ゲーム紹介

#思考・戦略

「コードネーム:デュエット」─ヒントを出して言葉を見つけ合う協力型─

「コードネーム:デュエット」は、相手にヒントを出して、答えである言葉を伝え合うゲーム。全ての答えを見つけるために、協力しあって頭をひねるのがおもしろどころです。

基本的には2人でプレイするゲームですが、2チームに分かれれば何人でも遊べます。セット例は上の写真のような感じで、何人プレイ時でも同じです。

まん中に広がっている、言葉が1つずつ書かれたカードは、「ワードカード」。箱の中に200枚ある中からランダムに取って、25枚並べます。言葉は両面刷りになっているので、全部で400ある中から並べることになります。

また、その右隣に立っているのが「キーカード」。

「キーカード」には、緑・黒・ベージュの四角が5×5で載っていて、両面刷り。立ててあるので、相手側の四角の並びがどうなっているかはお互いにわかりません。

「キーカード」の四角の色は、並べられた「ワードカード」に対応すると考えてください。

さて、このゲームの目的は、「ヒントを出し合って、自分側に見えている緑のワードカードを全て、お互いに相手に選ばせる」というもの。ヒントを出す回数には制限があり、また、選ぶと即刻ゲームオーバーとなるNGワードもあるので、注意が必要です。

ゲームは「ヒント役」と「選び役」を交代して進めていきます。

「ヒント役」がすることは、「【単語】、【数】枚」というフォーマットでヒントを言うこと。相手に正しく選ばせるべく、緑カードの言葉に関連のある【単語】を考えて、それとあわせて選ぶべき枚数を伝えます。

上の例では「農園」と「ダイコン」という緑カードを伝える意図で、「野菜、2枚」とヒントを出しました。

選ぶべき緑カードは、お互い合わせると15枚。ただし、ヒントを出せる回数は合計で9回までというのがルール。1回のヒントで複数枚を選ばせることも狙っていかないと、成功できません。カードをよく見て、共通の要素となるヒントを考えて伝えるのがポイントです。

今回はうまく意図が伝わって、相手が農園とダイコンを選んでくれました。正解したカードには緑のタイルをかぶせましょう。ヒント回数の目印となるチップを相手が取ったら、役割交代です。

相手が出してきたヒントは「桃太郎、1枚」。うまくヒントを出せる自信がないときは、堅実にやる必要もあるでしょう。「鬼」のカードを選んで正解できました。「選び役」では、相手の意図を汲んで推理するのがポイントです。

再び回ってきたヒント役。「ケーキ」「ビスケット」「バレンタイン」を一気に選ばせるために、「お菓子、3枚」というヒントを考えてみました。でも、そのヒントは「ポテトチップス」にも関連があります。「ポテトチップス」は黒カード。これは、選ばれたら即刻ミッション失敗となるNGワード。このヒントは危険です。

ならば「甘いお菓子、3枚」とヒントを出したいところですが、ヒントに出せる言葉は【単語】でなければならないのがゲームのルール。「甘い+お菓子」と2語になってしまうので出せません。

うーん、でも、うまく伝えられるヒントはないものか…。効率よく伝えるべく、緑カードに関連しつつ、黒カードをはずすヒントを考えるのが頭のひねりどころ。今回の場合「スイーツ、3枚」だったら、きれいに伝わりそうです。

こうしてヒントを出して、交代して選んで…を繰り返し、9回までのヒントで15枚の緑カードを選べたらミッション成功、というわけです。

ここまでの進行例は「非常にうまくいった場合はこうなります」という感じで、実際のプレイではこんなにうまくいかないことの方が多い。妻との初プレイ時には、5回やっても成功できず…。

よいヒントを出そうと考えると、頭の中に言葉がたくさん駆け巡る。それでも思った通りに伝わらないこともしばしば。もちろん、相手の意図を読みきれないことも同様です。

その分、うまく通じ合ったときの嬉しさはひとしお。ルールという制限がある中で、お互いに伝え合うもどかしさを超えて成功を目指すのが楽しいゲームです。

(おわり)

「ピタンゴ」─カードの言葉にハマる言葉を見つける、早出ししりとり─

「ピタンゴ」は、カードの言葉と自分で考えた言葉を組み合わせ、カードを出しながらしりとりをしていくゲーム。頭の中をいろんな言葉がどんどん駆け巡ります。

箱の中身は全てカードで、メインとなるのはこの「お題カード」。100枚あって、それぞれに形容詞や様子を表す言葉が書かれています。

さて、ゲームは3~10人でプレイできて、セット例はこんな感じ。「お題カード」は手札として7枚ずつ配り、残りは山札とします。

このゲームに「自分の番」はなく、早い者勝ちで進めていきます。ゲームの目的は、しりとりをつなげながら全ての手札を早く出し切ること。ランダムに最初の文字を決めたらゲーム開始です。ここでは「た」としましょう。

手札を出すルールは、「手札の言葉につながる言葉」かつ「しりとりとしてつながる言葉」を言いながら、その手札を出すというもの。こうして説明するとわかりづらいですね。この手札から何が出せるか、実例でいってみましょう。

「た」で始まる言葉を見つけるこの場面、ここでは手札の「毎日使う」を、「毎日使うタオルと言いながら出せる、というわけ。

今度は「る」。早い者勝ちなので「回るルーレットと、続けて出すこともできます。手札としりとりの両条件を満たすべく、どんどん言葉を思い浮かべていくことがポイント。頭の中をぐるぐる言葉が浮かんでは消えていきます。

出せる言葉を考えている途中で他のプレイヤーに出されると、また別の言葉を思い浮かべる必要が。素早い頭の切り替えも必要です。

続いては「と」。他のプレイヤーが「毒のあるトマトと言ってカードを出しました。毒のあるトマト……? そんなのあるかな?

そういう時に使えるのが各プレイヤーが持っている「イエローカード」。手札の出し方に物言いをつけるときは、このイエローカードを掲げます。半数以上のプレイヤーが掲げたら、その出し方は不可。手札を引っ込めましょう。それはないよとダメ出ししたり、いやいやそんなことないと説得したりと、はっきりした基準がない分、判定のやりとりも面白かったりします。

「でも…今の手札じゃ全く思い浮かばないよ!」というときもあるでしょう。そういう場合は、手札を1枚捨て札にして、山札から2枚新しいカードを補充できます。手札が増えるリスクを踏まえつつ、上手に活用しましょう。

こうしてどんどんカードを出していき、最初に出し切ったプレイヤーが優勝。ゲームが終わる頃には、頭使ったなーという感覚になります。ちなみに個人的には結構苦手で、最初にプレイしたときにはカードを1枚しか出せませんでした。

そうしたときに、初期手札の数を調整してハンデをつけやすいのもいいところ。おなじみのしりとりのアレンジ版として、ちょっと違った頭の使い方をするのが楽しいゲームです。

(おわり)

「サウンドカルテット」─動物の鳴きまねでにぎやかにカード集め─

「サウンドカルテット」は、他のプレイヤーからカードを集めて、同じ動物のカードを4枚揃えた組数を競うゲーム。ドイツでポピュラーなゲーム「カルテット」のアレンジ版で、ブヒブヒだのコケコッコーだの、このバージョン独特の楽しいにぎやかさがあります。

箱の中身は全てカード。大きく分けて2種類のカードがあり、上の写真は「動物カード」。13種類の動物がそれぞれ4枚ずつ。ゲームの目的は、同じ「動物カード」の4枚組をたくさん集めることです。

このゲームではプレイヤーそれぞれが「ある動物役」になります。それを決めるのが上の写真の「役割カード」で、6種類が1枚ずつ。ゲームの始めに各プレイヤーが1枚ずつ取り、その動物役となります。

さて、ゲームは3~6人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。7枚ずつ「動物カード」を配り、残りは山札です。

自分の番ですることは、他のプレイヤーに自分が欲しい「動物カード」を持っているか尋ねること。上のような手札の場合、あと2枚カエルが集まれば4枚揃うので、手に入れるべく尋ねてみましょう。

その尋ね方にルールがあります。それは「尋ねる相手の役割の鳴き声+欲しい動物の鳴き声」というもの。サル役にカエルのカードを持ってるか尋ねるときは、「ウッキー!ケロケロ?」となるわけです。

尋ねられたプレイヤーはそのカードを持っていたら、正直に1枚差し出します。尋ねた側はゲット成功、自分の番はさらに続き、誰かに何の動物を持っているか再び尋ねることができます。同じ相手に聞くのもオッケーで、同じ動物を聞くのもオッケーです。今度はフクロウ役にカエルを持っているか聞くことにしてみましょう。

今度は「ホーホー!ケロケロ?」。尋ねられたプレイヤーがそのカードを持っていない場合、「ブーッ!」と答えます。尋ねたプレイヤーは山札から1枚取って手札とし、次のプレイヤーに交代です。

こうして、ヒヒーン!ニャーニャー?、ワオーン!ブヒブヒ?などと言い合いながら、ゲームが進んでいきます。そのやりとりがにぎやかでまず楽しい。

でも、そのにぎやかさの陰には考えどころも。カードのやりとりをよく聞きよく見ておくと、次に順番が回ってきたときに有利に質問できる。「ウマのところにはヒツジが3枚あるはず…」と、やりとりを覚えておくことで、カードを集めやすくなります。

見事に4枚集まったら、「タッタラー!」と宣言し、集めた動物の鳴きまねをしながら場に出しましょう。1点獲得し、次のプレイヤーに交代です。

こんな風に続けて、手札がなくなったプレイヤーが出たタイミングでゲームは終了。その時点で一番多い得点のプレイヤーが優勝です。

動物の鳴き声がポイントになるので、ゲーム前に全員で確認するとよいでしょう。メーメー、パオーンあたりはいいとして、ロバや魚の鳴き声ってなんだろう?わいわい言いながら、楽しくルールを共有する機会にもなります。

普通のカルテットと異なり、山札があったり、自分が持っていないカードでも質問できたりと、ちょっとゲーム性が違うのも新鮮。他のプレイヤーの動向をよく観察・記憶して、「…ってことは、…ははーん!」となるのも楽しいゲームです。

(おわり)

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