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月別アーカイブ: 2015年12月

「ムッカパッツァ」─文字通り、1・2・3歩先までを読む─

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「ムッカパッツァ」は、頭・胴体・脚がバラバラになったキャラクターたちを、スライドパズルの要領で元に戻すゲームです。かわいい絵のタイルをスライドさせるのはわかりやすい楽しさがありますが、本気で考えるとかなり頭の使いどころもあります。

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2~4人で遊べますが、3人用のセット例はこんな感じ。10種類のキャラクターたちは、みんな体がバラバラ。よく見ると色や模様で、これとそれとあれがつながるな、というのがわかると思います。それをそろえていくのが目的です。

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自分の番ではまず、左右両端のタイル6枚のうちのいずれかを取ります。

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そして、同じ高さの段の反対側に入れてその段全体を1枚分ずらします。自分の番では、これを最高3回までおこなえます。「これをああして、そのあとあれをこうすれば…」と、ボードをよく見て3回以内に作れる最善の状況を考えて進めていきます。

上の写真の例だと、2回目として中段のタイルを取って反対側に入れると…。

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こうして右端に青いブタがそろいました。ボード最上部にはキャラクターのミニタイルがランダムに10枚あり、その中にそろえたキャラクターと同じものがあれば、その全てを得点としてもらえます。上の例では青いブタは1枚なので1点です。

場合によっては2種類がいっぺんにそろうこともあり、もちろん両方のミニタイルがもらえます。ただ、もしそろってもミニタイルが出ていなければ得点にならないので、上下をよく見て照らし合わせ、考える必要があります。

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ミニタイルは常に10枚になるように、伏せてあるあまりの分を補充していきます。ミニタイルが全て並べられたら、各プレイヤーに1回ずつ順番を回して終了です。

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自分の番でスライドできるのは最高で3回。もしも3回スライドさせて上の写真の状況だとピンチです。次のプレーヤーが黄色い鳥をそろえて3点取ってしまうからです。

自分の利益になるようにスライドさせつつ、他のプレイヤーの得点を防ぐようにするのも考えどころ。3回までのスライドチャンスをどう使うか、ミニタイルと頭・胴体・脚タイルの状態によって変化するので、攻守のバランスを取るのがおもしろどころ。

ただし、各プレーヤーに3つずつ配られている星チップを使うと、星1つにつきスライド回数を1回増やすことができます。よく考えて、ここぞというときに使うのが勝利への道。でも星チップはみんなが持っているので、他のプレーヤーがどう使ってくるか…まで考え始めると、だいぶわかんなくなってきます。

仕掛けが見た目にわかりやすく、ルールもシンプルなので小さな子から楽しめますが、状況から先を予測する力があれば考えどころも豊富。まさにこどもも大人も一緒に本気で楽しめるゲームです。

(おわり)

「ピクテル」─イラストカードで伝われこの思い─

いきなりですが、これは何を表しているでしょう?

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お風呂、ですよね。たぶんわかってもらえましたよね。これはさすがに伝わるのではないかと思います。

この絵、よく見ると、周囲に透明な線のようなものがあるのがわかります。

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このお風呂の図は、3枚のカードを組み合わせて作ったものだったんです。

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というわけで、「ピクテル」は、こうしてカードを使ってお題を伝え合うゲームです。

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中身はこうしたカードが60枚。まん中の緑のカードはおどけたポーズをとる人。ただ、左の青いカードは、鉛筆にも家にも牛乳パックにも見えるのではないでしょうか。想像を働かせたり、機転を利かせたりしてお題を作るのがポイントになります。

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中身のセット例はこんな感じ。カードをドーナツ状に並べ、まん中の部分でお題を作っていきます。

4~6人で楽しむときのルールは、1人がお題を決める人、1人がお題の絵を作る人、残りの人が回答者となり、順番に役割を回していきます。

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まず、お題を作る人はサイコロを振ってお題のジャンルを決めます。12種類のジャンルのうちいずれかに決まったら、それに合ったお題を考え、箱裏の「お題記入エリア」に書き、絵を作る人だけに見せます。

今回はジャンルが「スポーツ」に決まったとしましょう。それを表現するようにカードを組み合わせていきます。

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例えばこんな感じ。回答者は絵が完成する前でも、早い者勝ちで答えを言っていきます。間違えてもペナルティはないので、よく見て想像を働かせながらどんどん答えるのが得点への道。

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正解した回答者は1点、絵を作った人もわかりやすく作れたということで1点、お題を決めた人もちゃんと表現できるお題を設定できたということで1点を得ます。3者の間で通じ合ったごほうび、とも言えるでしょう。

ちなみに先ほどの写真で想定したお題は「野球」。それなりに苦労して作ったので、わかってくれていたら嬉しいです。

もう1つ例題、ジャンルは「職業」でいってみましょう。

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こちらもがんばって作ったつもりですが、わかってもらえるかは自分でも心配な出来ばえ。60枚あるとは言え、いざお題が決まると使えそうなカードは限られてくるので、絵を作る担当はカードを並べたり重ねたりと工夫のしどころ。誰も回答できなかったときは、お題を決めた人が絵の作成のサポートをしてもよいことになっています。

得点を競うので、ルール上、プレイヤー同士は基本的にライバル。ただ、実際にすることは意図の伝達・表現・解釈なので、協力ゲームっぽくもあるのがおもしろどころです。(ちなみにかなり自信がないのですが、上の写真の答えは「警察官」でした)

(おわり)

「スティッキー」─物理の限界にも挑めるバランスゲーム─

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「スティッキー」は、束ねられた棒を崩さないよう、慎重に抜いていくゲームです。バランス棒抜きと言えば「ジェンガ」が有名ですが、それとはまた違った考えどころのあるゲームです。

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中身をセットしたところはこんな感じ。3色の棒を木の輪で束ねて立てます。

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自分の番では赤・青・黄色のいずれかの目が出るサイコロを振り、その色と同じ棒を抜きます。上の写真はゲーム開始当初、まだまだ簡単です。

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しかし、抜いていくうちにだんだんバランスが崩れていきます。抜いた拍子に束が崩れて木の輪が下についてしまったら、その人の負け。束をよく観察して、手先を慎重に使って安全そうな棒を抜くのが基本戦略です。

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逆に言えば、完全に崩れなければオッケーなので、場合によってはわざとバランスを崩すように抜くのも勝利への道かもしれません。ただ、上の写真のように崩れてしまうと負けですから、積極的に攻めるか、慎重に守りに入るかは考えどころです。

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3色の棒は太さが違います。崩してしまった人は負けですが、その他の人は棒の色によってもらえる得点を計算して順位を競います。黄色は1点、赤は2点、青は3点。抜くときの危険性の高さと得点は比例していると言っていいでしょう。

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ゲームが進んでくると、サイコロで出た色の棒を抜いたら危ないと感じる場面に出くわすこともあります。その場合、すでに抜いた同じ色の棒を支払えば、棒を抜かずに次の人の順番に回すことが可能。崩れる危険を承知で抜くか、得点が減ることを受け入れて回避するか、ちょっとした考えどころです。

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誰も崩すことなく、残り3本になったときも得点計算に移ります。このゲーム、ここが物理的な限界だからです。

となると、限界まで行けるか試してみたくなる気持ちも湧いてくるというもの。得点を競うのではなく、プレイヤーみんなで残り3本まで抜き切ることを目標にすれば、全員協力型のゲームにもなります。ここまで行くのは意外と難しいので、「この棒いけるかな?」「それはまずいでしょ!」と、やりとりが生まれるのもおもしろどころ。

基本ルールで競うのも楽しく、全員で限界に挑むのもまた面白い。することはシンプルなので小さなこどもから楽しめつつ、意外と考えどころもあるのが楽しいゲームです。

(おわり)

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