ゲーム紹介

*チーム戦

「ワニに乗る?」─競争する?協力する?かわいいのに緊張で息が止まる─

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「ワニの乗る?」は木製の動物コマを崩さないように重ねていくゲーム。棒を抜いていくジェンガと比べて、やることが反対のような感じです。わいわい楽しいですが、自分の番では息が止まります

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中身は大きなワニのコマが1つと、7種類の動物コマ。ワニ以外のコマを1つずつ配り、それを順番にワニの上に乗せていきます。

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こんな感じにどんどん積み重なっていく動物たち。自分のコマを全部乗せたら勝ちですが、崩したらコマを引き取らなくてはいけません。よく見て考えて、慎重に手先を使うと自然と息が止まってます。

それから、自分の番ではコマを乗せる前に赤いさいころを振ります。写真で手前に見えているワニの絵が出ると…。

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一番下のトリやヘビのように、ワニにくっつけて広げて置くことができる。他にもさいころの面によって置けるコマの数が変わるなど、運の要素がほどよく混ざってるのが楽しいところ。

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例えば、手のマークが出ると置くコマの種類を自分で決められず、他のプレイヤーが相談して決める。場の様子を見て話し合う状況が発生します。

基本的には崩すのを狙って乗せづらいコマを考える戦略性があるわけですが、こども同士でやってるのを見ていると「これだったらうまく乗るんじゃない?」と、乗せやすいのを選んであげる場面を目にすることもある。勝負なのに。

ゲームの勝ち負けという目的合理性を超えて、動物がどんどん高く積み重なる純粋な楽しさが勝ってるのがすごい。ならば説明書のルールとは違うけど、そっちを目的にしてもいい。

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箱裏の写真でもこんなに積みあがっている。じゃあコマは共有にして交代で乗せて、みんなでこれを超えよう、さらに何個まで乗せられるかやってみよう、とすれば、意見を出し合いながら共通の目的に向かうゲームになる。基本ルールでは他のプレイヤーの失敗を願いたくなるけれど、こちらだと全員がチームだ。

コマを乗せるという部分は同じでも、ルールのあり方で競争にも協力にもできる。どっちでやっても味わいの違う面白さがあるゲームです。

(おわり)

「大きさ比べ」─ひたすら自分のことだけに集中する─

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「大きさ比べ」は、運や記憶を頼りに手札に描かれた動物の大きさを正しく宣言して場に出し、12枚の手札を早くなくしていくゲームです。かわいい見た目と裏腹に集中力が必要で、真剣にやるほどシーンとなります。

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中身は7種類の動物が描かれたカードのみ。左のアリから右のクマへと、だんだん大きくなっています。自分の番では、場にある動物と比べて手札から出す動物の大小をまず宣言します。

ookisakurabe_006例えば写真では場の動物はカエル。裏向きに配られた手札を重ねて持ち、一番上のカードをめくって出す前に、「大きい」か「小さい」か「同じ」を宣言します。ここでは仮に「大きい」と宣言したとしましょう。

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出てきたのはキツネ、カエルより大きいので正解です。手札を1枚出すことに成功しました。ここで自分の番をおしまいにして、キツネをカエルの上に乗せて次のプレイヤーの順番に移ってもよいですが、さらに出すことに挑戦することもできます。ここでは挑戦することにして、「小さい」と宣言したことにしましょう。

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出てきたのはクマ。キツネより大きいので不正解です。この場合、クマをキツネに乗せた上でそのまま丸ごとひっくり返し、自分の手札の一番下に戻します。

少ない枚数でも手堅く減らしていくか、勝負をかけてもう1枚減らそうとするか、状況に合わせて葛藤するのがおもしろどころ。

また、出しては戻すを繰り返すうちに手札の順番がわかってくるので、それをしっかり覚えておくのが重要です。何枚も連続で出せると、スカッとした達成感があります。

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カードそれぞれに大きさ順が描いてあるので比べるのはとてもわかりやすい。

やってみるとわかるが、次に自分の番が回ってくるまで他のプレイヤーのプレーはかなりのノイズ。下手に聞いたり見たりしていると、覚えていたはずの自分の手札の順番があやふやになっていく。神経衰弱と違い、他プレイヤーのプレーには情報としての価値を見出しづらいのだ。

それでもつい「どうかな…」と確かめがち。その誘惑を断ち切り、情報をシャットアウトして自分のことだけに集中するのが勝利への道。

普通のゲームは他のプレイヤーとのかかわりが面白いはず。そこが逆転する感覚が新鮮で面白いゲームです。

(おわり)

「お姫様を助けるのは誰だ」─隠されたカギを探り、推理と記憶を共有─

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「お姫様を助けるのは誰だ」は、魔法使い役と勇者チームで競ってすごろく状の盤面に隠されたカギを探し、先に手に入れた方がお姫様を塔から出すことに挑戦するゲームです。黒ひげ危機一髪システムも活用されています。

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中身をセットするとこんな感じ。赤いコマの勇者を動かすプレイヤーのチームと、青いコマを動かす魔法使い役1名と分かれて、盤面のマスの下に隠されたカギを探します。

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ゲーム開始前にカギを隠すのは魔法使い役。盤面の丸いチップがはまっているマスは、チップを外すと穴があり、勇者チームが目をつぶっている間にいずれかの穴へカギを入れて隠します。

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2種類のさいころを振って動く順番や進むマス数を決め、盤面上を移動して探索。魔法使い役がカギを隠してるんだから有利でしょ!となりますが、魔法使いのコマのスタート位置は8マス分進まないと盤面に上がってこられない場所なのでご心配なく。

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勇者チームはあとからやってくる魔法使いより前に、カギを見つけなければいけません。もちろん魔法使いも、勇者より先にカギを取ろうとします。

マスは分岐がたくさんあって迷路のよう。勇者は効率的にたくさんのマスを通るように考える必要があります。一度通ったマスは調べ済みなので、どこを通ったか覚えておくと有利になるでしょう。

カギのありかを探すヒントは、魔法使い役の動きや表情にあるかもしれません。勇者はそれを読み取ろうとしますが、魔法使い役は上手にコントロールしたり惑わせたりするとばれにくいでしょう。

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そして、勇者はチーム。交代でさいころを振りながら、魔法使い役の様子や通ったマスの記憶を頼りに、どうコマを進めていくか相談が生まれます。誰かが忘れても、他の誰かが覚えていれば協力できます。

動かしたコマにカチッと手ごたえがあったらカギを見つけた合図。持ち上げると、コマの下に仕込まれた磁石にカギをくっついてきます。写真では勇者ですが、もちろん魔法使いが先に見つけることもあります。

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見つけた人は姫が囚われている部屋ある6つの鍵穴のどこかにカギを挿します。1つだけが当たりですが、どれが当たりかは魔法使いも勇者もわかりません。当たると姫が飛び上がり、挿したプレイヤー側が勝ち。反応しない場合は魔法使い役がカギをセットしなおして2回目の探索が始まります。その場合、どこに挿してはずれたかを覚えておかないと、せっかくのチャンスを無駄にするかもしれません。

勇者チームはカギを早く見つけるべく相談し、魔法使いはそうはさせじと表情やコマの動かし方を工夫。挿絵もきれいな舞台の中で、それぞれの思惑が交差するのが楽しいゲームです。

(おわり)

 

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