ゲーム紹介

*個人戦

「あの雲なあに?」─雲のタイルを並べて作る、お絵かき当てっこ─

「あの雲なあに?」は、雲タイルを並べて絵を描き、それが何かを当て合うゲーム。空に浮かぶ雲が何かの形に見えるときってありますよね。そんなシーンがモチーフです。

2~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。人数での違いはプレイヤーコマの数が変わるだけ。たくさん広がる白いものは「雲タイル」。これを並べて絵を作っていきます。

自分の番にまずすることは、お題カードを自分だけが見るようにして引くこと。カードにはある絵が描かれているので、それが何かが他のプレイヤーに伝わるように、絵の制作者となって雲タイルを並べていきましょう。

例えばこんな感じ。他のプレイヤーは何の絵かわかったら、早い者勝ちで答えを言います。

正解できたら得点ですが、間違っていたらその問題での解答権はなくなります。じっくり見て確実に正解したいけど、急がないと他の人に答えられちゃう。正確さと早さのバランスを取りながら、相手が何を描こうとしてるかよく見て考えるのがポイントです。

今回の正解はカタツムリ。雲タイルの形と数には限りがあるので、そっくりそのまま作るのは難しいかもしれません。でも、特徴を捉えて作れば伝わるはず。誰かが正解してくれれば制作者の得点にもなるので、うまくやりくりして表現するのがポイントです。

誰かが正解したら、正解者と絵の制作者のコマを1マスずつ進めます。全員が不正解の場合は、悲しいことに誰の得点にもなりません。こうして順番に制作者を回していきます。

この問題、あせって「太陽」と答えてしまったら間違い。

正解はヒマワリ。解答者はどのタイミングで答えるかがポイント。制作者は雲タイルをうまく組み合わせるのがポイントです。これ、なんとかヒマワリって伝わったでしょうか…。

こうして制作者を交代しながら進めていき、自分のコマを最初に10マス進めたプレイヤーが優勝です。

カードのお題は身近でやさしいものが多いので、慣れてきたらオリジナルのお題を自分たちで作ってもよさそう。大人なら「恋愛」「ストレス」といった抽象的なお題も面白いかも。

なんとか工夫して作った絵をわかってもらえる瞬間がうれしい。早い段階で先読みして正解するのもしてやったり。絵作りでお互いに通じ合うのが楽しいゲームです。

(おわり)

「ファイアドラゴン」─観察力と記憶力でドラゴンルビーを手に入れろ─

「ファイアドラゴン」は、自分のドラゴンを操って、火山から噴出されるドラゴンルビーをできるだけたくさん集めるゲーム。楽しい仕掛けがある火山の爆発の結果を、よく観察することが大切です。

2~4人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。各プレイヤーは自分の色を決めて、各色2つずつあるドラゴンコマを動かしていきます。

スタート時に配られる袋には、ドラゴンルビーと炭のかけらを3つずつ入れておきましょう。ゲームの最後に得点計算をするとき、ドラゴンルビーは得点になりますが、炭のかけらは得点になりません。

さて、赤プレイヤーになったつもりで進めていきましょう。自分の番では2つのサイコロを振ります。両方とも数字が出た場合、まずどちらかサイコロを選びます。そして、自分のコマのうちいずれかを、選んだサイコロの目だけ時計回りに進めます。

上の写真で出た目は2と4。そのうち、2の方を選んで、手前のコマを進めました。

もう1つの目は4。この数だけストックのドラゴンルビーを取って、まん中の火山の中に入れます。こうしてだんだん火山の中にドラゴンルビーがたまっていきます。

さて、次に回ってきた番では、各サイコロに1面ずつだけある、火山の目が出ました。

火山の目が出たら、いよいよ火山の爆発。火山は2段重ねになっていて、上の部分を持ち上げるとバラバラーッとドラゴンルビーが飛び散ります。これがなかなか派手で、気分が出ます。

 

もう1つのサイコロの目は4でした。2つのコマのうち、1つを4マス進められます。

動かし方の選択肢は、上の写真の矢印の2つ。ドラゴンルビーのあるマスにコマを移動させるとそれを手に入れることができます。ボードをよく見ると、どちらのコマを動かせばいいかわかるでしょう。しっかり観察して、どう動かせば有利になるか確認するのがポイントです。

 

ゲームが進んで、上の写真のような場面。この場合は選択肢が4つと、先ほどより多い。

もちろん、大人なら赤の矢印が一番よいのはすぐわかるでしょう。でも、箱には「5歳から」と書いてあるこのゲーム、小さな子にはちょっと難しいかもしれません。この場面でもよく状況を観察して、どうするのが最も有利なのか判断するのが大事です。

ドラゴンルビーのあるマスにコマを移動させる他にも、ルビーを手に入れる方法はあります。それは、他のプレイヤーのコマがあるマスに自分のコマを移動させること。

上の写真の場合は、黄色と緑のコマのいるマスに赤が入ってきたところ。赤のプレイヤーは、黄色か緑いずれかのプレイヤーの袋の中身を見ないように手を突っ込んで、1粒取ることができます。

袋の中にはルビーと炭が混ざっているはず。どっちの袋にしよう…? 自分の順位を上げるためには、また、ドラゴンルビーを取れる確率を上げるためには、これまでのドラゴンルビーや炭のかけらの移動を覚えておくことがポイントになってきます。誰がどれだけルビーや炭を持っているかを把握しておくと、有利に進めやすくなるわけです。

こうして進めていくうち、火山にドラゴンルビーを入れる場面でストックが足りなくなった時点でゲーム終了。袋の中のドラゴンルビーが一番多いプレイヤーが優勝です。

状況の正確な観察と、やりとりの記憶がポイントになってくるこのゲーム。ボードのデザインや火山の仕掛けにわくわくするのも楽しいゲームです。

(おわり)

「魔法のラビリンス」─見えない壁を探りながら進む、迷路の探検─

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「魔法のラビリンス」は、見えない壁を探り当てて避けながら迷路を進み、魔法のシンボルを集めるゲーム。一見何もないように見える迷路に秘められた仕掛けが楽しいゲームです。

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2~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。それぞれのプレイヤーコマはボードの四隅をスタートとして、迷路の探索が始まります。

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コマはただスタートマスに置くだけではありません。下部に磁石が仕込まれているので、ボードを挟んで下から鉄球をくっつけておきましょう。

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ゲームが始まったらまず、袋の中から魔法のシンボルのチップを1つ取り出します。ボードの各マスにはシンボルが描かれているので、同じシンボルを見つけ出してそのマスに置きましょう。コマをここまでを進めて、チップを手に入れるのが目的です。

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さて、自分の番では1~4までの目があるサイコロを振ります。出た目の数と同じマスの分、自分のコマを進めます。今回は3の目が出て進めたところ、特に何も起きませんでした。

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各プレイヤーが順番にコマを進め、再び回ってきた自分の番。チップを取るべくコマを進めると、何やら音がしました。見えない壁にぶつかってしまったようです。

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音がしたのは、下にくっついていた鉄球が落っこちてボードの下を転がっていったから。転がった鉄球は、4つの角のいずれかから出てきます。こうなってしまった場合、スタートマスに戻って再び鉄球を下にくっつけてやり直しとなってしまいます。

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この仕掛けの正体は、ボードを外すと出てくる地下迷路。ここにある壁が鉄球の妨げとなって、コマを進めたときに落ちたわけです。

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次は別のルートを通って、チップを無事に手に入れたいところ。どこに見えない壁があるのか、しっかり覚えておくことがポイントです。

誰かがチップを取ったら袋から次のチップを取り出し、新しい目的地となります。これを繰り返して最初にチップを5枚集めたプレイヤーが勝者です。

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見えない壁がどこにあるかは、他のプレイヤーの番でもだんだん明らかになっていく。自分の番以外のときに、集中力を切らさずよく見ておくことも重要です。迷路のルートが少しずつ頭に入っていって、ススッと壁を避けて進めると気持ちがいい。

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見えない壁は取り外しのできる木片でできています。説明書には迷路の例として簡単なものと少し難しいものとが載っていますが、オリジナルの迷路を作ることもできます。木片を抜いたり挿したりして、どんな迷路にするかあれこれ考えるのも創造性がありそうです。

ゲームのジャンルとしては記憶系ですが、仕掛けのアイデアで不思議な楽しさが湧いてくるゲームです。

(おわり)

「グースカパースカ」─確率計算や戦略思考が鍵になるジャンケン─

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「グースカパースカ」は、カードを使ったジャンケンで勝つともらえるコインを集める、2人専用のゲームです。ジャンケン…?と思うかもしれませんが、ちゃんと仕掛けがあって読み合いが熱いんです。

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箱の中身は12枚のカードと13枚のコイン。カードにはグー・チョキ・パーが描かれていますが、枚数に偏りがあります。

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また、グー・チョキ・パーのマークの下には、0~2枚のコインの絵があります。「グー・チョキ・パーのカードの枚数」「カードに描かれているコインの枚数」という要素が、ゲームを進める上でのポイントになってきます。

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さて、セット例はこんな感じ。カードは全てシャッフルして、5枚ずつ配ります。2枚は裏向きのまま脇に置き、ゲームには使いません。

勝負が始まったら、プレイヤーはそれぞれカードを1枚伏せて出し、2人とも出したら「せーの!」でめくってジャンケンをします。

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上の写真の場合、手前のプレイヤーが勝ち。場に出されたカードに描かれたコインの数の合計は3枚なので、ストックからコインを3枚手に入れます。

しかし、このゲームでは負けた場合も手に入れられるものがあります。それは、その勝負で場に出されたカードたち。それらを全て手札に入れて、次のジャンケンに臨めるわけです。

こうしてコインをたくさん手に入れるべくジャンケンを繰り返し、ストックからコインがなくなるまで勝負を続けます。

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というわけで、相手の出方を推理しながら、増減する手札の中から戦略的にカードを出していくことがポイント。もともとのカード構成は説明書にわかりやい一覧が載っているので、見えるように置いておくといいでしょう。

考えどころは、グー・チョキ・パーのどれを出すか、また、何枚のコインが描かれたカードを出すか。勝負が進むうちに相手の手の内がわかってきますが、あらかじめ2枚のカードは抜いてあるので、完全に読み切れるとは限りません。

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あいこになった場合は、それらのカードを場に出したまま次のカードを出していき、勝負が着くまで続けます。

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上の例では、3回目の勝負で勝敗が決まりました。場にあるカードに描かれたコインの合計枚数は7枚。一気に大量ゲットです。

ただし、場にある6枚のカードは全て相手の手札に行きます。次の勝負での選択肢の量という点では、不利になるかもしれません。あえて負けを狙ったり、あいこにしたくなったりする場面も出てくるかもしれません。

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手に入れるべきコインがストックからなくなったらゲーム終了。最後となる勝負に限り、取れるはずのコインがストックでは足りなくなった場合、足りない分は相手から奪うことができます。

つまり、コイン増減の意味合いで言うと1枚で2枚分の価値。結構な差がついていた場合でも、さっきのような大勝負になれば一気に逆転できる。最後まで気が抜けない展開も多々生まれます。

普通のジャンケンは全くの運ですが、このゲームの場合、カード構成やこれまでのカードのやりとり、今後の展望といった情報を基に考えると、かなりの考えどころが生まれてきます。確率計算と心理の読み合いを組み合わせ、有利な展開にするべく考えるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「わたしはだあれ?」─視覚・記憶・コミュニケーションの動物絵あわせ─

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「わたしはだあれ?」は、カードをよく見て探したり、質問をやりとりしたりして、動物を探すゲーム。特に小さな子にとって、視覚・記憶・言葉をさまざまに使いながら楽しむのにぴったりなゲームです。

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箱の中身は全てカード。裏が緑色のは「動物カード」で、それぞれ違った動物が描かれています。裏が青のは「子供カード」で、「動物カード」に対応する動物の衣装を着た子供が描かれています。16枚ずつで、全部で32枚となります。

説明書に載っている遊び方は2種類。セットの仕方は共通で、「動物カード」は裏向きの山札、「子供カード」は全て表向きに広げて並べます。

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ゲーム1は、スピード勝負のカードあわせ。1枚ずつ配られた「動物カード」の手札と同じ動物の「子供カード」を場から探し、見つけたらゲット。すぐに山札から次の「動物カード」を1枚取って手札とし、どんどんこれを繰り返します。大人からするとゲームと言えるか疑問かもしれませんが、これはまあ練習みたいなもの。

それでも、小さな子にとってはよく見て素早く探すのがポイント。また、絵あわせとは言っても、片方が「動物そのもの」であるのに対し、もう一方は「動物の衣装を着た子供」。全く同じ絵ではないところがこのゲームの特徴でしょう。「絵は違っていても意味は同じ」という認識をする練習になるわけです。

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また、筆者のアレンジですが、全てのカードを裏向きに広げてトランプの神経衰弱のように遊ぶこともできます。

当然ながら、見たことを覚えておくことがポイント。トランプと違って数字ではなく絵であること、また、組み合わせは必ず緑と青のカード同士になるのもヒントになることから、初めて神経衰弱を遊ぶ小さな子にもちょうどよさそうです。

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ゲーム2は、質問と回答をやりとりして探している動物がどれなのかを推理するコミュニケーションのゲーム。「答え役」は動物カードを1枚めくって自分だけが見えるように持ち、「質問役」はそれがどの動物を当てるべく、質問をします。

質問の仕方は、「はい」か「いいえ」で答えられるものに限られます。「しっぽの長さはどれくらいですか?」は聞けませんが、「しっぽは長いですか?」ならオッケー。ルールに適う言い方で、言葉をやりとりするのがポイントです。

また、やりとりの中で蓄積される情報を覚えておくのもポイント。「しっぽが長い」「肉食ではない」「小さい」ということは……と、明かされた情報をまとめて推理したり、それを踏まえてさらに絞り込むような質問することも重要です。

質問を繰り返す中、どの動物なのかわかった「質問役」は答えを発表し、正解なら1点獲得。「答え役」を交代してゲームを進めます。

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説明書には「答え役」は「はい」か「いいえ」で答えるように書いてあるのですが、やってみると「どちらとも言えません」「わかりません」と言いたくなる質問も出てくるので、私がやるときはこの2つの答えもオッケーにしています。ヒツジは大きい?ハリネズミは夜行性?といった場合です。

どの答えにするにしろ、「答え役」は聞かれた質問に対して適切に答えることが必要。ただ、実際のゲームでは「かわいいですか?」など、主観にかかわる質問が出ることもあります。答えが明らかになったあとに「えー、ブタってかわいい?」「いやいや、かわいいって!」と、感じ方の違いを知り合う機会が生まれることがあるのもおもしろどころ。

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絵柄がかわいく、カードが厚くてかなりしっかりしていることからも、小さな子ども向けとしてデザインされているのがよくわかります。とてもシンプルながら、いろいろな遊び方ができるゲームです。

(おわり)

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