ゲーム紹介

*チーム戦

「ピクテル」─イラストカードで伝われこの思い─

いきなりですが、これは何を表しているでしょう?

pictell_001

お風呂、ですよね。たぶんわかってもらえましたよね。これはさすがに伝わるのではないかと思います。

この絵、よく見ると、周囲に透明な線のようなものがあるのがわかります。

pictell_002

このお風呂の図は、3枚のカードを組み合わせて作ったものだったんです。

pictell_003

というわけで、「ピクテル」は、こうしてカードを使ってお題を伝え合うゲームです。

pictell_004

中身はこうしたカードが60枚。まん中の緑のカードはおどけたポーズをとる人。ただ、左の青いカードは、鉛筆にも家にも牛乳パックにも見えるのではないでしょうか。想像を働かせたり、機転を利かせたりしてお題を作るのがポイントになります。

pictell_005

中身のセット例はこんな感じ。カードをドーナツ状に並べ、まん中の部分でお題を作っていきます。

4~6人で楽しむときのルールは、1人がお題を決める人、1人がお題の絵を作る人、残りの人が回答者となり、順番に役割を回していきます。

pictell_006

まず、お題を作る人はサイコロを振ってお題のジャンルを決めます。12種類のジャンルのうちいずれかに決まったら、それに合ったお題を考え、箱裏の「お題記入エリア」に書き、絵を作る人だけに見せます。

今回はジャンルが「スポーツ」に決まったとしましょう。それを表現するようにカードを組み合わせていきます。

pictell_007

例えばこんな感じ。回答者は絵が完成する前でも、早い者勝ちで答えを言っていきます。間違えてもペナルティはないので、よく見て想像を働かせながらどんどん答えるのが得点への道。

pictell_008

正解した回答者は1点、絵を作った人もわかりやすく作れたということで1点、お題を決めた人もちゃんと表現できるお題を設定できたということで1点を得ます。3者の間で通じ合ったごほうび、とも言えるでしょう。

ちなみに先ほどの写真で想定したお題は「野球」。それなりに苦労して作ったので、わかってくれていたら嬉しいです。

もう1つ例題、ジャンルは「職業」でいってみましょう。

pictell_009

こちらもがんばって作ったつもりですが、わかってもらえるかは自分でも心配な出来ばえ。60枚あるとは言え、いざお題が決まると使えそうなカードは限られてくるので、絵を作る担当はカードを並べたり重ねたりと工夫のしどころ。誰も回答できなかったときは、お題を決めた人が絵の作成のサポートをしてもよいことになっています。

得点を競うので、ルール上、プレイヤー同士は基本的にライバル。ただ、実際にすることは意図の伝達・表現・解釈なので、協力ゲームっぽくもあるのがおもしろどころです。(ちなみにかなり自信がないのですが、上の写真の答えは「警察官」でした)

(おわり)

「赤ずきん」─こどももできるシンプルさ、けど大人でも難しい協力型ゲーム─

akazukin_001

「赤ずきん」はオオカミより早くおばあさんの家に着くべく、プレイヤー全員が協力するタイプのゲーム。童話をモチーフにしていて、パッケージが本に見立てたデザインなのもかわいいです。

akazukin_002

中身のセット例はこんな感じ。このゲーム、プレイヤーがすることは、ほぼ「次のカードをめくるかどうかの判断」だけ。ただ、かわいいモチーフに反して、ミッションを成功させるのは結構難しいです。

akazukin_003

説明書で「お花あつめ」と名づけられている小さなセットを繰り返していくこのゲーム。セットのはじめに、まず山札の一番上のカードをめくります。そして、出てきたカードで咲いている白い花の数だけ、「お花あつめトークン」を裏側のまま乗せます。上の写真の例だと2つ。

ここで手番プレイヤーは「次のカードをめくるかどうか」の判断をします。ここではめくることにしてみましょう。

akazukin_004

4のカードが出てきました。さて、ここで数字比べをします。

比べるのは、「ここまでに並んでいるカードの枚数」と「今めくったカードに書かれた数」。写真では目印に置いた白いペンの先の数字を比べることになります。この場合、後者の方が大きいですよね。このときはセーフとなり、次のプレイヤーがさらにカードをめくるかどうかを判断します。ここではめくることにしましょう。

akazukin_005

出てきたカードは2なので、数字比べは同じ。この場合もセーフとなり、次のプレイヤーがまためくるかどうか決めます。ここではもうめくらないことにしましょう。

akazukin_006

その場合、カードに乗ったトークンをめくります。トークンの表には花か石が描かれていて、花の数を確かめます。上の写真では3つ。

akazukin_007

セットはこれで一区切り。赤ずきんコマを花の個数だけ進めます。また、セットの区切りではオオカミコマも必ず1マス進みます。

さて、ではちょっと時間を巻き戻します。めくるのをやめずに続けていたらどうなったか、見てみましょう。

akazukin_008

出てきたカードは1。数字比べではめくったカードの数字が小さくなり、判定はアウト。トークンをめくらずにセットはおしまいとなり、赤ずきんは進めず、オオカミだけが進みます。実際のゲームでは、欲張りや不運でセットが失敗することも結構ある。

akazukin_009

一度使ったカードとトークンは伏せて別の場所に置いておく。セットを繰り返す中でそれぞれ足りなくなったら、再びシャッフルして使いなおします。カードもトークンもぐるぐる回るわけです。

実際にやってみると、手堅くやろうとすると赤ずきんの進みが遅く、運に賭け過ぎてもセットが失敗して進めないままならなさがある。なんだこれ、毎セット1マスずつ進んでくるオオカミのルートは赤ずきんルートと比べてマスが少ないので、やたらと早く感じられる。

ただし、カードをめくるかどうかの判断は、運まかせだけではありません。カードとトークンの内容構成は上の写真のように一覧表としてまとめられています。つまり、すでに出てきたカードやトークンを覚えて把握することで、残りの内容がどんなものか、ある程度予想できるというわけです。

出てきたカードやトークンの情報をもとに、めくるか否かを決めていく。…それにしても、やっぱりオオカミ早くないか?

akazukin_010

コマを進めていくと、あらかじめ裏向きシャッフルで乗せておいた「?」マークのタイルのマスが4か所。赤ずきんかオオカミがそのマスまで進んできたらめくって確認。4か所のうち1つがおばあさんの家で、赤ずきんが先に到着したらミッション達成です。

数ゲームやってみたけど、オオカミがどんどん進んで全く勝てない。これ、ほんとにクリアできるのか?と疑問に思いながらも、繰り返すうちにコツをつかんで、カード構成の把握がだんだんできるようになる。少しずつ勝てそうな見込みがもてるようになり、10回目くらいでやっと勝利。

始めは勝ち方がさっぱりわからないくらいの難しさだが、何度もやることで「ん?そういうことか…」と徐々に判断の精度が上がっていくのが楽しい。めくるかどうかの判断は順番が回ってきたプレイヤーがするけれど、「この場合は行けるでしょ!」「ここ、慎重に行っとこうよ」と他のプレイヤーの意見も自然と飛び交うのが面白い。

やることはめくるかどうかを決めるだけなので、慣れないうちはとりあえず適当な判断でもいい。ただ、適当だけではおそらくクリアできないゲームバランス。ゆえに「どうしたらうまくいくんだ?」と知性を刺激されるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「モンスターがすむ家」─相手と息を合わせて「ちょうどよさ」を体感する─

 

monstergasumuie_000

「モンスターがすむ家」は、ペアで協力してモンスターを運び、穴に落っことすゲームです。このゲームの場合、運ぶというのは実際に物理的に運びます。

monstergasumuie_002

中身はこんな感じ。ボードの中にいるオレンジ色のコマが運ぶべきモンスター。これを可動式のバーで挟んで迷路を移動させ、まん中の穴に落とします。

monstergasumuie_003

2人ずつ順番に、隣り合わせたプレイヤーでこうしてバーを持ち、スライドさせてどんどんモンスターを移動させていきます。角まで進むと交代、ハイッハイッと小気味よく進めていくのがコツ。まん中の穴に落としたらモンスターカードをめくって新しいモンスターを出現させ、これを砂時計が落ちきるまで続けます。

時間が来た時点までに落としたモンスターの数が、2人共通の得点。相手と息を合わせて手を動かすのが高得点につながります。

monstergasumuie_005

ただ、急ぐだけではうまくいかない。勢いをつけ過ぎるとこうしてモンスターが倒れてしまいます。この場合、スタート地点からやり直しになるので結構なタイムロス。素早く、でもちょうどよい手の動かし方が必要になってくる。

monstergasumuie_006

こうして2人ペアを交代しながら進めていきます。上級ルールでは迷路のポイントカードが登場し、モンスターを運ぶ際に必ず通らなくてはならない地点が指定される。この場合、どのルートを通るか2人で相談することも重要になってきます。

知人はこのゲームをしながら「これは…なんか…仕事みたいだ!」と言っていました。「時間制限×相手と息を合わせる×素早く、ちょうどよく手を動かす×ルートの打ち合わせ」というゲームの要素を考えると確かにそうとも言える。もちろん基本的にはワイワイと純粋に楽しいのに、仕事のシミュレートになってるかもしれないのがすごいゲームです。

(おわり)

「ドブル・キッズ」─よく見て探してる、はずなのに…─

dobblekids_001

「ドブル・キッズ」は、2枚のカードの中から共通に描かれている動物を探し当てるゲームです。カード同士にはある仕掛けがあり、言われてみれば単純なのにこんなに目や頭がグルグルするなんて!と思わされます。

dobblekids_002

中身はこんな風にいろいろな動物が描かれたカードが30枚。仕掛けとは「どれかとどれか、2枚のカードを比べると、ひとつだけ同じ動物が描かれている」というもの。上の写真、試しにしばらくじっと見つめて、それぞれのカード同士で同じ動物を探してみると面白さがわかると思います。

dobblekids_003

マニュアルにはこの仕掛けを生かしたミニゲームの遊び方が5種類載っています。上の写真はそのうち「5本の指」と名付けられたもの。プレイヤーそれぞれにカードを4枚ずつ配り、真ん中に1枚置きます。スタートの合図で自分のカードのうちどれかと、真ん中のカードと共通する動物を探します。

dobblekids_004

見つけたらその動物名を言いながら真ん中のカードに重ねます。上の例なら「シマウマ!」。こうして全てのカードを出し切ったプレイヤーの勝ち。カードの間で視線を行き来させ、素早く見つけ出すのが大事。

真ん中のカードはどんどん変わり、真剣に見つめながらも「あっ…あっ…」と思っているうちに他のプレイヤーが次々に出していくこともある。そうしたもどかしさも楽しいのがすごい

dobblekids_005

楽しいながらも、この手のゲームは実力差が出やすい。ゲームの楽しさを維持するためのハンデとして、始めの枚数を増やすのはすぐに思いつく。そのほか、真ん中のカードの場所を強い方のプレイヤーから遠ざけても、視線の移動距離が伸びてグッと難しくなる。

どんな方法にするかを相談することで、力の差があってもお互い楽しめる。もちろん、苦手な方のプレイヤーがハンデなしで何回も根気強く挑戦するのもいい。

dobblekids_007

「ドブル・キッズ」はその名の通りこども向け版で、上の写真はオリジナル版の「ドブル」。「キッズ」はカードに動物の絵が6つ描かれているのに対し、「ドブル」はノンジャンルの様々な絵が8つ。当然こっちの方が難しいが、こどもでも歯が立たないほどではないので、どっちもありだと思います。

自分もそうですが、プレイした人に聞くと、みんな「調子よく連続で見つけられたり、急にさっぱり見つけられなくなったりする」と言うのが不思議。マニュアルの他のミニゲームも面白いのに加え、仕掛けを生かしたオリジナルの遊び方をいろいろ考えられそうなのも楽しいゲームです。

(おわり)

「イチゴリラ」─やる気の出る神経衰弱─

ichigorira_001

「イチゴリラ」はトランプでおなじみ神経衰弱のアレンジ版。個人的に神経衰弱はその名の通り頭が疲れてしまってこどもの頃から苦手でしたが、こちらは間違っても「あれ?まちがえた~」と笑ってしまう楽しさがあります

ichigorira_002

中身はこんな感じ。ゲームの際はこれらのタイルを全て裏返して広げ、神経衰弱のように並べます。イラストが描かれたタイルの数字は、そのタイルが全部で何枚あるかを意味します。

ichigorira_004

自分の番ではタイルをめくり、同じタイルが出るとめくり続けられます。そして、タイルの数字の枚数をめくれるとそのタイルを取って得点。サンタクロースの場合は3なので、上の写真のように3枚めくれると3点になります。イチゴやイチョウは1枚しかないのでめくったら即得点です。

ichigorira_005

逆にゴリラやごくうは5枚。5枚続けてめくれないと得点にならない難しさはありますが、めくれると一気に5点。よく見え覚えておくのはもちろん、細かく稼ぐか、大量得点を狙うか、神経衰弱なのに方針を立てて考えられるところが面白い。

ichigorira_006

同じ数字のカードは2種類あり、イラストが似ているのが曲者。ゴリラ4連続のあとにごくうをめくったときの衝撃と落胆、そしてなぜだか笑い。失敗も楽しいのがすごい。だから神経が衰弱しない。

順番制のゲームですが、神経衰弱と同じく他のプレイヤーがめくるタイルの情報も重要になるので、楽しい中でも集中力を持続させることが勝利への道。記憶力を競う真剣勝負の中で、いろんなドラマが生まれるのが楽しいゲームです。

(おわり)

« 1 2 3 4 »
PAGETOP
Copyright © さいころテーブル All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.