「バブルストーリー」─目的探してカードめくりの小さな冒険─
「バブルストーリー」は、目的のものを見つけるためにカードをよく見てめくっていく、小さな子向けの探検ゲーム。絵探しが冒険要素をまとったような感じで楽しめます。
箱の中身は全てカードで72枚。色ごとにセットとなっていて、3つの冒険が楽しめます。それぞれ20~24枚ずつあるのですが、これとは別に練習用のプチ冒険セットがあります。
この緑の6枚が練習セット。今回はこのセットで実際の流れを紹介してみます。写真のように色が揃った面を上にしてカードを並べれば準備完了です。
箱には「1人専用」と書かれていますが、何人かで相談しながら協力するように進めることもできるでしょう。ゲームの目的は、「もくてきカード」の星に描かれたものを見つけ出すことです。
今回の目的は、カバンとクマ。
そして探検は、チェック模様の「はじめのカード」をめくることから始まります。では、めくってみると……
部屋の様子が出てきました。そこには2つのシャボン玉が。これは「シャボン玉の部分と同じカードを見つけたら、それをめくっていいよ」という意味。
ここでのシャボン玉はベッドとドア。それではまず、ドアを探してみることにしましょう。さて、ドアのカードはあるかな…
ありました。ではめくってみます。
出てきたのは写真下部の玄関の様子。ここにはまた、テレビとお母さんのところにシャボン玉があります。
さて、今度はどちらをめくろうかな…と、迷いますが、改めて今回の目的を思い出してみましょう。それはカバンとクマ。ときには目的をよく考えたり、カードの絵をよく見て決めるのもポイントです。今回はお母さんのカードをめくることにしました。
そこにはカバンが登場。これで目的を1つ達成です。
さて、もう1つはクマ。テレビをめくってみようかな…。それでもいいですが、このゲームではこれまで見てきたカードに戻ることも自由にできます。ですので、さっきの部屋に戻って別のシャボン玉のカードを探してみるのもありかも…。
という感じでカードの世界を行き来して目的のものを見つけていきます。緑のカードは練習用なのでごくごく簡単。これで遊び方を理解したら、別のカードを使って本番の冒険に出発というわけです。
オレンジの「学校でかくれんぼ」は22枚。対象年齢は4歳からとなっているこのゲーム、こうして広げるとよく見て探すのにちょうどいいやりごたえがあるかもしれません。
チェック柄の「はじめのカード」をめくると、学校らしき場所に4つのシャボン玉がありました。さてさて、どこから探検しようかな…ここだと決めたらそのカードを見つけなきゃ…という感じで冒険が始まります。実際にかくれんぼ気分になれますよ。
ネタバレ要素もあるので写真は出しませんが、めくると「いきどまりカード」というハズレが登場することも。説明書には冒険者としてのレベル判定が載っていて、ハズレを引いた枚数によって評価が変わってきます。
大人の私もやってみましたが、一度目は結構ハズレが多くなりました。小さな子にとっては、立派な冒険者を目指して絵本を繰り返し読むように挑戦するのも楽しそうです。よく観察したり、ちょっと考えたりしながら探検気分を味わえるのが楽しいゲームです。
(おわり)