲームです。

(おわり)

「似顔絵探偵ガール」─目撃者の証言と探偵が描く似顔絵で迷子探し─

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「似顔絵探偵ガール」は、目撃者役の証言をもとに、探偵役が似顔絵を描いて迷子の女の子を見つけるゲーム。迷子の特徴を言葉で伝え、それを絵するコミュニケーションがもどかしくて楽しいです。

このゲームは「似顔絵探偵」のイラスト違いバージョン。ゲームのルールも共通なので、基本的な流れは「似顔絵探偵」の記事を参照してください。

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原版の「似顔絵探偵」との違いの1つは、「容疑者カード」が「迷子カード」になったこと。テーマが迷子探しになったので、イラストがおっかないおっさんから女の子に変更。かわいいながらも、ひとクセある雰囲気がいい感じです。また、顔だけのイラストだったのが、全身になっています。

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そのこともあって、目撃者役が迷子の特徴を伝えるときに使う「パーツカード」には「服・靴」のカードも。顔だけではなく、服装も言葉で説明するのがポイントになってきます。

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このゲーム、マニュアル上のルールの流れは、複数の目撃者役が迷子の特徴を覚えて証言し、それを聞いた1人の探偵役が似顔絵を描くというもの。大人でプレイしたときは、目撃者役で自分の担当パーツの証言をしつつ、他の人の証言を聞くのも面白い。「よく覚えてて説明うまいな~」と感心したり、「そりゃ違うだろ!」とあきれたりするのが楽しいのだ。

ただ、子どもたちでプレイしたときには様子が少し違った。自分が証言するのはいいのだが、他の人が証言している間は退屈そうだったのだ。よく思い出して熱心に伝えようとする分、説明に時間がかかるのも待ち時間の長さにつながった。

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こういう時、柔軟にアレンジできるのもアナログゲームのよさ。「1人の目撃者が証言して、他の全員が似顔絵を描く」という形にしたところ、全員にずっとすることがあって、集中力が途切れなかった。

似顔絵は各自が隠して描いてもいいだろうが、オープンにして描いてもいい。お互いに横目で見合って、証言を聞いてよくわからなかったところも「ああ、そういうことね!」と解釈を共有できていたからだ。

目撃者役も全パーツを記憶するのは大変なので、カードを見ながらやってもいい。それだと簡単すぎるかとも思ったが、意外とそうでもない。

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例えば上のカードの「目」。どんな目なのかを正しく伝えようとすると、結構難しくて説明のしがいがある。試しにやってみると、「目はたまご型で、上から3分の2はまぶた。黒目は横に切った半円の下側で、切った部分がまぶたに接してる」という感じ。

さすがに細かすぎるから「まぶたが半分閉じてる目」とざっくり言う方法もある。ただ、48枚ある迷子カードの中からちゃんと見つけてもらえるか心配かも。

じゃあ髪型は? これってどう説明すればいいの……? というわけで、カードを見ながら伝えても、コミュニケーションの難しさと面白さが十分ある。

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似顔絵を描く側の子も、真剣によく聞いて描いていた。その分、一度描いてみて「なんか違うな」と思うと描き直したがりがち。紙と鉛筆ではなく、ミニホワイトボードを使ったところ、描き直しがスムーズになってよかったです。

「容疑者や迷子を探す」というテーマ、「目撃証言と似顔絵描き」という内容ともに魅力的で経験として新鮮。難易度調整のアレンジは他にもいろいろできるはずなので、状況に合わせて楽しめる幅が広いゲームです。

(おわり)

「そんな顔してどうしたの?」─顔が痛くなるまで続ける、動物の顔まね当てっこ─

まずはこのゲームを出題者としてプレイ中の私の様子をご覧ください。

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楽しそうですね。あるいは、なんとなくバカっぽいでしょうか。

こんな顔をしているのには、ちゃんと目的があります。下の写真の6種類の動物のうち、私がまねしているのはどれでしょうか?

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回答者になったつもりでよく見てください。写真と表情をよく見比べることがポイントになります。

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というわけで、「そんな顔してどうしたの?」は、動物の顔まねを当てっこするゲーム。普通は人前でしないようなことをするのが、ドキドキしたり楽しかったりと新鮮です。

先程の例題に戻って、出題者の私は顔まねをするに当たり、自分にしか見えないようにサイコロを振っていました。

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今回の数字は2。動物カードは全部で40枚ありますが、場にあるのは常に6枚。そのうち、振ったサイコロと対応する数字の動物のまねをします。

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例題の正解はカコミスル。個人的には全く知らない動物ですが、顔まねは結構うまくできた方ではないでしょうか。写真をよく見て、表情を写し取るように顔を動かすのがポイントです。

正解した回答者は1点ゲット。マニュアルには出題者への得点はないのですが、顔まねモチベーションを高めるためにも、正解者に伝わったということで出題者も1点ゲットにしてもいいかもしれません。

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回答者は「せーの!」の合図で正解だと思う写真を指で差します。もし複数の回答者が正解した場合、その人たちがその動物の顔まねをして対決。出題者が一番うまい顔まねをしてる人を決め、その人が1点ゲットです。

また、これも勝手なアレンジですが、複数人が正解した場合は「出題者の顔まねがうまかったよね」ということで、その人数分だけ出題者に得点をあげてもいいかもしれません。出題者には大量得点のチャンスがあるわけです。

ともあれ、顔まねが済んだ動物カードは山札と入れ替えて、出題者が次のプレイヤーに移ります。マニュアルには、山札がなくなるか、顔が痛くなるまで続けるようにと書いてあります。どっちが早いんだろう。

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動物カードは、アメリカのメイン州にあるL.C.ベイツミュージアムに収蔵されている剥製の写真。なんとなく剥製独特の雰囲気があって、顔まねのやりがいがあるような気がします。

それぞれ個性がありつつも、かなり紛らわしいものも。ロッキービッグホーンとアダックス、同時に場に出ていたら、まね分けと見分けをするのはかなりハイレベルになるはず。

出題者に自分でまねする自信がないときは、「直接対決」という選択肢もあります。サイコロの数字を公開して、その動物のまねを回答者全員がおこない、一番上手な人を出題者が決めるというものです。「直接対決」という言葉の響きと、実際にやることとのギャップに味わいがあります。

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また、あまりなじみのない動物カードも結構ありますが、収録動物の図鑑がついているので親切。アメリカワシミミズクの場合、耳と目は超高感度ながら、匂いの感覚が鈍いのでスカンクを食べることができるそうだ。なんかすごいな…。

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ゲームをしていて気がつきましたが、出題者は自分の顔まねがどの程度できているのか分かりません。自分の努力を実感できないのがもったいないし、似ている度合いを上げるためにも、出題者の前に鏡を置いて、それを見ながら顔まねするのもいいかもしれません。

顔の筋肉を意識して使うというのがまず新鮮。そして、ものまねしている人の顔をまじまじと見るというのもなかなかない経験。おもしろテイストではありますが、表情を作ったり、それを読み取ったりするコミュニケーションにもなっているのが楽しいゲームです。

(おわり)

「ブロックス」─エリア取りのせめぎ合いにじりじりするブロック並べ─

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「ブロックス」は、ボードにできるだけたくさんのピースを置いていくことを競うゲーム。ルールはかなり簡単ですが、どうやったら勝てるのかを考えるのは奥深いです。

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2~4人でプレイできて、何人でもセット例はこんな感じ。ただ、4人でするのが一番面白いとの評判なので、4人プレイでの想定で説明していきます。

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各プレイヤーには同じ色のピースが21個配られます。どの色もピース構成は同じなので、条件は平等。ピースはマスのつながりで構成されていて、1~5マスのものがあります。

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さて、ゲーム開始。自分に番にするのは、ピースを1つ置くということ。ゲームを通して、ずっとそれだけです。やることはこの上なくシンプル。

最初の1周目は、ボードの隅のいずれかを埋めるようにピースを置きます。ボードの線はピースのみぞにカシャッとはまり、置いたらずれることはなく、扱いやすくできています。

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2周目以降にピースを置くときは、自分がこれまで置いたピースと角が接するように置かなくてはいけません。辺がくっついていたり、どれとも離れていたりしてはダメ。角と角がくっつくように並べる必要があります。置き方のルールに例外はなく、本当にたったのこれだけ。

ルールはシンプルですが、他の色もどんどん並べられていくので、思うように並べていけないこともしばしば。相手の動向を踏まえながら、どうすればたくさんのピースを置けるか考えるのがポイント。

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他の色のブロックをまたぐような形でも、角同士が接していればもちろんオッケー。隙を突いて置けるエリアを広げていくのもこのゲームで勝つためのポイントの1つ。

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空きスペースに無駄なく大きなピースをはめ込める瞬間も気持ちいい。盤面と手持ちのピースをよく観察することがまず大事。そして、先の展開まで想像して考えられると、グッと有利に進められるでしょう。

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また、1マスのピースが1つだけあるのもポイント。これが命綱になって、ピースをつないでいけるきっかけになることもあります。とっておきのピースを、どのタイミングでどう使うか考えることも重要です。

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こうして順番に続けていくと、そのうちピースが置けなくなります。全員が置けなくなったら、スコアの計算。残っているピースのマスの数の分、マイナス点となります。上の写真の場合、4+5+5+5で、マイナス19点。ピースの数そのものは関係ないわけです。

こうしてスコアを比べて順位を着けます。もちろん、全て置けたら0点で優勝です。

説明書には2人対戦のために1人が2色担当するルールも載っていますが、2人対戦専用に作られた「ブロックスデュオ」という派生品もあります。2色担当ルールは変則的なので、2人で遊ぶときには「デュオ」のルールで遊ぶ方が楽しいようです。

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けれども「デュオ」は既に生産中止で入手困難。でも、上の写真のようにボードを14×14に区切るとデュオ版と同じ広さに。ピース構成は同じなので、「デュオ」と同じゲーム性で2人で遊べます。

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最初に置くのは隅ではなく、黒い目印をつけたところ。そこから先のルールは全く同じ。敵プレイヤーが1人である分、攻守のせめぎ合いがよりシビアになるように感じます。

2人でも4人でも、ルールはこの上なく簡単。ただし、どう考えればいいのか自分なりに見通しを立てるのはなかなか難しい。やるたびにいろいろな戦術を試して試行錯誤したくなるのがおもしろどころ。

今度はこうしてみよう…よし、うまくいったぞ…いや、あっちの方がよかったかも?……と、一喜一憂するのが楽しいゲームです。

(おわり)

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