ゲーム紹介

*チーム戦

「ブリックパーティー」─もどかしさも達成感も2倍になる、ペア戦ブロック組み立て競争─

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「ブリックパーティー」はお題カードと同じようにブロックを組み上げるゲームです。なのですが、プレイヤーがすることにはひとひねり、ふたひねり加えられているのが、もどかしくも面白いところです。

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主な中身はこんな感じ。下に並ぶのは「フォームカード」で、ここに描かれた形と同じようにブロックを組むのが、このゲームで主にすることです。

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マニュアルには2種類の遊び方が載っています。易しいほうの「ファミリールール」は個人戦で、場に出てきたフォームカードと同じようにブロックを組む競争。見た形を正しくとらえることに加え、すばやく正確に手先を使う力も必要です。

フォームカードに書かれた数字は、「いくつのブロックを使ってその形を作るか」を示しています。この情報もヒントにしつつ考えてブロックを組み立てるのは、もうそれだけで結構楽しい。

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標準のルールはペア戦。2人が「組み立て役」と「説明役」に分かれての競争です。組み立て役はフォームカードを見ることができず、説明役の指示を聞いてブロックを組み立てていきます。

正確に情報を伝えることが必要ですが、ブロックの組み立て方を言葉で説明するって結構難しい。上の写真のフォームカード、まずはどこから説明するか…という時点からして迷いませんか?

説明役はフォームカードの数字は言えませんし、ブロックに触れることはできませんが、指を差して指示することはルール上オッケー。手の動きと言葉とを組み合わせると効果的でしょう。

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さらに、ラウンドごとに全ペア共通の条件として、作り方や伝え方に制限をもたせる「ルールカード」が場に出されます。左のカードは「ブロックを4色使う」、真ん中のカードは「説明役はしゃべらずにジェスチャーで伝える」、右のカードは「組み立て役は親指を使ってはいけない」というもの。

思わずウヘーッとなりますが、最初に完成させたペアにはルールカードの数字分だけボーナス得点が入るのでがんばりましょう。難しい場合はルールカードを用いなくても十分楽しいですが、使うことによって、条件にあわせて行動を制御する必要が生まれ、さらに面白くなるかもしれません。

個人戦のブロック組み競争でもかなり面白いですが、ペア戦ではコミュニケーション要素が入ってさらに盛り上がります。はじめは「こんな難しいことできるのか?」とも思いましたが、やっていくうちにうまくなっていくのを感じやすいのもこのゲームの魅力です。

(おわり)

「ピクテル」─イラストカードで伝われこの思い─

いきなりですが、これは何を表しているでしょう?

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お風呂、ですよね。たぶんわかってもらえましたよね。これはさすがに伝わるのではないかと思います。

この絵、よく見ると、周囲に透明な線のようなものがあるのがわかります。

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このお風呂の図は、3枚のカードを組み合わせて作ったものだったんです。

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というわけで、「ピクテル」は、こうしてカードを使ってお題を伝え合うゲームです。

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中身はこうしたカードが60枚。まん中の緑のカードはおどけたポーズをとる人。ただ、左の青いカードは、鉛筆にも家にも牛乳パックにも見えるのではないでしょうか。想像を働かせたり、機転を利かせたりしてお題を作るのがポイントになります。

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中身のセット例はこんな感じ。カードをドーナツ状に並べ、まん中の部分でお題を作っていきます。

4~6人で楽しむときのルールは、1人がお題を決める人、1人がお題の絵を作る人、残りの人が回答者となり、順番に役割を回していきます。

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まず、お題を作る人はサイコロを振ってお題のジャンルを決めます。12種類のジャンルのうちいずれかに決まったら、それに合ったお題を考え、箱裏の「お題記入エリア」に書き、絵を作る人だけに見せます。

今回はジャンルが「スポーツ」に決まったとしましょう。それを表現するようにカードを組み合わせていきます。

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例えばこんな感じ。回答者は絵が完成する前でも、早い者勝ちで答えを言っていきます。間違えてもペナルティはないので、よく見て想像を働かせながらどんどん答えるのが得点への道。

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正解した回答者は1点、絵を作った人もわかりやすく作れたということで1点、お題を決めた人もちゃんと表現できるお題を設定できたということで1点を得ます。3者の間で通じ合ったごほうび、とも言えるでしょう。

ちなみに先ほどの写真で想定したお題は「野球」。それなりに苦労して作ったので、わかってくれていたら嬉しいです。

もう1つ例題、ジャンルは「職業」でいってみましょう。

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こちらもがんばって作ったつもりですが、わかってもらえるかは自分でも心配な出来ばえ。60枚あるとは言え、いざお題が決まると使えそうなカードは限られてくるので、絵を作る担当はカードを並べたり重ねたりと工夫のしどころ。誰も回答できなかったときは、お題を決めた人が絵の作成のサポートをしてもよいことになっています。

得点を競うので、ルール上、プレイヤー同士は基本的にライバル。ただ、実際にすることは意図の伝達・表現・解釈なので、協力ゲームっぽくもあるのがおもしろどころです。(ちなみにかなり自信がないのですが、上の写真の答えは「警察官」でした)

(おわり)

「赤ずきん」─こどももできるシンプルさ、けど大人でも難しい協力型ゲーム─

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「赤ずきん」はオオカミより早くおばあさんの家に着くべく、プレイヤー全員が協力するタイプのゲーム。童話をモチーフにしていて、パッケージが本に見立てたデザインなのもかわいいです。

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中身のセット例はこんな感じ。このゲーム、プレイヤーがすることは、ほぼ「次のカードをめくるかどうかの判断」だけ。ただ、かわいいモチーフに反して、ミッションを成功させるのは結構難しいです。

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説明書で「お花あつめ」と名づけられている小さなセットを繰り返していくこのゲーム。セットのはじめに、まず山札の一番上のカードをめくります。そして、出てきたカードで咲いている白い花の数だけ、「お花あつめトークン」を裏側のまま乗せます。上の写真の例だと2つ。

ここで手番プレイヤーは「次のカードをめくるかどうか」の判断をします。ここではめくることにしてみましょう。

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4のカードが出てきました。さて、ここで数字比べをします。

比べるのは、「ここまでに並んでいるカードの枚数」と「今めくったカードに書かれた数」。写真では目印に置いた白いペンの先の数字を比べることになります。この場合、後者の方が大きいですよね。このときはセーフとなり、次のプレイヤーがさらにカードをめくるかどうかを判断します。ここではめくることにしましょう。

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出てきたカードは2なので、数字比べは同じ。この場合もセーフとなり、次のプレイヤーがまためくるかどうか決めます。ここではもうめくらないことにしましょう。

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その場合、カードに乗ったトークンをめくります。トークンの表には花か石が描かれていて、花の数を確かめます。上の写真では3つ。

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セットはこれで一区切り。赤ずきんコマを花の個数だけ進めます。また、セットの区切りではオオカミコマも必ず1マス進みます。

さて、ではちょっと時間を巻き戻します。めくるのをやめずに続けていたらどうなったか、見てみましょう。

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出てきたカードは1。数字比べではめくったカードの数字が小さくなり、判定はアウト。トークンをめくらずにセットはおしまいとなり、赤ずきんは進めず、オオカミだけが進みます。実際のゲームでは、欲張りや不運でセットが失敗することも結構ある。

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一度使ったカードとトークンは伏せて別の場所に置いておく。セットを繰り返す中でそれぞれ足りなくなったら、再びシャッフルして使いなおします。カードもトークンもぐるぐる回るわけです。

実際にやってみると、手堅くやろうとすると赤ずきんの進みが遅く、運に賭け過ぎてもセットが失敗して進めないままならなさがある。なんだこれ、毎セット1マスずつ進んでくるオオカミのルートは赤ずきんルートと比べてマスが少ないので、やたらと早く感じられる。

ただし、カードをめくるかどうかの判断は、運まかせだけではありません。カードとトークンの内容構成は上の写真のように一覧表としてまとめられています。つまり、すでに出てきたカードやトークンを覚えて把握することで、残りの内容がどんなものか、ある程度予想できるというわけです。

出てきたカードやトークンの情報をもとに、めくるか否かを決めていく。…それにしても、やっぱりオオカミ早くないか?

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コマを進めていくと、あらかじめ裏向きシャッフルで乗せておいた「?」マークのタイルのマスが4か所。赤ずきんかオオカミがそのマスまで進んできたらめくって確認。4か所のうち1つがおばあさんの家で、赤ずきんが先に到着したらミッション達成です。

数ゲームやってみたけど、オオカミがどんどん進んで全く勝てない。これ、ほんとにクリアできるのか?と疑問に思いながらも、繰り返すうちにコツをつかんで、カード構成の把握がだんだんできるようになる。少しずつ勝てそうな見込みがもてるようになり、10回目くらいでやっと勝利。

始めは勝ち方がさっぱりわからないくらいの難しさだが、何度もやることで「ん?そういうことか…」と徐々に判断の精度が上がっていくのが楽しい。めくるかどうかの判断は順番が回ってきたプレイヤーがするけれど、「この場合は行けるでしょ!」「ここ、慎重に行っとこうよ」と他のプレイヤーの意見も自然と飛び交うのが面白い。

やることはめくるかどうかを決めるだけなので、慣れないうちはとりあえず適当な判断でもいい。ただ、適当だけではおそらくクリアできないゲームバランス。ゆえに「どうしたらうまくいくんだ?」と知性を刺激されるのが楽しいゲームです。

(おわり)

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