「ロジカルルートパズル」─論理思考の球ころがしルート作りパズル─
「ロジカルルートパズル」は、指定されたピースをボードにはめこんで、球の色に合ったゴールに転がるようにルートを作るゲーム。じっくり考える遊び方のほか、小さなお子さんが感覚遊び的に楽しむのも楽しいです。
箱の中身を大きく分けると、いろいろなピースとそれをはめこんでいくボード。ピースには何種類かあり、色や道に違いがあります。迷路を転がしていく5つの球は、それぞれ色が違います。
説明書には2つの遊び方が載っています。最初におすすめなのは、自由に迷路作り。ピースをボードへと自由にはめこんでいってみましょう。
そして、ボードが埋まったら上部にある球のスタート位置から転がしてみましょう。カタカタと音を立てながら転がる球の動きを目で追うのが、まずは感覚遊び的に楽しいです。何度も見ているうちに気づくこともあるかもしれません。
上のアニメ、球がゴールしたところをよく見てみましょう。
赤い球が緑のゴールに入っていて、色が違います。じゃあ、どこからスタートさせたら同じ色のゴールに入るかな…?という遊び方が次のステップです。迷路をよく観察して考えれば、わかるかもしれません。
もちろんそれは、そこそこ高度な思考です。小さなお子さんが遊ぶ場合は別のスタートから転がし、違ったまた別のスタートから…という繰り返しがちょうどよさそう。「あれ、さっきと同じゴールに着いちゃったぞ?」となることもよくあるので、どこから入れるとどこに行くか覚えておくことにも関わってきます。
2つめの遊びはパズル。箱の中には問題集が入っていて、レベル1~6に分かれた60問が載っています。
例えばレベル3の問題の場合、球のスタート位置となる「スターターピース」を「3」の列にはめこみます。
また、問題ごとに球のスタート位置と使えるピースの指定があります。例えばレベル3の5問目は上の写真のような感じ。スタートは左から、緑・赤・青・紫・黄。使えるピースは緑が4つと白が7つというわけです。
全ての球を転がして、正しいゴールに着いたらオッケー。というわけで、このピースをここに、これはそこ、あれ?…そうするとこっちがおかしくなるぞ…という感じに、まずはいろいろ試しながら手を動かすのがポイントです。
はめては転がして検証、違ったら修正、という試行錯誤も楽しく繰り返せます。何度もやっているうちに、適当に手を動かすだけではなく、解くために必要な法則性や論理的な考え方に気づくこともありそうです。
パズルですので、基本的には1人でじっくり解くもの。ただ、2~3人でいろいろ言い合って解く姿も見たことがありますが、そうした遊び方も楽しそうでした。また、問題集の巻末には各問の答えが載っています。ですので、誰かに見てもらって「この列は合ってるよ」「ここは緑のピースだよ」など、コミュニケーションをとって部分的にヒントをもらうこともできます。
感覚遊びとしても楽しく、しっかり思考するのも面白い。動きが見えない「トンネルピース」が登場する問題もあります。こども大人も、年齢に合った楽しみ方ができるパズルです。
(おわり)