「ジョーの動物園」─知ってるはず、なのに思い出せない記憶系─

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「ジョーの動物園」は、逃げ出した動物たちを捕まえるべく、記憶を頼りに隠れている動物を当てるゲームです。記憶の混乱がもどかしい&楽しい、同時解答型の神経衰弱といった感じです。

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2~5人で遊べて、5人でのセット例はこんな感じ。まん中に10枚の「動物カード」を円形に並べ、動物園の管理人であるジョーの黄色いコマをそのどこかに置きます。

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自分の番ではサイコロを振り、出た目の数だけジョーのコマを時計回りで動物カードの上を進めます。

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10枚の動物カードは、いずれも両面に動物が描かれています。ここで各プレイヤーは、コマが止まったカードの裏に描かれている動物を当てます。

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各プレイヤーの手札は、5枚の「予想カード」。動物カードは10枚ですが、登場する動物は5種類。これらの中からコマが止まったところの裏にいる動物を当てるわけです。

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と言っても、ゲーム序盤は何の情報もないので、とりあえずは勘で決めましょう。プレイヤーは全員、これだと思う動物を決め、カードを伏せて場に出します。ここではなんとなくフラミンゴにしてみました。

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全員が出したら、コマの下の動物カードと、各プレイヤーが出した予想カードをめくり、合ってるかどうかを確認。コマの下から出てきたのはワニ。残念ながらフラミンゴではありませんでした。

でも、ワニの予想カードを出した緑の手札のプレイヤーは運がよかったようで正解。1点もらえます。そして、めくって出てきたワニのカードは、そのままの向きにしておきます。

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こうしてサイコロを振って進んだところの裏にいる動物を当てるのを続けていきます。続いてはトラが登場しました。

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続いてはアリクイ。出てくる動物のうち、シマウマ・トラ・フラミンゴ・ワニ、まではいかにも動物園っぽいですが、もう1種類はアリクイ。なんとなく渋いチョイス。にょっきり伸びた鼻を強調したイラストもインパクトがあって、なんとなく見つめてしまいがち。

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などと思っているうち、続いて止まったのは、最初にめくって出てきたワニのカード。この裏の動物を当てるわけです。

さっき見たわけだから、覚えているはず。この記事でも写真を載せたので、覚えているはず……なのですが、覚えていますか?(覚えておいてねと言ってないので、ちょっとずるいですね)

動物カードはたったの10枚、動物の種類もわずか5種類。それくらい簡単だろうと感じるのですが、なぜだか混乱。サイコロを振ったりカードをめくったりしているうち、記憶があいまいになっていく。それがおもしろどころではありますが、混乱を楽しむだけではゲームに勝てないので、ゲームに必要な動作や余計な情報に左右されず、しっかり記憶を保っておくことが勝利への道。

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当たるともらえる得点の目印は、緑色のキューブ。これを最初に6個もらえたプレイヤーの勝ち。

やってみて感じたのだが、記憶が混乱しがちなのはトランプの神経衰弱と違い、カードの両面に覚えておくべき情報があるからからかもしれない。待ち時間がなく、全員が同じタイミングで解答するのも特徴です。

(おわり)