「ファッションコーディネートゲーム こんなとき、なに着る?」─カードを組み合わせ、テーマに合った服を実際に作ろう─
「ファッションコーディネートゲーム こんなとき、なに着る?」は、さまざまな柄の布地カードを組み合わせてテーマに合った服をデザインし、お互いにどのテーマで作ったのかを当て合うゲーム。布地を重ねたりずらしたり、なんとかやりくりして表現するのが楽しいです。
登場する布地カードは60枚。いろいろな柄があります。
裏面は「同窓会コーデ」「レトロコーデ」といった、服をデザインするテーマになっています。さて、服を作るには型紙的なものが必要になりますが、これに相当する「服の形カード」もあります。
トップスとボトムス、それぞれ6種類の全12枚。で、服を作るというのはどういうことかと言うと…
シルエットが抜き型になっているので、その部分から布地が見えるようにカードを差し込んで組み合わせるというわけです。ほんとに服をデザインしているような感じを味わえるのが新鮮です。
このゲームには3つの遊び方が説明書に載っていますが、ここでは「ファッション・テーマ」という遊び方を紹介します。3~6人で遊べて、何人で遊ぶときもセット例はこんな感じ。
こうして場をセットしたら、各プレイヤーに布地カードを5枚、担当カードを1枚ずつ配ります。
各自ナイショで確認する担当カードにはA~Fの英字が振られています。写真のプレイヤーはFの担当となりました。場をよく見ると…
Fは「お嬢様コーデ」。このプレイヤーは自分の布地カードを使ってお嬢様風の服をデザインするというわけです。全員が担当を確認したら、それぞれに適した「服の形カード」を取る場面に移ります。せーので欲しいカードを指さしましょう。
人とかぶったらジャンケンして、負けた人は選び直しです。これを2回おこない、各自トップス・ボトムスの形カードを1枚ずつ取ります。
ここまで来たらいよいよコーディネートタイム。手持ちのカードをやりくりしてテーマに合った服をデザインしましょう。
…お嬢様コーデ、こんな感じでどうでしょうか。
正直なところ、上下でちぐはぐな感じもするのですが、布地カードはランダムに配られるので思い通りの服が作れるわけではないんです。担当コーデに合ったものかどうかには運の要素もあります。ただ、それをなんとかするのが工夫のしどころ。あとからプレイヤー同士で当て合うとき、正解してくれた人数分の得点が入るので伝わるように工夫するのがポイントです。
全員完成させたら解答記入タイムに移ります。
得点用紙にお互いのテーマを予想して書き入れます。人のを正解できていたら1点になるので、よく観察してテーマと照らし合わせましょう。配布の布地がランダムなこともあって、これが意外と難しいんです。デザインに込められたイメージや意図を想像しましょう。
全員書いたら順番にテーマを発表して答え合わせ。前述の通り、人のを当てたら1点、自分の服のテーマを当ててくれた人数分の得点も入ります。こうして答え合わせが終わったらラウンド終了、最初に戻って用意をして、3ラウンド終わった時点での得点で競います。
デザインのやりくりは意外と難しい分、伝わったり当てたりできたときはお互い嬉しい気持ちに。違っていても、デザインの意図を話して「そういうことだったのねー!」と話が弾むのも楽しいです。
このルールのほか、親が決めたテーマに一番マッチする服を作るルールや、2人用の協力ルールの遊び方もあります。人数やメンバーによって楽しみ方を選ぶこともできるのもいい感じ。カードの組み合わせで服を作り、本当にデザインを考えている気分になれるのが楽しいゲームです。
(おわり)