「雲の上のユニコーン・デラックス」─ゲストが来るまでにパーティーの準備をする、全員協力型すごろく─

「雲の上のユニコーン・デラックス」は、赤ちゃんユニコーンが会場に到着するまでにパーティーの準備をすることがテーマの、全員協力型すごろく。テーマもデザインも、鬼のようにかわいいです。

2~4人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。ほわっほわの世界観は大人には眩しすぎますが、ちゃんと考えどころはあります。

ゲームの目的は、パーティーのゲストである赤ちゃんユニコーンが会場に来るまでに、プレイヤーで協力して先輩ユニコーンを動かし、パーティーの準備を整えることです。

具体的にすることは3つ。1つ目は、クリスタルを10個集めて会場の飾りにすること。2つ目は、8匹の友達を会場に呼ぶこと。これら2つができたあとにする3つ目は、自分たちユニコーンが会場に集まること。3つができる前に赤ちゃんユニコーンが会場に着いてしまったら、全員の負けです。

さて、自分の番にまずするのは、サイコロを振ること。1~3つ描かれている白い雲の面が出たら、最大でその数まで自分のユニコーンを進めます。

上の写真では、ピンクのマスに止まりました。ここに止まると、さらにすることがあります。

それは、ボード中央のルーレットを弾いて回すこと。矢が指した場所に描かれたクリスタルの数だけ、クリスタルを手に入れることができます。ボード左上のエリアに乗せていきましょう。

黄色のマスに止まったら、そこにある丸い「友達タイル」をめくりましょう。それがゲームを始める前に決めた「自分の親友」、または「みんなの友達」だった場合は、パーティー会場に連れていけます。丸い穴にはめ込んでおきましょう。

ただし「他のユニコーンの親友」だった場合は連れていけません。タイルを裏返しに戻します。でも、どの友達がどこにいたか、覚えておくとそのあとの展開がうまくいくでしょう。

サイコロでユニコーンの面が出た場合は、赤ちゃんユニコーンを1マス、会場に向かって進めます。パーティーの準備ができる前に会場に着いてしまったら全員の負けなので、よく考えて行動を決める必要があります。

サイコロで光る雲の面が出たならチャンス。ピンクや黄色の好きな雲まで一気に移動できます。また、ボード上にある虹は近道として移動できます。どうすれば効率的に準備を進められるか、よく見て判断することがポイント。全員協力型ですから、相談や分担など、意見を出し合えばよりうまくいくかもしれません。

クリスタルと友達の準備ができたら、あとは自分たちがパーティー会場である大きなピンクの雲に集合しましょう。赤ちゃんユニコーンが来る前に集まれたら、見事ミッション成功です。

テーマこそほんわかしていますが、初歩的ながら状況判断や相談・協力のしどころがあって、みんなでパーティーを成功させようという気にさせられます。ビジュアルもかわいくて、見てるだけで楽しい気分になるゲームです。

(おわり)