「カタミノ」─指定の木製ピースでスペースを埋め尽くすパズル─

「カタミノ」は、指定された木製ピースでスペースをぴったり埋めるパズル。難度調整がいろいろできて、小さい子から楽しめるモードから、大人も手こずる激ムズまで楽しめます。

箱の中身のメインとなる木製ピースはこれらの「ペンタミノ」と呼ばれるもの。さまざまな形ですが、どれも5つの正方形をつなげたものになっています。

こちらがペンタミノを並べて埋めていくボード。仕切り棒は移動させることができ、これで区切った部分に並べていきます。

説明書に載っている1人プレイでの遊び方には、難易度が0~4まで設定されていますが、ここでは6歳以上向けで難易度「3」の「スモールスラム」という遊び方を紹介します。

この遊び方では、添付の問題集の問題を解いていきます。まずは「Aの3」を解いてみましょう。これは「ボードを3と4の間で仕切って、左側のスペースを指定された3つのピースで埋めてね」という意味。

最初の問題だけあって、これは難しくはありません。まずは手をいろいろと動かして、スペースを埋めるようにあれこれやってみましょう。うまくいかないときは、向きを変えたり裏返したりしてみるのがポイントです。

続いては「Aの4」。仕切り棒を1つ右に動かし、新しくピンクのピースを加えてスペースを埋めます。まだすぐできるでしょ……と思ってやってみたところ、思ったより時間がかかりました。

さらには「Aの5」。感じ方の個人差はあるでしょうが、この辺りから結構難しくなってくると思います。Aの6、7、8までクリアすれば、「スモールスラムのA」はクリア。…なのですが、これ、思った以上に大変だぞ。

とにかく手を動かしていくうちに、「こうすると埋まるはずがないな」というのが少しずつわかっていく感じ。だからと言って、個人的にはまだ「効率的な考え方のコツ」みたいなものまでたどり着けていなくて、かなり手こずりました。その分、うまく埋まったときには爽快感があります。

スモールスラムはGまであって42問。ページを進むごとに問題は難しくなり、11個のペンタミノを使う問題も登場します。問題は全部で500問あるので、相当なやりごたえがあるはずです。

5歳用として載っているルールではピースの指定はなく、好きなように使ってスペースを埋めればオッケー。3~4歳用では、1マス分・2マス分のピースを加えることになっています。難度設定が細かく調整できるので、自分に合ったやり方が遊べます。

色彩のきれいな積み木として、絵を描くように好きなように並べたり、立体的に積んで楽しんだりするのもよさそう。説明書には並べ方の見本も載っています。

2人で順番に並べていく対戦ルールも載っているので、いろんな楽しみ方ができるはず。木製で触った感触も気持ちよく、じっくり系、自由系、対戦型とさまざまな遊び方ができるのが楽しいゲームです。

(おわり)