ゲーム紹介

*チーム戦

「バウンス・オフ!」─弾んでカシャ!が気持ちいいバウンド玉入れ─

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「バウンス・オフ!」は、ボールを弾ませてトレーに投げ入れ、お題通りに並べるゲーム。うまくいったときの「コツーン、カシャ!」という感覚が気持ちいいんです。

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2~4人で遊べて、4人でのセット例はこんな感じ。何人で遊んでも楽しいですが、向かい合ったプレイヤー同士がチームになって順番に投げ入れる4人プレイがおすすめなので、ここではその進め方で紹介します。

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プレイ開始前には、チームごとに1枚ずつ「お題カード」引きます。各プレイヤーが順番にボールをトレーに投げ込み、カードと同じように先に並べたチームが勝ち。ルールはとてもシンプルです。

ただし、投げ入れるときにはルールがあります。それは「1回以上バウンドさせてトレーに着地させる」というもの。失敗したときはボールを戻します。

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うまく弾ませて、スコッ!とトレーに入るのがなんとも気持ちいい。力の込め方・手首の使い方・球を放すタイミングなど、連続した流れで総合的に調整するのがポイント。

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戦略的には、どんな風に並べていくかが考えどころ。いつも狙ったところに入るわけでもないので、状況に応じて柔軟に対応することも必要。また、自分チームの手を進めるのか、相手チームの邪魔をするのかも状況判断のしどころ。もちろん、場面によっては攻守一体化した選択もあって、その発見・成功がまた気持ちいい。

そして、今回は4人プレーでのチーム戦。作戦を相談するコミュニケーションも生まれたり、「ナイス!」「ドンマイ」「おいおい!」と飛び交ったりもするわけです。

お題カードは回転させてもオッケー。上の写真の場面では、青チーム・黄色チームともにお題達成のリーチ。個人的な感覚では、自分の手前側を狙うのは比較的やさしく、奥側は難しい。こうした要素も狙いを定めるときのポイント。

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手元にボールがなくなったら、すでに入っている自分チームの球を1つ取って、それを投げ入れる。どこを取ると有利に進められるのかも考えどころです。

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お題カードは黄色枠の初心者用と、青枠の上級者用とがあるので、使い分けたりハンデをつけたりすることも可能。個人戦もオッケーだし、順番制にしないでリアルタイムの早い者勝ちにする方法も。ルールがシンプルな分、いろんなアレンジの仕方がありそう。

いろんな人たちと遊びましたが、年齢を問わず楽しく感じる打率の高さはかなりのもの。幅広く楽しめるゲームです。

(おわり)

「おさかなクン」─記憶も戦略も完全無用、運100%のチーム戦─

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まず「おさかなクン」というタイトルが気になる。「お」も「クン」も敬称だから、ゲーム名における実質的な情報は「魚」のみ。どんなゲームか謎めいている。

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その実態は、魚と漁師でチームに分かれて追っかけっこをするゲーム。2~6人で遊べて、いずれの人数でも上の写真で示したセットの仕方は同じ。ゲームを始める前に、プレイヤーは魚チームと漁師チームに分かれておきましょう。

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自分の番でするのは、サイコロを振ること。出た目がオレンジ・ピンク・黄色・青の場合、同じ色の魚のコマを1ブロック分前へ進めます。魚はこうして前に進んでいき、川から湖に逃げることを目指します。

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赤・緑の目が出た場合は、同じ色の人形コマが乗っている船を前に進めます。川を1ブロック分取り除き、前に詰めます。シンプルながらこの仕掛けが面白い。

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こうしてサイコロの色に対応したアクションを行っていきます。上の写真、青い魚は湖に到着しました。船は湖に入れないことになっているので、逃げ切ったというわけです。

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上の写真は、船が魚のいるブロックの一歩手前にいる場面で漁師の色である緑が出た場面。この場合、川を1ブロック取り除いて、その上にいた魚を船の中に入れます。漁師が魚を捕まえたというわけです。

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さあ、ゲームの終盤。次に出るサイコロの色で、黄色の魚が捕まるかどうかが決まります。逃げた魚が多ければ魚チームの勝ち、捕まえた魚が多ければ漁師チームの勝ち。同数なら引き分けです。

これがゲームの全て。運100%なのだ。

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アナログゲームで下限年齢は設定されていても上限はないことが多いのだが、このゲームは7歳までの設定。それ以上の子や大人が楽しめる、というわけではないだろう。

ただ、ルールが少なくて考える必要がないということは、ゲームというものの基本を知るのに集中できるとも言える。サイコロを振るには順番があるということ、自分の番が来たら自分で気づくとよいこと、出た目に対応するアクションをするとゲームが進むということ、などだ。

運だけなので、何度かやれば全員が勝敗それぞれを体験できる。勝ったり負けたりすることの感覚を誰でも味わえるわけだ。同じ運100%でも、ジャンケンと違って勝敗はじっくり決まっていく。その過程を味わうというのもゲームの特徴だろう。

さらにはこのゲームはチーム戦なので、運や勝敗を共有する相手がいる。大げさに言うと、喜びも悲しみも分かち合うわけだ。

頭を全く使わないのが大人には逆に新鮮。ゲームの構成要素を最小限でまとめつつ、サイコロや仕掛けによるドラマ性はちゃんと味わえるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「窓ふき職人」─ゲームになるとなぜだか楽しい、超まぎらわしい合同図形探し─

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「窓ふき職人」は、お題カードで示された四角形と同じ四角形を見つけ出すゲーム。つまりは合同な図形探し。やることはそれだけ。小学校で算数の時間にやったやつだ。なのにゲーム化されると意外なほど楽しいから不思議。

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2~6人で遊べて、6人でのセット例はこんな感じ。プレイ人数分のコマの数に違いがあるだけで、その他は何人でも一緒です。

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並べた6枚の「窓の絵ボード」にはそれぞれ大きさの違う窓が5~6つずつ描かれていて、窓の数は全部で35。算数の問題でやったのと違うのは、たくさんある分、大きさの違いがかなり微妙だということ。

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では、ゲームを始めましょう。積まれた白い「窓カード」の山の、一番下にあるカードを引き抜いて場に出します。各プレイヤーはそれをよく見て、同じ大きさだと思う窓に早い者勝ちで自分のコマを置きます。

さて、上の写真。まん中の「窓カード」と合同な窓、わかりますか?

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「そんなのわかるだろ」と、私もやる前は思ってました。でも、意外とわかんない。もちろん当てられるときもありますが、思っていたほど正解率が高くない。

このゲーム、つまりは超まぎらわしい合同図形探し。外れるともちろん悔しいけれど、同時になんだか笑っちゃう。「えーっ!」「そっちかー!」があちこちで連発するのだ。

…そう聞いても、なかなか楽しさが伝わらないように思う。自分もやる前にそう聞いていても、楽しさがピンと来なかったからだ。でも、やってみて衝撃を受けた。

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ゲームでは全員がコマを置いたら、窓カードをめくって答え合わせ。裏にはイラストが入っているので正解がわかる。正解者は窓カードもらって、その数が得点になる。カードがなくなるまでこれを繰り返していきます。

とにかくよく見比べるというのがこのゲームの勝利への道。既出の窓カードを覚えておくとだんだん有利になるから、記憶の要素も少々ある。

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窓にコマを置くのは早い者勝ちだけど、同じ窓にコマは2つまで置ける。正解だったら2人が得点。ということは、自分の目に自信がない場合は「得意そうなあいつにササッと便乗」という戦略もとれるわけだ。

基本ルールでは個人戦だけど、それぞれがコマを持ちつつ、2人組のペア戦にしても面白いかもしれない。コマを置くときに見立てを共有したり、置く場所の集中/分散を相談したりできるからだ。

やることは自体は簡単なのに、意外なことがたくさん起きる。やる前の自分がそうだったように「いくらなんでもシンプル過ぎる」と感じるかと思いますが、物の見え方の正確さ・いい加減さを実感できるのが楽しいゲームです。

(おわり)

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