ゲーム紹介

#アクション

「ドラゴン・ディエゴ」─演技と観察のせめぎあいがあるビー玉はじき─

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「ドラゴン・ディエゴ」は、火の玉を模したビー玉を弾いて狙った的に入れるゲーム。ただ、自分の番以外でも得点のチャンスがあるのが特徴です。

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中身をセットするとこんな感じ。プレイヤーは順番に口から火を噴くドラゴンになって、火の玉を模した赤いビー玉を弾きます。

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自分の番で狙うのは、他のプレイヤーに見せないようにめくったタイルに描かれた宝物。上の写真の場合、弾いた火の玉が王冠のところに入れば得点になります。

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この場合は2つ入ったので2点。指先を慎重に使って狙うのが高得点への道。火の玉は3発ありますが、発射場所が少しずつ違うので全て命中させるのは大人でもなかなか難しい。

そして、火を噴いたプレイヤーが狙っていた的を明かす前に、他のプレイヤーにはすることがある。

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それは、火を噴いたプレイヤーがどの宝物を狙っていたか推理し、そのカードを出して発表すること。見事的中すると1点もらえるので、目線や指先の動きをよく観察しておく必要がある。他のプレイヤーの順番のときも、単なる待ち時間でないのがいい。

そういうシステムなので、ビー玉を弾くときの動作にも考えどころが出てくる。じっくり的を見て狙いたいところだけれど、ジロジロそればかり見てるとバレバレで、他のプレイヤーの得点につながってしまう。あえて目標から視線を外すことや、感情表現の演技が有効かもしれない。

もちろん見ているプレイヤーは、その行動が本当かどうかを察して判断してもいい。

演技とそれを抜見くこと、大人なら実生活の中で双方の必要がある場面、それぞれいくつか思い当たるだろう。

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箱のフチに乗ってるドラゴンのコマは、得点すると進めて順位がわかるようになっている。ゲームの内容に合わせ、各ドラコンが観客になっている演出がかわいい。

「行動の慎重さと正確さ×狙いを隠すための演技×それを見抜く観察力」ってなんだこれ、要素を書き出してみると大人向けにも思えてくるぞ。もちろん、対象年齢となっている5歳くらいの子から楽しめるゲームです。

(おわり)

「モンスターがすむ家」─相手と息を合わせて「ちょうどよさ」を体感する─

 

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「モンスターがすむ家」は、ペアで協力してモンスターを運び、穴に落っことすゲームです。このゲームの場合、運ぶというのは実際に物理的に運びます。

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中身はこんな感じ。ボードの中にいるオレンジ色のコマが運ぶべきモンスター。これを可動式のバーで挟んで迷路を移動させ、まん中の穴に落とします。

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2人ずつ順番に、隣り合わせたプレイヤーでこうしてバーを持ち、スライドさせてどんどんモンスターを移動させていきます。角まで進むと交代、ハイッハイッと小気味よく進めていくのがコツ。まん中の穴に落としたらモンスターカードをめくって新しいモンスターを出現させ、これを砂時計が落ちきるまで続けます。

時間が来た時点までに落としたモンスターの数が、2人共通の得点。相手と息を合わせて手を動かすのが高得点につながります。

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ただ、急ぐだけではうまくいかない。勢いをつけ過ぎるとこうしてモンスターが倒れてしまいます。この場合、スタート地点からやり直しになるので結構なタイムロス。素早く、でもちょうどよい手の動かし方が必要になってくる。

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こうして2人ペアを交代しながら進めていきます。上級ルールでは迷路のポイントカードが登場し、モンスターを運ぶ際に必ず通らなくてはならない地点が指定される。この場合、どのルートを通るか2人で相談することも重要になってきます。

知人はこのゲームをしながら「これは…なんか…仕事みたいだ!」と言っていました。「時間制限×相手と息を合わせる×素早く、ちょうどよく手を動かす×ルートの打ち合わせ」というゲームの要素を考えると確かにそうとも言える。もちろん基本的にはワイワイと純粋に楽しいのに、仕事のシミュレートになってるかもしれないのがすごいゲームです。

(おわり)

「ドブル・キッズ」─よく見て探してる、はずなのに…─

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「ドブル・キッズ」は、2枚のカードの中から共通に描かれている動物を探し当てるゲームです。カード同士にはある仕掛けがあり、言われてみれば単純なのにこんなに目や頭がグルグルするなんて!と思わされます。

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中身はこんな風にいろいろな動物が描かれたカードが30枚。仕掛けとは「どれかとどれか、2枚のカードを比べると、ひとつだけ同じ動物が描かれている」というもの。上の写真、試しにしばらくじっと見つめて、それぞれのカード同士で同じ動物を探してみると面白さがわかると思います。

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マニュアルにはこの仕掛けを生かしたミニゲームの遊び方が5種類載っています。上の写真はそのうち「5本の指」と名付けられたもの。プレイヤーそれぞれにカードを4枚ずつ配り、真ん中に1枚置きます。スタートの合図で自分のカードのうちどれかと、真ん中のカードと共通する動物を探します。

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見つけたらその動物名を言いながら真ん中のカードに重ねます。上の例なら「シマウマ!」。こうして全てのカードを出し切ったプレイヤーの勝ち。カードの間で視線を行き来させ、素早く見つけ出すのが大事。

真ん中のカードはどんどん変わり、真剣に見つめながらも「あっ…あっ…」と思っているうちに他のプレイヤーが次々に出していくこともある。そうしたもどかしさも楽しいのがすごい

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楽しいながらも、この手のゲームは実力差が出やすい。ゲームの楽しさを維持するためのハンデとして、始めの枚数を増やすのはすぐに思いつく。そのほか、真ん中のカードの場所を強い方のプレイヤーから遠ざけても、視線の移動距離が伸びてグッと難しくなる。

どんな方法にするかを相談することで、力の差があってもお互い楽しめる。もちろん、苦手な方のプレイヤーがハンデなしで何回も根気強く挑戦するのもいい。

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「ドブル・キッズ」はその名の通りこども向け版で、上の写真はオリジナル版の「ドブル」。「キッズ」はカードに動物の絵が6つ描かれているのに対し、「ドブル」はノンジャンルの様々な絵が8つ。当然こっちの方が難しいが、こどもでも歯が立たないほどではないので、どっちもありだと思います。

自分もそうですが、プレイした人に聞くと、みんな「調子よく連続で見つけられたり、急にさっぱり見つけられなくなったりする」と言うのが不思議。マニュアルの他のミニゲームも面白いのに加え、仕掛けを生かしたオリジナルの遊び方をいろいろ考えられそうなのも楽しいゲームです。

(おわり)

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