「宝石ゴンゴン」─箱を叩いて狙った宝石をゲット!─

「宝石ゴンゴン」は、宝石がいっぱい乗った箱をハンマーで叩き、ほどよく宝石を落として自分の荷車を満たすゲーム。観察したりうまく力を調節したりして、宝石ゲットを狙うのが楽しいです。

箱の中身のメインはなんと言っても90個ある宝石。このゲームは箱も使うタイプで、こんな風にひっくり返した箱に宝石を全て乗せます。

さて、ゲームのセット例はこんな感じ。箱の側面をハンマーで叩いて上に乗った宝石を落としていき、自分の荷車カードを満たすのがゲームの目的です。ルールにはいくつか追加要素があるのですが、ここでは一番シンプルな遊び方をまず紹介します。

荷車カードは4枚1組となっていて、各プレイヤーは1組ずつ受け取ります。荷車に描かれたキラキラと対応する色の宝石で満たすと、その荷車はクリア。最初に4枚クリアした人が優勝です。(本来はシャッフルして4枚重ねて置いておきます)

自分の番にまずすることは、まさに宝石ゴンゴン。ハンマーで箱の横を叩きます。何回叩いてもオッケーですが、1つでも宝石が落ちたら叩くのをやめて、落ちた宝石の数をチェックします。

たくさん落としすぎると眠っているドラゴンが起きちゃう……という設定になっており、写真のように9個以上落としたときはアウト。落ちた宝石を全て箱の上に戻して次の人に交代です。宝石がいっぱい欲しくても、欲張りすぎてはダメというわけです。

落ちた宝石が1~8個の場合はセーフ。落ちた宝石と、一番上の荷車カードのキラキラとを見比べましょう。

同じ色の宝石は荷車に乗せます。透明の宝石はどの色として使ってもオッケー。マッチしない色と、ハズレである黒い石は箱の上に戻し、次の人に交代です。落とす数を調整しながら、欲しい色も意識して狙っていくのがポイント。観察と手先の使い方が大切です。

こうした流れを繰り返し、荷車カードを満たしたらそのカードはクリア。乗っている宝石は箱に戻し、クリアの証としてカードをひっくり返しておきます。次は新しく出てきた荷車カード満たしましょう。最初に4枚クリアした人が優勝です。

…と、ここまでが一番シンプルなルール。これに「仕事カード」という要素を追加できます。

9枚ある仕事カードはシャッフルして山札としておき、自分の番で荷車カードに宝石を置く前に山札上のカードの条件をチェックします。左上のカードは「落とした宝石が6~8個ならもらえるよ」、その下は「落とした宝石が偶数ならもらえるよ」という意味です。

他にもカードによって条件はいくつかありますが、それを満たしていたら裏向きにしてゲット。そこには透明宝石が描かれていて、荷車を満たすときに宝石の代わりに使えます。宝石を落とすときに、仕事カードの条件も意識して叩く要素が加わります。

さらなる応用ルールもあります。

応用ルールを加える場合は、自分の番の最初にサイコロを振りましょう。出た目によってハンマーで叩くときの条件が加わり、ちょっと難しくなります。上の例の「利き手と反対で叩く」の他にも、「目を閉じて叩く」「こぶしで箱を叩く」などなど、どれにもちょっぴり困らせられます。より慎重に&工夫して手先を使う必要がありそうです。

なにはともあれ、宝石ゲットを目指して実際にゴンゴン箱を叩くのがまずは純粋に楽しい。叩いたときに宝石がどう動くかは、物理法則に基づくはずですから考えどころ。ゴンゴンのシンプルな楽しさと、観察・予測・工夫の面白さが一体化したゲームです。

(おわり)