ゲーム紹介

*チーム戦

「窓ふき職人」─ゲームになるとなぜだか楽しい、超まぎらわしい合同図形探し─

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「窓ふき職人」は、お題カードで示された四角形と同じ四角形を見つけ出すゲーム。つまりは合同な図形探し。やることはそれだけ。小学校で算数の時間にやったやつだ。なのにゲーム化されると意外なほど楽しいから不思議。

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2~6人で遊べて、6人でのセット例はこんな感じ。プレイ人数分のコマの数に違いがあるだけで、その他は何人でも一緒です。

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並べた6枚の「窓の絵ボード」にはそれぞれ大きさの違う窓が5~6つずつ描かれていて、窓の数は全部で35。算数の問題でやったのと違うのは、たくさんある分、大きさの違いがかなり微妙だということ。

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では、ゲームを始めましょう。積まれた白い「窓カード」の山の、一番下にあるカードを引き抜いて場に出します。各プレイヤーはそれをよく見て、同じ大きさだと思う窓に早い者勝ちで自分のコマを置きます。

さて、上の写真。まん中の「窓カード」と合同な窓、わかりますか?

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「そんなのわかるだろ」と、私もやる前は思ってました。でも、意外とわかんない。もちろん当てられるときもありますが、思っていたほど正解率が高くない。

このゲーム、つまりは超まぎらわしい合同図形探し。外れるともちろん悔しいけれど、同時になんだか笑っちゃう。「えーっ!」「そっちかー!」があちこちで連発するのだ。

…そう聞いても、なかなか楽しさが伝わらないように思う。自分もやる前にそう聞いていても、楽しさがピンと来なかったからだ。でも、やってみて衝撃を受けた。

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ゲームでは全員がコマを置いたら、窓カードをめくって答え合わせ。裏にはイラストが入っているので正解がわかる。正解者は窓カードもらって、その数が得点になる。カードがなくなるまでこれを繰り返していきます。

とにかくよく見比べるというのがこのゲームの勝利への道。既出の窓カードを覚えておくとだんだん有利になるから、記憶の要素も少々ある。

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窓にコマを置くのは早い者勝ちだけど、同じ窓にコマは2つまで置ける。正解だったら2人が得点。ということは、自分の目に自信がない場合は「得意そうなあいつにササッと便乗」という戦略もとれるわけだ。

基本ルールでは個人戦だけど、それぞれがコマを持ちつつ、2人組のペア戦にしても面白いかもしれない。コマを置くときに見立てを共有したり、置く場所の集中/分散を相談したりできるからだ。

やることは自体は簡単なのに、意外なことがたくさん起きる。やる前の自分がそうだったように「いくらなんでもシンプル過ぎる」と感じるかと思いますが、物の見え方の正確さ・いい加減さを実感できるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「スコットランドヤード・ジュニア」─相手の動きを読み合う、ボード上のおにごっこ─

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「スコットランドヤード・ジュニア」は、怪盗ミスターXとそれを追う刑事との追跡劇のゲームです。互いに相手が移動する先を読み合う、ボードゲーム版おにごっことも例えられるかもしれません。

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2~4人で遊べて、3人プレイ時のセット例はこんな感じ。手前がミスターX、奥側が刑事たちです。

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コマは黒がミスターX、黄色と白が刑事。ボード上の4色の線は移動経路を表していて、プレイヤーはそれぞれ今いる場所から伸びている経路のうち、どこに進むかを決めていきます。

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まず決めるのはミスターX役のプレイヤー。刑事と同じ場所に動くと捕まってしまうので、来ないであろう場所を予測して決めましょう。

移動経路の線の色と対応したチップのうち、1つを選んで片手に握ります。移動しないで留まることも選べるので、その場合は握ったふりだけすればオッケー。ですので、行動の選択肢は最大で5つとなります。

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続いては刑事役。刑事役はチームなので、2つのコマをどう移動させるか相談するのがいいでしょう。それぞれ移動経路のチップを1つ選んで出しますが、ミスターXと同様にチップを出さずに留まることもできます。

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刑事が移動先を決めたら、ミスターXはチップを公開し、両方の役ともに出したチップの経路でコマを移動させます。

上の写真は、出したチップ通りに移動させ終わったところ。ミスターXと刑事が同じ場所にいた場合、ミスターXが捕まったことになりますが、このラウンドではうまく逃げおおせていますね。

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この場合、ミスターXが「成功チップ」を1つ獲得。このラウンドを最大で12回おこない、ミスターXは先に成功チップを9つ、刑事は3つ獲得すれば勝ち、という流れです。

…これだけのゲームなの?と、なんとなく拍子抜けしませんか。このゲームはもう少し対象年齢が高い、元祖「スコットランドヤード」のジュニア版ということもあり、ルールはシンプル。でも、やっていくうちにちゃんと頭の使いどころが「ははーん」とわかってくる。

基本的に序盤はミスターXのチップ獲得が続くでしょう。ただ、やってみると勝利条件のチップ獲得数の違いはちょうどいい感じ。ラウンドが進むにつれて刑事側がだんだん追い詰めていき、どっちが勝つのかわからない展開になっていくのが面白い。(そうならない場合は刑事側がまぬけ、かと…)

ミスターXも刑事も、先を読む、さらには先の先を読むことで展開の有利さに影響してくる。コマを適当に動かしていると、自分に有利な展開につながらないようになっています。運と勘の要素も強いですが、相手の行動を予測する、あるいは裏をかくことで、逃亡/逮捕の確率はあがる、かもしれない。

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ミスターXが視線を隠すためのバイザーも付属。両端についているヒモを結んで頭に装着すると気分もそれっぽくなります。

また、4人プレイ時はミスターXも2人となります。成功チップはミスターX役・刑事同士で共有するので、チームプレイのための相談も必要。特にミスターX役はおおっぴらに声に出して相談できない都合上、考えの伝え方にも工夫がいるでしょう。

本物のおにごっこは大人になると走り回るのがしんどいですが、これはボード上でおこなう頭のおにごっこなので安心。先読み合戦で逃げたり捕まえたりが楽しいゲームです。

(おわり)

「背中を歩くのどなたです」─こそばゆさの向こうにあるメッセージ─

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「背中を歩くのどなたです」は、ヘビの背中の上を通っていくのが何の動物なのかを当てるゲーム。なんだかわかんない設定かもしれませんが、各プレイヤーの手と背中を通して伝え合う、スキンシップのあるゲームです。

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中身をセットするとこんな感じ。基本ルールでは3~5人で遊べますが、セットの仕方はどの人数でも同じです。交差点の中にいるヘビの背中の上を、そこにやってくる動物たちが歩いていくという設定です。

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自分の番では、山札となっている「推理カード」を1枚めくり、そこに描かれている動物を確認します。

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場に並ぶ「道カード」は、「推理カード」といずれも全く同じもの。めくったカードと同じ動物がどこにいるかを探して、交差点の4辺のうち、その動物がいる辺に置きます。これから他のプレイヤーにめくった動物が何かを伝えるわけですが、ヘビの位置はそのヒントになるというわけ。

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次はめくった動物が何かを伝えましょう。その方法は、左隣のプレイヤーの背中をその動物が通っているかのように、指・手・腕を動かして伝えるというもの。背中に指で文字を書いて当てる遊びがありますが、このゲームで伝えるのは「動物の歩き方」。発声や文字・絵をかくことはできません。他のプレイヤーもその様子を見て、何の動物か考えます。

最初に答えるのは、背中を歩かれたプレイヤー。見事正解できると1点。背中に伝わる感触に集中して、よく考える必要があります。不正解の場合は、回答権が時計回りで移っていきます。

誰かに正解してもらえたら、伝えたプレイヤーも上手に伝えられたということで1点。動物の特徴を考えて、強弱やスピードなどを調整して手先を動かすのが成功へのポイント。山札がなくなるまで続けて、たくさん得点できた人が勝ちです。

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動物は全部で24種類。上の写真、カメは伝えやすい方でしょうか。ネコはどうだろう? トナカイやチョウチョなんてどうやったらうまく伝えられるんだろう?

このゲーム、背中に触れたり触れられたりという経験がまず新鮮。それだけでもうドキドキ感があって楽しいし、こそばゆくて笑いながら真剣に考えるのも面白いゲームです。

(おわり)

「ブリックパーティー」─もどかしさも達成感も2倍になる、ペア戦ブロック組み立て競争─

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「ブリックパーティー」はお題カードと同じようにブロックを組み上げるゲームです。なのですが、プレイヤーがすることにはひとひねり、ふたひねり加えられているのが、もどかしくも面白いところです。

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主な中身はこんな感じ。下に並ぶのは「フォームカード」で、ここに描かれた形と同じようにブロックを組むのが、このゲームで主にすることです。

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マニュアルには2種類の遊び方が載っています。易しいほうの「ファミリールール」は個人戦で、場に出てきたフォームカードと同じようにブロックを組む競争。見た形を正しくとらえることに加え、すばやく正確に手先を使う力も必要です。

フォームカードに書かれた数字は、「いくつのブロックを使ってその形を作るか」を示しています。この情報もヒントにしつつ考えてブロックを組み立てるのは、もうそれだけで結構楽しい。

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標準のルールはペア戦。2人が「組み立て役」と「説明役」に分かれての競争です。組み立て役はフォームカードを見ることができず、説明役の指示を聞いてブロックを組み立てていきます。

正確に情報を伝えることが必要ですが、ブロックの組み立て方を言葉で説明するって結構難しい。上の写真のフォームカード、まずはどこから説明するか…という時点からして迷いませんか?

説明役はフォームカードの数字は言えませんし、ブロックに触れることはできませんが、指を差して指示することはルール上オッケー。手の動きと言葉とを組み合わせると効果的でしょう。

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さらに、ラウンドごとに全ペア共通の条件として、作り方や伝え方に制限をもたせる「ルールカード」が場に出されます。左のカードは「ブロックを4色使う」、真ん中のカードは「説明役はしゃべらずにジェスチャーで伝える」、右のカードは「組み立て役は親指を使ってはいけない」というもの。

思わずウヘーッとなりますが、最初に完成させたペアにはルールカードの数字分だけボーナス得点が入るのでがんばりましょう。難しい場合はルールカードを用いなくても十分楽しいですが、使うことによって、条件にあわせて行動を制御する必要が生まれ、さらに面白くなるかもしれません。

個人戦のブロック組み競争でもかなり面白いですが、ペア戦ではコミュニケーション要素が入ってさらに盛り上がります。はじめは「こんな難しいことできるのか?」とも思いましたが、やっていくうちにうまくなっていくのを感じやすいのもこのゲームの魅力です。

(おわり)

「ピクテル」─イラストカードで伝われこの思い─

いきなりですが、これは何を表しているでしょう?

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お風呂、ですよね。たぶんわかってもらえましたよね。これはさすがに伝わるのではないかと思います。

この絵、よく見ると、周囲に透明な線のようなものがあるのがわかります。

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このお風呂の図は、3枚のカードを組み合わせて作ったものだったんです。

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というわけで、「ピクテル」は、こうしてカードを使ってお題を伝え合うゲームです。

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中身はこうしたカードが60枚。まん中の緑のカードはおどけたポーズをとる人。ただ、左の青いカードは、鉛筆にも家にも牛乳パックにも見えるのではないでしょうか。想像を働かせたり、機転を利かせたりしてお題を作るのがポイントになります。

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中身のセット例はこんな感じ。カードをドーナツ状に並べ、まん中の部分でお題を作っていきます。

4~6人で楽しむときのルールは、1人がお題を決める人、1人がお題の絵を作る人、残りの人が回答者となり、順番に役割を回していきます。

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まず、お題を作る人はサイコロを振ってお題のジャンルを決めます。12種類のジャンルのうちいずれかに決まったら、それに合ったお題を考え、箱裏の「お題記入エリア」に書き、絵を作る人だけに見せます。

今回はジャンルが「スポーツ」に決まったとしましょう。それを表現するようにカードを組み合わせていきます。

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例えばこんな感じ。回答者は絵が完成する前でも、早い者勝ちで答えを言っていきます。間違えてもペナルティはないので、よく見て想像を働かせながらどんどん答えるのが得点への道。

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正解した回答者は1点、絵を作った人もわかりやすく作れたということで1点、お題を決めた人もちゃんと表現できるお題を設定できたということで1点を得ます。3者の間で通じ合ったごほうび、とも言えるでしょう。

ちなみに先ほどの写真で想定したお題は「野球」。それなりに苦労して作ったので、わかってくれていたら嬉しいです。

もう1つ例題、ジャンルは「職業」でいってみましょう。

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こちらもがんばって作ったつもりですが、わかってもらえるかは自分でも心配な出来ばえ。60枚あるとは言え、いざお題が決まると使えそうなカードは限られてくるので、絵を作る担当はカードを並べたり重ねたりと工夫のしどころ。誰も回答できなかったときは、お題を決めた人が絵の作成のサポートをしてもよいことになっています。

得点を競うので、ルール上、プレイヤー同士は基本的にライバル。ただ、実際にすることは意図の伝達・表現・解釈なので、協力ゲームっぽくもあるのがおもしろどころです。(ちなみにかなり自信がないのですが、上の写真の答えは「警察官」でした)

(おわり)

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