「サイコロの振り方いろいろ」

ゲームをするとき、よく行うアクションの1つがサイコロを振ること。何気ないことではありますが、振り方によって進行のスムーズさや雰囲気が変わってきます。いくつかの振り方について、メリットとデメリットについて考えてみました。

1.普通に振る

ボード上やテーブルに直接振る方法です。最も普通のやり方です。

 道具がなんにもいらない
× テーブルの下に落ちたり、コマに当たってずれたりすることがある
× いまいち転がりが悪いときがある

何も必要がないのは、当たり前ですが利点。ただし、落ちたりコマにぶつかったりと進行を妨げることも。また、テーブルの素材によっては振った感触が硬く、転がりが今ひとつのときもあります。

2.ダイストレーに振る

お皿に振り入れる方法です。写真のは百均で買った鉢受けに、同じく百均のクッションマットを貼り付けて、やわらかく転がりやすくなるように作ったものです。最初から製品化されて売られているものもあります。

 転がしやすく、散らばり過ぎない
 次のプレイヤーにトレーごとサッと渡せる(または振る場所を固定できる)
× サイコロがふちに寄りかかって斜めに止まるときがある
× トレーから飛び出してしまうこともある

普通に振るのと比べて、ダイストレーを使った方が進行がスムーズになりやすいので頻繁に使うアイテム。ただし、フチで斜めに止まる場合や、トレーの外に転がしてしまう場合も発生。そうなったときの混乱を防ぐため、あらかじめ「そうなったときは振り直し」と確認してから使うようにしています。

3.ダイスローラーを使う

道具の名前として定番化されていないようですが、ここではダイスローラーと呼びます。透明の容器に入れて、容器ごと振る方法です。ただ、ガラスだと硬いし、素材によっては半透明で見づらいし…という問題も。いろいろ探してたどり着いた写真のものは、セリアで見つけたプラスチック系の容器。透明で硬すぎず、フタの裏にクッションっぽいのが付いているのもポイント。

 転がしそこなうことがない
 次のプレイヤーに渡すのがスムーズ
× サイコロが傷むかも
× 振るサイコロが固定していないゲームでは使いづらい

難点もありますが、進行のスムーズ度はかなりアップ。また、容器を握ってシェイクし、エイッ!とテーブルに伏せるアクションは、やっててなかなか楽しい。

伏せたときの音と衝撃への対策として、フタの表側にクッションマットを貼り付けています。これだと置いたときにパフッとなってショックがやわらぎます。

4.ダイスタワーを使う

ダイスタワーという、サイコロを振るために作られた道具があります。木製のもの、雰囲気あふれる装飾が施されたものなどいろいろありますが、私が持っているのは写真のようなシンプルなやつ。上の穴からサイコロを入れると、リズミカルに転がって出てきます。

 必ずよく転がって不正感がない
 コロコロ楽しい
× 道具としてやや大げさ
× ちょっと場所を取る

小気味良い音で転がるので、サイコロを振る楽しさがアップ。運を天に任せる雰囲気もより出てきます。


…というわけで、サイコロの振り方もいろいろ。もちろん普通に振ってもオッケーですが、そのときの状況によって使い分けるとより快適なゲームにつながります。

(おわり)