ゲーム紹介

*全員協力型

「おばけ屋敷の宝石ハンター」─本気で探検気分になれる全員協力型─

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「おばけ屋敷の宝石ハンター」は、おばけ屋敷に忍び込んでおばけを倒しながら宝石を集める全員協力型のゲームです。いかにもこどもがワクワクしそうなテーマで、その期待を裏切ることなく、頭を使いながら協力する中でしっかりハラハラドキドキさせてくれます。

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基本と上級のルールがあり、それぞれ2~4人で遊べますが、4人で基本ルールでおこなう場合のセット例はこんな感じ。人数によって変わるのは、手前に見えるコマの数だけです。

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おばけ屋敷の廊下や部屋を移動し、オレンジ色の宝石タイルを取っていきます。

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自分の番でまずするのは、数字サイコロを振ること。数字の隣におばけの絵が描かれている場合は、おばけカードをめくらなくてはいけません。そして、おばけカードのアルファベットと同じ部屋におばけを1体増やします。

数字サイコロにおばけの絵がないのは6だけ。そして13枚のおばけカードのうちアルファベットがないのは1枚だけ。つまり、ほとんどの場合おばけは増えていきます。

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次のするのは、自分のコマの移動。出た目の数までなら廊下や部屋のマスをいくつでも進めます。出た数を上限に都合のいいところで止まることもできるわけです。その時の状況に合わせて、何がベストか考えて行動する必要があります。

そして、部屋に宝石があったら背中にゲット。一度に2つ以上は持てませんから、一度屋敷の外に出て降ろしてこなくてはいけません。

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こうして全ての宝石を運び出し、かつ、全員のコマが無事外まで脱出できたらプレイヤー全員の勝利です。しかし…

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おばけはかなりのスピードで増えていきます。そして、同じ部屋におばけが3体出現すると、合体して赤い悪霊に変身。

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悪霊が6体出現したら、屋敷は完全に呪われてしまうのでしょうか、プレイヤー全員が負け。おばけや悪霊はどんどん増えていくので、宝石を運びつつ、おばけも倒さなくてはなりません。

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おばけがいる部屋に止まると、戦うことができます。対決サイコロを振って、おばけの目が出たらおばけを1体倒せます。

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もし他のプレイヤーが同じ部屋にいたら、一度に振れる対決サイコロは2個に増えます。うまくすればいっぺんに2体のおばけを倒せます。こうしたところにも、プレイヤー同士が合流するか分散するか考えどころが生まれます。

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悪霊になってしまっても倒すことはできます。さすがに悪霊は強いのか、プレイヤーが1人では対決できませんが、同じ部屋に2人いればオッケー。対決サイコロを2つ振って、1つでも悪霊の目が出たら退治成功です。

こうして全員でミッション成功を目指し、おばけ退治と宝石運びを繰り返します。両方のバランスをとりながら進めないと成功は困難。それぞれのプレイヤーの取れる行動の選択肢がいろいろあるので、どうしたらいいか相談しながら進めるのが成功へのポイント。

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結構きつい展開になることも多いので、おばけカードをめくらないでいい6が出ると全員で「よしっ!」と盛り上がる。サイコロ運を共有して、一体感も高まります。

上級ルールでは宝石を取る順番が指定されたり、扉が閉まって行き来できなくなるなど、難しい要素が追加。大人でもかなり手ごたえが出てきます。もちろんこどもでも基本ルールをクリアして挑戦すれば、さらなる戦略性や相談が生まれるはず。「どうしよう!」「こっちは任せて!」「じゃあ頼む!」といった言葉が常に飛び交うゲームです。

(おわり)

「スティッキー」─物理の限界にも挑めるバランスゲーム─

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「スティッキー」は、束ねられた棒を崩さないよう、慎重に抜いていくゲームです。バランス棒抜きと言えば「ジェンガ」が有名ですが、それとはまた違った考えどころのあるゲームです。

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中身をセットしたところはこんな感じ。3色の棒を木の輪で束ねて立てます。

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自分の番では赤・青・黄色のいずれかの目が出るサイコロを振り、その色と同じ棒を抜きます。上の写真はゲーム開始当初、まだまだ簡単です。

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しかし、抜いていくうちにだんだんバランスが崩れていきます。抜いた拍子に束が崩れて木の輪が下についてしまったら、その人の負け。束をよく観察して、手先を慎重に使って安全そうな棒を抜くのが基本戦略です。

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逆に言えば、完全に崩れなければオッケーなので、場合によってはわざとバランスを崩すように抜くのも勝利への道かもしれません。ただ、上の写真のように崩れてしまうと負けですから、積極的に攻めるか、慎重に守りに入るかは考えどころです。

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3色の棒は太さが違います。崩してしまった人は負けですが、その他の人は棒の色によってもらえる得点を計算して順位を競います。黄色は1点、赤は2点、青は3点。抜くときの危険性の高さと得点は比例していると言っていいでしょう。

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ゲームが進んでくると、サイコロで出た色の棒を抜いたら危ないと感じる場面に出くわすこともあります。その場合、すでに抜いた同じ色の棒を支払えば、棒を抜かずに次の人の順番に回すことが可能。崩れる危険を承知で抜くか、得点が減ることを受け入れて回避するか、ちょっとした考えどころです。

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誰も崩すことなく、残り3本になったときも得点計算に移ります。このゲーム、ここが物理的な限界だからです。

となると、限界まで行けるか試してみたくなる気持ちも湧いてくるというもの。得点を競うのではなく、プレイヤーみんなで残り3本まで抜き切ることを目標にすれば、全員協力型のゲームにもなります。ここまで行くのは意外と難しいので、「この棒いけるかな?」「それはまずいでしょ!」と、やりとりが生まれるのもおもしろどころ。

基本ルールで競うのも楽しく、全員で限界に挑むのもまた面白い。することはシンプルなので小さなこどもから楽しめつつ、意外と考えどころもあるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「赤ずきん」─こどももできるシンプルさ、けど大人でも難しい協力型ゲーム─

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「赤ずきん」はオオカミより早くおばあさんの家に着くべく、プレイヤー全員が協力するタイプのゲーム。童話をモチーフにしていて、パッケージが本に見立てたデザインなのもかわいいです。

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中身のセット例はこんな感じ。このゲーム、プレイヤーがすることは、ほぼ「次のカードをめくるかどうかの判断」だけ。ただ、かわいいモチーフに反して、ミッションを成功させるのは結構難しいです。

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説明書で「お花あつめ」と名づけられている小さなセットを繰り返していくこのゲーム。セットのはじめに、まず山札の一番上のカードをめくります。そして、出てきたカードで咲いている白い花の数だけ、「お花あつめトークン」を裏側のまま乗せます。上の写真の例だと2つ。

ここで手番プレイヤーは「次のカードをめくるかどうか」の判断をします。ここではめくることにしてみましょう。

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4のカードが出てきました。さて、ここで数字比べをします。

比べるのは、「ここまでに並んでいるカードの枚数」と「今めくったカードに書かれた数」。写真では目印に置いた白いペンの先の数字を比べることになります。この場合、後者の方が大きいですよね。このときはセーフとなり、次のプレイヤーがさらにカードをめくるかどうかを判断します。ここではめくることにしましょう。

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出てきたカードは2なので、数字比べは同じ。この場合もセーフとなり、次のプレイヤーがまためくるかどうか決めます。ここではもうめくらないことにしましょう。

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その場合、カードに乗ったトークンをめくります。トークンの表には花か石が描かれていて、花の数を確かめます。上の写真では3つ。

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セットはこれで一区切り。赤ずきんコマを花の個数だけ進めます。また、セットの区切りではオオカミコマも必ず1マス進みます。

さて、ではちょっと時間を巻き戻します。めくるのをやめずに続けていたらどうなったか、見てみましょう。

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出てきたカードは1。数字比べではめくったカードの数字が小さくなり、判定はアウト。トークンをめくらずにセットはおしまいとなり、赤ずきんは進めず、オオカミだけが進みます。実際のゲームでは、欲張りや不運でセットが失敗することも結構ある。

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一度使ったカードとトークンは伏せて別の場所に置いておく。セットを繰り返す中でそれぞれ足りなくなったら、再びシャッフルして使いなおします。カードもトークンもぐるぐる回るわけです。

実際にやってみると、手堅くやろうとすると赤ずきんの進みが遅く、運に賭け過ぎてもセットが失敗して進めないままならなさがある。なんだこれ、毎セット1マスずつ進んでくるオオカミのルートは赤ずきんルートと比べてマスが少ないので、やたらと早く感じられる。

ただし、カードをめくるかどうかの判断は、運まかせだけではありません。カードとトークンの内容構成は上の写真のように一覧表としてまとめられています。つまり、すでに出てきたカードやトークンを覚えて把握することで、残りの内容がどんなものか、ある程度予想できるというわけです。

出てきたカードやトークンの情報をもとに、めくるか否かを決めていく。…それにしても、やっぱりオオカミ早くないか?

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コマを進めていくと、あらかじめ裏向きシャッフルで乗せておいた「?」マークのタイルのマスが4か所。赤ずきんかオオカミがそのマスまで進んできたらめくって確認。4か所のうち1つがおばあさんの家で、赤ずきんが先に到着したらミッション達成です。

数ゲームやってみたけど、オオカミがどんどん進んで全く勝てない。これ、ほんとにクリアできるのか?と疑問に思いながらも、繰り返すうちにコツをつかんで、カード構成の把握がだんだんできるようになる。少しずつ勝てそうな見込みがもてるようになり、10回目くらいでやっと勝利。

始めは勝ち方がさっぱりわからないくらいの難しさだが、何度もやることで「ん?そういうことか…」と徐々に判断の精度が上がっていくのが楽しい。めくるかどうかの判断は順番が回ってきたプレイヤーがするけれど、「この場合は行けるでしょ!」「ここ、慎重に行っとこうよ」と他のプレイヤーの意見も自然と飛び交うのが面白い。

やることはめくるかどうかを決めるだけなので、慣れないうちはとりあえず適当な判断でもいい。ただ、適当だけではおそらくクリアできないゲームバランス。ゆえに「どうしたらうまくいくんだ?」と知性を刺激されるのが楽しいゲームです。

(おわり)

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