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「ヒットマンガ」はマンガのコマにオリジナルのセリフをつけておこなうカルタです。ゲームの形式としては一応カルタですが、普通のとは違って札には全く文字がなく、センスや想像力が必要になってくるのがおもしろどころです。

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中身のセット例はこんな感じ。並べた取り札には、マンガのコマのような絵が描かれています。

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ただし、吹き出しの中にセリフはありません。この中のセリフを考えたり、あてはめたりしながらゲームが進んでいきます。

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さて、プレイヤーは順番に読み手役を回していきます。読み手の番が来たら、伏せて積んである読み札を自分だけに見えるように1枚引きます。読み札は全て、赤枠がないだけで取り札と同じもの。読み手は引いた札のセリフを考えて、読み上げます。

上の写真の札だったらどんなセリフにしよう。「あー、やっぱり地下より外の空気はいいなあ」と説明的なセリフになるのも手堅くていいだろう。「かくれんぼでここまでするのはやり過ぎかな…」と、センスに賭けてひねってみるのも楽しい。感情を込めた読み方にするのもポイントだろう。

取り手である他のプレイヤーは、セリフとマッチする絵を見極めて早い者勝ちで取り札を取る。取った人は1点、読み手もちゃんと伝わるセリフを言えたということで1点の得点だ。

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絵はいろいろありますが、中には紛らわしいものも。上の写真の札が場にあったとしたとき、読み手のセリフが「よし、行くぞ!」だったらどれにも当てはまってしまうでしょう。

取り手はお手付きすると取り直せません。取り手が全員正しい札を取れないと、読み手は伝わるセリフを言えなかったということでマイナス1点になってしまいます。絵の状況に合わせつつ、札が絞れるようなわかりやすいセリフを考える必要があるわけです。

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上のカードのようにセリフを制限して難しくする追加ルールもありますが、こどもだと難しいかもしれません。そもそも取り札ははじめ50枚もあるので、結構十分難しい。年齢によっては取り札を15~20枚程度にして、減るたびに注ぎ足していくのも難易度調整としてはありだろう。

また、取るのも早い者勝ちではなく、「せーの、ドン!」で一斉に指さす方式にしてみたところ、全てのカードとセリフについて必ず全員が絡むことになり、カルタにありがちな実力差の緩和になるのも良い気がした。(正解した取り手は全員1点、読み手は正解した取り手の人数分だけ得点とすることにしました)

カルタにアレンジを加えると、こんなにセンスや想像力を働かせるゲームになるなんて。「えー、それなの!」「今のセリフうまいな~」と意外性や感心で盛り上がるのも楽しいゲームです。

(おわり)