「アブザック」は、手札を場に出したり、条件を満たして場に出したカードを手に入れたりして、たくさんのカードを集めることを競うゲーム。簡単ルール&手札の扱いやすさで、小さな子から楽しめます。(※全く同じ内容のゲームが「ゆかいなふくろ」という名前でも流通しています。)

箱の中身は全てカードで106枚。カードは3~7の数字が振られた5種類のみとシンプル。3と7が21枚、4と5が20枚ずつ、6が24枚です。それぞれの枚数が数字の倍数になっているのがちょっとしたポイントです。

さて、ゲームは2~5人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。何人で遊ぶときも全てのカードを各プレイヤーの前に裏向きで配りきり、各自の山札とします。そして上から3枚取り、最初の手札とします。

自分の番にまずすることは、手札を1枚または2枚または3枚、場に出すこと。最低でも1枚出す、全て出すのもあり、というわけです。カードは数字ごとに別々の列にして出していきます。

このとき、ある条件を満たしていたら場のカードを手に入れられるのですが、ここでは満たしていないのでとりあえず置いておきます。出した枚数分、自分の山札から手札として補充し、次のプレイヤーに移ります。手札は常に3枚というわけです。

続いてのプレイヤーは、3を2枚出しました。これで場に3のカードが3枚。このように、カードの数字と同じ枚数分そのカードが場に揃ったら、その数字のカードを全て得点として手に入れることができます。自分の山札の隣に、表向きに重ねておきましょう。ここでは3枚ゲットです。

ゲームの終了時には、手に入れたカードの枚数で順位をつけます(カードの数字は得点に関係しません)。自分の山札がなくなり、さらに手札も出し切ったプレイヤーが出た時点でゲームは終了です。

4を4枚揃えたら4点ゲット、5なら5点。7が7枚揃うのには時間がかかりますが、自分の番で揃えたら一気に7点ゲット。どのカードを何枚出すか、「次に自分の番が回ってきたときの状況」を想像するのがポイントです。

このゲーム、自分の番で「う…、どれも出したくない…」ということが結構あります。それでも最低1枚は出さなくてはいけません。苦しくてもできるだけリスクを下げるようになんとか考える、という場面がしばしばあるのも特徴の1つです。

簡単ルールで手札も3枚なので、小さな子どもも理解&扱いがしやすいです。考えどころはありつつも、全体的なゲーム感は軽く、テンポよくサクサク進んでいきます。やってみた感想としては、この「サクサク感」が子どもにとっては気持ちよく感じられることが多い様子。そのため「もう1回やろ!」度が高いゲームのように感じます。

想像や思考をするポイントはありつつ、運の要素もかなり強いので年齢や経験を問わずみんなが本気で楽しみやすい。ジリジリしたり、やったぜ!となったりと、プレイ中に何度も気持ちの緩急があるのが楽しいゲームです。

(おわり)