「ごちそうがこぼれちゃう!」─かわいい見た目に駆け引き熱く、思惑飛び交うブロック積み─

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「ごちそうがこぼれちゃう!」は、買い物するごちそうに見立てたブロックを崩さないように積んでいくゲーム。ブロックを崩さないようにするのはジェンガと同じですが、ルールに駆け引きの要素があるのが面白いんです。

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2~5人でプレイできて、中身のセット例はこんな感じ。セットの仕方は何人でも共通です。

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自分の番にまずすることは、丸い「ネズミコイン」を1枚めくること。ここでは緑色のネズミが出てきました。

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続いて、ネズミと同じ色のブロックの中から1つ選びます。このあと積んでいきますが、ブロックを積む向きには決まりがあって、必ず写真のような向きで積んでいきます。ここでは縦長に置くブロックを選びました。

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そして、選んだブロックを真ん中の「ショッピングカート」に積みます。これで次のプレイヤーに交代です。こうしてショッピングカートに買い物品を崩さないように積んでいくわけです。

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だんだん高くなるので、どの形のブロックを乗せるか考えたり、指先を慎重に使ったりすることがポイント。そのうち、もうこれ以上積みたくないな…という状況になってきます。このゲームの場合、ここでパスすることもできます。積む番が回ってきたAさんが、ネズミタイルをめくったあとパスしたとしましょう。

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続いてのBさんもパスしましたが、その次のCさんは挑戦することにして、見事成功させました。ここでCさんは「お買い物タイル」を1つゲット。この「お買い物タイル」を先に3枚集めた人がゲームの勝者なので、一歩リードです。場を全てリセットして、Cさんの次のプレイヤーが最初から積み始めます。

危ないのでパスはしたいけど、それは同時に他の人にチャンスを与えることにもなりかねない。このあたり、リスク管理をどう判断するかが考えどころ。

また、自分がパスしたあと、他のプレイヤーが全員パスする場合もあります。

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一周回って全員パスの場合は、強制的に自分が挑戦することになります。一旦パスした場面で積むわけですからリスクは高いですが、ここで成功すると「お買い物タイル」を1枚もらえるのでチャンスでもあります。さらにはリセットすることなく積み続けていくので、全体の緊張感が高まります。

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また、いずれの場面でも崩してしまった場合は、崩した人以外のプレイヤー全員が「お買い物タイル」を1枚ゲット。崩して即刻負けではありませんが、不利になるので要注意です。崩れた場合は、場をリセットして次のプレイヤーがまた最初から積み始めます。

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こうしたゲームの流れなので、駆け引きをする場面はいろいろ。3点先取という勝利条件を見通して考えたり、わざと意地悪な積み方をしたりと、どういう戦略を取るかが考えどころ。テーマや雰囲気はかわいいですが、手先も頭もしっかり使うゲームです。

(おわり)