ゲーム紹介

#思考・戦略

「マジック×マジック×マジック」─みんなで記憶と知恵を出し合って、おばけから逃げろ!─

「マジック×マジック×マジック」は、みんなで記憶や知恵を出し合って、追いかけてくるおばけに捕まらないように逃げる、全員協力型のゲーム。プレイヤー同士、ああだこうだ言い合うのが盛り上がります。

2~6人でプレイできて、6人プレイ時のセット例はこんな感じ。

ある夜、真夜中の魔法市場へとこっそり抜け出てきた魔法学校子どもクラスの生徒たち。珍しい魔法のアイテムに目を奪われるのはいいのですが、子どもたちに気づいたおばけが捕まえるべく追いかけてきます…!

というわけで、ボード上のコマを協力して進め、おばけに捕まる前に全員を左上の魔法学校へ戻すのが目的です。

自分の番にまずすることは、3つのサイコロを振ること。そして、ボード周囲の丸タイルをめくります。上の写真では、サイコロと丸タイルの絵柄が一致していません。この場合、丸タイルを伏せて自分の番はおしまいです。

サイコロと丸タイルの絵柄は対応しています。サイコロを振って出た絵と、めくった丸タイルが一致するようにめくっていきましょう。

サイコロの絵と同じ丸タイルをめくると、さらに1枚めくれます。それも同じだったらもう1枚。最大で3つの絵が揃うことになります。

そして、揃った数だけコマを進めます。再びタイルを伏せて、次のプレイヤーの番……という流れで進めていきます。

ゲームの目的は、魔法学校に戻る順番を競うのではなく、全員が無事に戻ること。ですから、どこが何のタイルなのか記憶を伝え合って進めていけばオッケー。タイルをめくったり伏せたりするうちに、だんだん場所が明らかになっていきます。

プレイヤーの順番が一周するごとに、時計が進みます。おばけのいるマスに描かれた矢印の数だけおばけコマを進めましょう。誰か1人でもおばけに捕まったら全員の負けです。

マスに描かれた矢印の数は、ご覧の通りだんだん増えていく。つまり、おばけは加速するわけです。丸タイルの場所はだんだんわかってきますが、おばけも速くなるので追いつかれてしまうかもしれません。

さらに、サイコロに1面だけあるおばけが出た場合もおばけは1マス進みます。加えて、丸タイルに2枚潜んでいるおばけをめくった場合も、おばけは1マス迫ってくる。おばけは結構速いので、もたもたしてるとあっという間に誰かが捕まってゲームオーバー。

ただし、プレイヤーたちは子どもとは言え、一応は魔法使い。ちょっとは魔法が使えます。左側にある「魔法のポーション」を使うと、好きなコマを1マス進められます。右側の「サイコロの魔法」を使うと、振ったサイコロを振り直すことができます。3つずつあって、いつでも誰でも使えます。タイミングを考え、相談して使うのがいいでしょう。

また、サイコロにも「魔法のポーション」の目が1つだけあって、好きなコマを1マス進められます。どのコマを進めるか、状況をよく考えて使うのもポイント。

タイルは全部で18枚。めくったはずのタイルでも、忘れてしまうこともしばしば。でも、他の人が覚えているかもしれません。どこだっけ?なんだっけ?と、やりとりして協力するのが大事です。

上手に進めていくうちに、いよいよコマが魔法学校の階段に差しかかります。入り口から中に入れば無事に戻るのに成功です。しかし、時刻は真夜中。魔法学校の寄宿舎ではみんな静かに寝ています。ここで声を立てるわけにはいきません。

…というわけで、自分のコマが階段にいるときには、誰も丸タイルの場所を教えることができません。最後の最後は自分の記憶だけを頼りに、コマを進めなくてはいけません。教えてもらうのに甘えてばかりいたら、痛い目に遭うわけです。

無事に全員戻れば成功ですが、おばけもグイグイやってくるので結構難しい。テーマにドキドキ感があって、記憶のコミュニケーションが自然と盛り上がりつつ、最後の場面ではスパイスが効いているのも楽しいゲームです。

(おわり)

「ストーンエイジジュニア」─記憶+計画のアイテム集めで家を建てよう─

「ストーンエイジジュニア」は、石器時代の子どもたちとなり、アイテムを集めて家を建てるゲーム。記憶に加えて、戦略や機転もポイントになってきます。

2~4人でプレイできて、4人でのセット例はこんな感じ。プレイヤーコマは最初、ボード中央のマスにセットします。

ゲームの目的は、誰よりも早く家タイルを3つ手に入れること。家タイルを入手するためには、マンモスの牙・矢じり・魚・果物・壺といったアイテムが必要です。右の家が欲しければ「マンモスの牙+矢じり+壺」、まん中の家なら「矢じり+魚+果物」、左の家なら「マンモスの牙を2つ」というわけ。

さて、自分の番にまずすることは、ボード周囲に裏向きで並ぶ丸タイルを1枚めくること。上の写真の場合、サイコロの3の目が出てきました。

このようにサイコロの目が出た場合は、自分のコマを時計回りでその数だけ進めます。めくったタイルはそのまま表にしておきます。

止まったマスにあったのは果物。マスごとにアイテムが決まっていて、止まった場合はそこにあるものを入手できます。

めくった丸タイルにアイテムが描かれていた場合、コマをそのアイテムのあるマスに直行。もちろん手に入れることもできます。

こうして移動やアイテム入手を繰り返すうち、家のマスに止まることがあります。このときこそ、家タイルを手に入れるチャンス。3つの家タイルのいずれかに描かれたアイテムと同じものを持っている場合、家タイルと交換して手に入れることができます。上の写真では、マンモスの牙・矢じり・壺を持っているので無事に家タイルをゲットです。

交換したアイテムは元のマスに戻し、自分のベースに家タイルを建てましょう。そして、手に入れた家タイルの下に積んであった家タイルを表向きにします。新たなものが登場するというわけです。こうして家を3つ建てたら優勝です。

また、家のマスに止まったとき、必ずしなくてならないことがあります。それは、表向きになっている丸タイルを裏返すこと。そしてそのあと、どれか2つを入れ替えること。裏返すことによって再び丸タイルをめくれるようになるので、どれがどのタイルか覚えておくと自由にマスを移動できることも増えるはず。また、入れ替わったタイルを把握しておくことも大事でしょう。

家を建てるには、家タイルを手に入れる計画を立て、記憶を生かしながら効率よくアイテムを入手する必要があります。

単にアイテムを手に入れるだけではないマスもあります。それは「交換所」のマス。ここに止まった場合、手持ちのアイテムと交換所にあるアイテムとを交換できます。交換ですからアイテムの数は増えませんが、交換個数に制限はないので、うまく活用するといいでしょう。

また、「犬」のマスもあります。ここに止まった場合、横にある犬タイルを1枚入手。犬タイルはジョーカーのような役割を果たす便利者。家タイルを手に入れるとき、任意のアイテムの代わりとして使うことができます。

ただし、デメリットもあります。他のアイテムの場合、空っぽのマスに止まったときは単に入手できずに終わるのに対して、犬だけはタイルがなかった場合、他のプレイヤーから奪うことができます。便利ですが、取られちゃうリスクもあるわけです。

見えている家タイルを意識して、まずは記憶を元にアイテムを入手するのが基本路線。さらに、他のプレイヤーのアイテム入手動向にも留意しつつ、時には交換所や犬を活用して効率アップ。

「あの家がほしいから、まずはこのアイテムを取って、そのあと家のマスに行って…」と、目的を達成する流れを計画して、実行する必要があります。ルールはシンプルで箱では5歳からとなっていますが、見通しを立てて考える面白さのあるゲームです。

(おわり)

「あわてんぼ魔女」─サイコロの条件通りにコマを動かして、鍋の中を探そう─

「あわてんぼ魔女」は、魔法の薬を煮込んでいる鍋の中から、足りない材料を見つけ出すゲーム。難しさの調節ができ、だんだん頭がこんがらがります。

2~4人でプレイできて、何人でもセット例はこんな感じ。ボード上にある大きめの丸タイルが鍋で、その中では材料がぐつぐつ煮えています。

まずは基本ルールでのプレイ例を紹介しましょう。自分の番にすることは、カップの中でサイコロを転がし、それをひっくり返して目を出すこと。出した瞬間、他のプレイヤーは声を揃えて説明書に載っている「魔法の呪文」を唱えます。時間にすると15秒くらいかかるでしょうか。

唱え終わったらサイコロにカップをかぶせて隠します。それまでの間にサイコロの目を覚えなくてはならないわけですが、この基本ルールではサイコロは1個なのでとりあえずは簡単ですね。

そして、心の中で魔女のコマをサイコロの目の数だけマスを進ませ、コマの前にある鍋をのぞき込みます。この魔女はおっちょこちょいなので、鍋の中に材料を1つ入れ忘れてしまっています。その入れ忘れを探しまょう。

上の写真ではわかりやすいように、鍋を1つと入っているべき10種類の材料チップを取り出してみました。10種類の材料のうち、まん中の鍋に足りないものが1つあるはずです。

鍋をひっくり返すと正解が載っています。この場合は靴下。これを正答できれば1点もらえるというわけです。答えを言ったら、全員でサイコロの目の通りにコマを動かして鍋を確認し、正解かどうかチェックしましょう。

サイコロを振る役を交代しながら、全員が4回その役をおこない、得点の多かった人が優勝、というわけです。これが基本ルール。

さて、ここからが本番。このゲームには追加用のサイコロがいくつか用意されています。緑のサイコロを入れると、コマを動かす向きが指定されます。水色のサイコロを入れた場合は、コマが止まった場所から、前後どちらの鍋を探すのかが指定されます。

これらのサイコロを増やして振って、上の写真のように出てきたとしましょう。心の中で操作すべきは「コマを反時計回りで5マス動かして、その後ろ側にある鍋の中を探す」というもの。まずはこれを呪文が唱えられる約15秒の間で覚えましょう。そして、プログラムを実行するように正しく処理しなくてはなりません。

さらなる追加要素もあります。それは、フェクスというキツネとオレンジのサイコロ。これらを追加して、オレンジのサイコロで月のマークが出た場合は、魔女ではなくフェクスを動かします。

ただし、フェクスはあまのじゃく。進む方向も、コマの向きも、探す鍋の前後も反対になるんです。

上の写真のようにサイコロが出たとしましょう。この場合、心の中で操作すべきは「フェクスを反時計回りに後ろ向きで3マス動かして、その後ろ側にある鍋の中を探す」というもの。

探すものも魔女の場合と違います。鍋の中には材料のうちどれか1種類が2つ入っているので、フェクスの場合はそれを見つけましょう。

この鍋だったら、答えはリンゴの芯。こうして文で書くとまだわかりますが、実際にコマを動かすところからやってみるとかなり混乱。サイコロの目を覚えて、するべき処理を理解して、正確に実行することが重要です。

テーマこそファンタジー風ですが、やってることはプログラミングっぽいのが意外なゲームです。

(おわり)

「ファイアドラゴン」─観察力と記憶力でドラゴンルビーを手に入れろ─

「ファイアドラゴン」は、自分のドラゴンを操って、火山から噴出されるドラゴンルビーをできるだけたくさん集めるゲーム。楽しい仕掛けがある火山の爆発の結果を、よく観察することが大切です。

2~4人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。各プレイヤーは自分の色を決めて、各色2つずつあるドラゴンコマを動かしていきます。

スタート時に配られる袋には、ドラゴンルビーと炭のかけらを3つずつ入れておきましょう。ゲームの最後に得点計算をするとき、ドラゴンルビーは得点になりますが、炭のかけらは得点になりません。

さて、赤プレイヤーになったつもりで進めていきましょう。自分の番では2つのサイコロを振ります。両方とも数字が出た場合、まずどちらかサイコロを選びます。そして、自分のコマのうちいずれかを、選んだサイコロの目だけ時計回りに進めます。

上の写真で出た目は2と4。そのうち、2の方を選んで、手前のコマを進めました。

もう1つの目は4。この数だけストックのドラゴンルビーを取って、まん中の火山の中に入れます。こうしてだんだん火山の中にドラゴンルビーがたまっていきます。

さて、次に回ってきた番では、各サイコロに1面ずつだけある、火山の目が出ました。

火山の目が出たら、いよいよ火山の爆発。火山は2段重ねになっていて、上の部分を持ち上げるとバラバラーッとドラゴンルビーが飛び散ります。これがなかなか派手で、気分が出ます。

 

もう1つのサイコロの目は4でした。2つのコマのうち、1つを4マス進められます。

動かし方の選択肢は、上の写真の矢印の2つ。ドラゴンルビーのあるマスにコマを移動させるとそれを手に入れることができます。ボードをよく見ると、どちらのコマを動かせばいいかわかるでしょう。しっかり観察して、どう動かせば有利になるか確認するのがポイントです。

 

ゲームが進んで、上の写真のような場面。この場合は選択肢が4つと、先ほどより多い。

もちろん、大人なら赤の矢印が一番よいのはすぐわかるでしょう。でも、箱には「5歳から」と書いてあるこのゲーム、小さな子にはちょっと難しいかもしれません。この場面でもよく状況を観察して、どうするのが最も有利なのか判断するのが大事です。

ドラゴンルビーのあるマスにコマを移動させる他にも、ルビーを手に入れる方法はあります。それは、他のプレイヤーのコマがあるマスに自分のコマを移動させること。

上の写真の場合は、黄色と緑のコマのいるマスに赤が入ってきたところ。赤のプレイヤーは、黄色か緑いずれかのプレイヤーの袋の中身を見ないように手を突っ込んで、1粒取ることができます。

袋の中にはルビーと炭が混ざっているはず。どっちの袋にしよう…? 自分の順位を上げるためには、また、ドラゴンルビーを取れる確率を上げるためには、これまでのドラゴンルビーや炭のかけらの移動を覚えておくことがポイントになってきます。誰がどれだけルビーや炭を持っているかを把握しておくと、有利に進めやすくなるわけです。

こうして進めていくうち、火山にドラゴンルビーを入れる場面でストックが足りなくなった時点でゲーム終了。袋の中のドラゴンルビーが一番多いプレイヤーが優勝です。

状況の正確な観察と、やりとりの記憶がポイントになってくるこのゲーム。ボードのデザインや火山の仕掛けにわくわくするのも楽しいゲームです。

(おわり)

「グースカパースカ」─確率計算や戦略思考が鍵になるジャンケン─

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「グースカパースカ」は、カードを使ったジャンケンで勝つともらえるコインを集める、2人専用のゲームです。ジャンケン…?と思うかもしれませんが、ちゃんと仕掛けがあって読み合いが熱いんです。

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箱の中身は12枚のカードと13枚のコイン。カードにはグー・チョキ・パーが描かれていますが、枚数に偏りがあります。

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また、グー・チョキ・パーのマークの下には、0~2枚のコインの絵があります。「グー・チョキ・パーのカードの枚数」「カードに描かれているコインの枚数」という要素が、ゲームを進める上でのポイントになってきます。

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さて、セット例はこんな感じ。カードは全てシャッフルして、5枚ずつ配ります。2枚は裏向きのまま脇に置き、ゲームには使いません。

勝負が始まったら、プレイヤーはそれぞれカードを1枚伏せて出し、2人とも出したら「せーの!」でめくってジャンケンをします。

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上の写真の場合、手前のプレイヤーが勝ち。場に出されたカードに描かれたコインの数の合計は3枚なので、ストックからコインを3枚手に入れます。

しかし、このゲームでは負けた場合も手に入れられるものがあります。それは、その勝負で場に出されたカードたち。それらを全て手札に入れて、次のジャンケンに臨めるわけです。

こうしてコインをたくさん手に入れるべくジャンケンを繰り返し、ストックからコインがなくなるまで勝負を続けます。

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というわけで、相手の出方を推理しながら、増減する手札の中から戦略的にカードを出していくことがポイント。もともとのカード構成は説明書にわかりやい一覧が載っているので、見えるように置いておくといいでしょう。

考えどころは、グー・チョキ・パーのどれを出すか、また、何枚のコインが描かれたカードを出すか。勝負が進むうちに相手の手の内がわかってきますが、あらかじめ2枚のカードは抜いてあるので、完全に読み切れるとは限りません。

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あいこになった場合は、それらのカードを場に出したまま次のカードを出していき、勝負が着くまで続けます。

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上の例では、3回目の勝負で勝敗が決まりました。場にあるカードに描かれたコインの合計枚数は7枚。一気に大量ゲットです。

ただし、場にある6枚のカードは全て相手の手札に行きます。次の勝負での選択肢の量という点では、不利になるかもしれません。あえて負けを狙ったり、あいこにしたくなったりする場面も出てくるかもしれません。

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手に入れるべきコインがストックからなくなったらゲーム終了。最後となる勝負に限り、取れるはずのコインがストックでは足りなくなった場合、足りない分は相手から奪うことができます。

つまり、コイン増減の意味合いで言うと1枚で2枚分の価値。結構な差がついていた場合でも、さっきのような大勝負になれば一気に逆転できる。最後まで気が抜けない展開も多々生まれます。

普通のジャンケンは全くの運ですが、このゲームの場合、カード構成やこれまでのカードのやりとり、今後の展望といった情報を基に考えると、かなりの考えどころが生まれてきます。確率計算と心理の読み合いを組み合わせ、有利な展開にするべく考えるのが楽しいゲームです。

(おわり)

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