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月別アーカイブ: 2017年9月

「宇宙のハダカデバネズミ」─大人も手応えしっかり!全員協力型の戦略すごろく─

「宇宙のハダカデバネズミ」は、宇宙ステーションで働くデバネズミたちを天敵のヘビから逃がして脱出させる、全員協力型の戦略すごろく。箱には「7歳から」とありますが、大人でも手応えがあって考えさせられます。

2~4人でプレイできて、4人でのセット例はこんな感じ。手札を1枚ずつ配り、それぞれオープンにして置きます。

ハダカデバネズミたちが働く宇宙ステーションに天敵のヘビが侵入してきた!…という設定。というわけでゲームの目的は、4つのアイテムを集めて、ステーション中央にある脱出ポッドに全てのネズミを乗り込ませることです。

さて、自分の番にすることは、手札の内容に合わせてネズミやヘビを動かすこと。カードには動かすネズミやヘビの種類、また、それらを動かすマスの数が指定されていますが、動かす方向はプレイヤーが決められます。ハシゴのマスに止まるとステーションの内側に進めるので、よく考えて脱出ポッドに近づいていきましょう。コマを動かしたら新しいカードを引いて、オープンにして置き、次のプレイヤーに交代です。

こうしてネズミやヘビを動かしていきますが、全員が脱出ポッドにたどり着く前に起きてしまうとゲームオーバーになる条件があります。同じネズミが2回ヘビに噛まれたり、ヘビが先に脱出ポッドに着いたりするとアウト。ネズミが通風口から宇宙に放り出されてもダメ。コマの動かし方をよく考える必要があります。また、山札が尽きてもアウトなので、効率性も必要です。

コマを進め方が考えどころで、これがなかなかの手応え。例えば上の写真の例、カードの指示は「全てのネズミを2マス同じ方向に動かす」というもの。時計回り・反時計回り、どちらに動かしてもネズミが通風口のマスに止まって宇宙に放たれてしまうので、「詰んでいる」状態。

よく考えたつもりでも、こうした状況にしばしば陥る。何回かプレイしたところ、4つあるゲームオーバーの条件はどれも経験させられた。

このゲームの特徴は、各1枚の手札がオープンに置かれていること。つまり、この先ネズミやヘビがどんな風に動くか、先を見通せるというわけ。ここでこれをこう動かすと、次の次のプレイヤーのときにこうなるから……と、計画的に考えるのが成功へのポイント。

盤面全体に視野を広げて考えるのも大事。また、全員協力型ですから、みんなで検討できます。「これでいいよね?」「いや、こっちがこうなるから…」「そうか!」と、やりとりがかなり盛り上がる。考え方を共有できるので、自分の頭脳が人数倍にパワーアップしたような感じもしてくる。

自分の経験だけですが、2人プレイではあっさり一発クリア。うーん、簡単なのかな…と思っていたところ、4人プレイだと6回目でやっと成功。それもカードを最後まで使い切るギリギリのライン。結構シビアにデザインされているようで、大人もやりごたえあります。


さらに箱には、秘密の封筒も同梱。「3回成功してから開封するように」とのことなので、まだ2回しか成功してない自分は未開封。より難しく&面白くなる秘密が隠されているようです。

ルールはシンプルなので子どもも楽しめつつ、大人もしっかり楽しめる手応え。思考戦略タイプの全員協力型で、こういう絶妙な難度設定のゲームはかなり珍しいと思います。

(おわり)

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