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「スコットランドヤード・ジュニア」は、怪盗ミスターXとそれを追う刑事との追跡劇のゲームです。互いに相手が移動する先を読み合う、ボードゲーム版おにごっことも例えられるかもしれません。

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2~4人で遊べて、3人プレイ時のセット例はこんな感じ。手前がミスターX、奥側が刑事たちです。

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コマは黒がミスターX、黄色と白が刑事。ボード上の4色の線は移動経路を表していて、プレイヤーはそれぞれ今いる場所から伸びている経路のうち、どこに進むかを決めていきます。

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まず決めるのはミスターX役のプレイヤー。刑事と同じ場所に動くと捕まってしまうので、来ないであろう場所を予測して決めましょう。

移動経路の線の色と対応したチップのうち、1つを選んで片手に握ります。移動しないで留まることも選べるので、その場合は握ったふりだけすればオッケー。ですので、行動の選択肢は最大で5つとなります。

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続いては刑事役。刑事役はチームなので、2つのコマをどう移動させるか相談するのがいいでしょう。それぞれ移動経路のチップを1つ選んで出しますが、ミスターXと同様にチップを出さずに留まることもできます。

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刑事が移動先を決めたら、ミスターXはチップを公開し、両方の役ともに出したチップの経路でコマを移動させます。

上の写真は、出したチップ通りに移動させ終わったところ。ミスターXと刑事が同じ場所にいた場合、ミスターXが捕まったことになりますが、このラウンドではうまく逃げおおせていますね。

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この場合、ミスターXが「成功チップ」を1つ獲得。このラウンドを最大で12回おこない、ミスターXは先に成功チップを9つ、刑事は3つ獲得すれば勝ち、という流れです。

…これだけのゲームなの?と、なんとなく拍子抜けしませんか。このゲームはもう少し対象年齢が高い、元祖「スコットランドヤード」のジュニア版ということもあり、ルールはシンプル。でも、やっていくうちにちゃんと頭の使いどころが「ははーん」とわかってくる。

基本的に序盤はミスターXのチップ獲得が続くでしょう。ただ、やってみると勝利条件のチップ獲得数の違いはちょうどいい感じ。ラウンドが進むにつれて刑事側がだんだん追い詰めていき、どっちが勝つのかわからない展開になっていくのが面白い。(そうならない場合は刑事側がまぬけ、かと…)

ミスターXも刑事も、先を読む、さらには先の先を読むことで展開の有利さに影響してくる。コマを適当に動かしていると、自分に有利な展開につながらないようになっています。運と勘の要素も強いですが、相手の行動を予測する、あるいは裏をかくことで、逃亡/逮捕の確率はあがる、かもしれない。

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ミスターXが視線を隠すためのバイザーも付属。両端についているヒモを結んで頭に装着すると気分もそれっぽくなります。

また、4人プレイ時はミスターXも2人となります。成功チップはミスターX役・刑事同士で共有するので、チームプレイのための相談も必要。特にミスターX役はおおっぴらに声に出して相談できない都合上、考えの伝え方にも工夫がいるでしょう。

本物のおにごっこは大人になると走り回るのがしんどいですが、これはボード上でおこなう頭のおにごっこなので安心。先読み合戦で逃げたり捕まえたりが楽しいゲームです。

(おわり)