「ジャマイカ」─数字を四則演算でコネコネして、指定された数を作れ!─
「ジャマイカ」は、サイコロで出てきた数字を計算して指定された数にするゲーム。数と+-×÷の記号が頭の中で飛び交います。
ボードゲームでもカードゲームでもなく、本体はこんな感じのモノ。周囲にある6つのサイコロは1~6の数字がある普通のもの。中心のサイコロの数字は10の倍数になっていて、10~60の面があります。
何人でも遊べて、まずはこんな風に手のひらの上に乗せます。そして、本体をぐるぐる動かすと…
こんな風にサイコロがコロコロ回転します。上の画像では動きが見えやすいように右手でつまむように持っていますが、両手のひらで挟んでコネコネするとやりやすいです。なんとも言えない感触が気持ちよかったりもします。
適当にコロコロしたら、テーブルなどの硬い平らな面にバシッと置きましょう。
すると、こんな風にサイコロの目が確定します。ここからが頭の使いどころ。白いサイコロの数字を全て使って四則演算し、黒いサイコロの数字を合計した数字にする、というのが遊び方です。
この場合、4・5・3・1・3を1回ずつ使って計算し、24にするというわけです。数字と記号をあれこれ組み合わせて、計算しましょう。
この例はたぶんそんなに難しくないはず。4×5=20、20+1+3で24……だと、3が1つ余っちゃいます。ちゃんと全部使って24になる計算があります。こういうときはこれまでの考えを捨てて、新たな計算を作る思考の切り替えがポイント。
1人でも遊べますが、誰かと正しい計算を作る速さを競うのも楽しい。子どもとやるとき、暗算できる力が十分あればよいですが、やってみると書いて考えたくなってきます。もちろん紙でもよいですが、100均でも売ってるミニホワイトボードを使うのもおすすめ。なめらかにササッと書けて、消すのも素早くできます。
さて、続いてはこんな目が出た場合。黒の合計が60台になると難しくなる印象があります。出た目によっては式を作れない場合もありますが、これはできます。
いろいろやってるうちに、この組み合わせ、ほんとにできる…?と思わされることも自分にはしばしばありました。ネット上に「ジャマイカ自動計算」(stabucky.com様)というものを公開している方がいらっしゃるので、こちらで数字を入力して確かめることができます。
1人で頭の体操をするもよし、みんなで競うのも楽しい。素早く正確に計算して、こうじゃなければこうかもしれない…と、あれこれ考えるのが楽しいゲームです。
(おわり)