「オバケだぞ~コンパクト」は、自分のコマをいち早くゴールに進ませるすごろくタイプのゲーム。……なのですが、自分のコマがどれなのか、途中からわかんなくなってくる仕掛けに混乱します。

ゲームは2~4人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。4色の丸コマから自分のものを決めて、ボード右上のスタート位置に置きます。ボードの階段がマス目になっていて、時計回りに進んで左上のゴールを目指します。

自分の番ではまず、サイコロを振りましょう。サイコロ6面の構成は「1・2・3・4・オバケ・オバケ」。このうち、1~4の数字が出た場合は、その分だけマスを進めます。

サイコロでオバケが出た場合は、丸コマとオバケコマを入れ替えます。オバケコマの底面には丸コマと対応する色シールが貼ってあるので、同じ色同士で入れ替えましょう。

不思議な階段を進んでいたら、人間がオバケに変身しちゃったという感じ。入れ替えるのは自分の色でなくてもオッケー。入れ替わった丸コマの方は、担当するプレイヤーの前に置いておきます。

そして、一度オバケが出てきたら、それ以降誰も底面を見て色を確認することはできません。あとあとわかりますが、どのオバケが何色かを覚えておくのがポイントになってきます。

サイコロでオバケの面は結構出るので、割と早い段階で全てがオバケ化するのが普通の流れ。数字が出たら、自分の(であるはずの)オバケコマを進めましょう。……まあ、ここまではなんてことはないですが、ここから先がこのゲームの本番。

全てがオバケ化しているときにオバケの面が出たら、どれか好きな2つのオバケの位置を入れ替えます。自分の色のオバケが遅れていたら、先頭と入れ替えることもオッケー。

…不思議なもので、オバケが進んだり入れ替わったりするうちに、どれが何色だか混乱してきます。説明を読むだけでは混乱度合いが想像しづらいと思いますが、見事にわかんなくなってくる。記憶を保持して、集中し続けることがポイントです。

わからなくなったときは、他のプレイヤーの行動も参考にしましょう。記憶の確かそうなプレイヤーの選択を見て、「ってことは…」と推察できることもあるはず。

…なのですが、逆に他人の動向を見て「いや、ここでそれ?…ん…?」と、混乱が余計に深まることも。自信があるときは、自分の記憶と考えを貫いたほうがいいかもしれません。

オバケが進んでいき、一匹がゴールしたらゲームは終了。底面を見て、その色の担当プレイヤーが優勝です。自信満々に自分じゃない色のオバケをゴールさせて「え~っ!」となることもあるわけです。

この「オバケだぞ~コンパクト」は、その名の通り「オバケだぞ~」というゲームのコンパクト版。コマの仕掛けが簡略化されているなど、モノとしての魅力はちょっと負けるかもしれませんが、ゲーム性はおんなじ。買いやすい価格で、場所を取らず持ち運びしやすいとも言えます。

集中して記憶したり、それでもいつしか混乱したり、他人があてになったりならなかったり。簡単ルールながら、思惑が行き交ったり、意外な結果になったりするのが楽しいゲームです。

(おわり)