「ペンギンパーティ」─もう1回!度が高い、勝ち方の試行錯誤─

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「ペンギンパーティ」は、できるだけたくさんのペンギンカードをピラミッド状に並べていくゲームです。ルールはとっても簡単ですが、勝つ方法を探るのが難しい。

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中身は5色のペンギンカード。緑だけ8枚で、他はそれぞれ7枚ずつ。

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同じ色のカードにはちょっとずつ違いがあって、それを探すのも楽しい。ただ、イラストに少々の違いがあってもそれは機能や価値に関係なく、どれも「青のカード」というだけ。つまり中身は5色のカードだけというわけで、とてもシンプル。

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自分の番では手札から1枚、ピラミッド状に並べていきます。並べ方のルールは「最下段は8枚まで」「2段目以上に並べるとき、下の2枚どちらかと同じ色しか出せない」というもの。

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下の段が上限枚数に達していなくても、上の段に出していくことはできます。こうして順番に出していき、全員が出せなくなるまで続けていく。出せずに手札に残ったカードは枚数分だけマイナス点となります。

並べていくうちに、ある色が出せなくなる場面も出てきます。上の写真は、黄色が出せなくなった状態。

手札に黄色があるプレイヤーはショック、黄色がないプレイヤーはしめしめ、という状況。こうして、自分にはもうない色をふさいでいく、というのが基本的な戦略なのだろうと思う。

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ただ、個人的な感想だが、どうもそういう意地悪とも言える考えだとあんまりうまくいかない。結果的に自分の勝利に結びつかないことが多いのだ。

妻はこのゲームが強いのだが、話を聞いてみると「自分にない色をふさぐことは考えてなくて、できるだけたくさんの色がずっと出せるように、大きなピラミッドになるように出してる」とのこと。場合によっては上の写真のように重なっていき、うまくいくと頂点の一匹まで完成することもある。

そうなのか。そういう考え方の方が結局強いのか。いやいやそれはたまたまなのか。

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マイナス点を示すためのチップもかわいいこのゲーム。個人的な感想としては、どうやったら勝ちやすいのかがよくわからない。だから勝っても負けてももう一度やりたくなる。そしてそのたびに「こうしたらどうなるかな?」と考えては試すを繰り返す。手探り感が強いのだ。

ルールがシンプルで、1回の時間も短い。そういう点で、小さなこどもから繰り返しの試行錯誤を楽しめるのが楽しいゲームです。

(おわり)