「オトマネ」─写真を音真似して当て合おう─
「オトマネ」は、写真を音真似で表現してそれがどれかを当て合う、かるたタイプのゲーム。表現力・想像力がポイントで、工夫したり読み取ったりするのが楽しいです。
箱の中身は全てカードで、こちらは「音カード」。いかにも音が聞こえてきそうな写真、そうでもない感じの写真と、いろいろあります。両面印刷で140枚あるので、写真は全部で280枚。このボリュームもすごいです。
続いてこちらは「順番カード」。かるた風に進めるこのゲームで、どの位置のカードの音真似をするか指定するカードです。
さて、ゲームは3~6人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。
音カードは1人3枚ずつ配り、場に4枚並べ、残りは山札。場所カードは裏向きの山札とします。何人で遊ぶときも同様です。
ジャンケンで最初の出題者を決めたらゲームスタート。残りの人は回答者です。出題者は順番カードを1枚めくり、自分だけ見えるように確認します。
まずは「1」と書かれている場所に注目しましょう。4枚並んだ音カードのうち、対応するものを音真似で表現するわけです。ここではボウリングの写真でした。ジェスチャーや言葉での表現は禁止、声帯模写だけで表します。
この場面なら「ゴロゴロゴロ…カッシャーン!」という感じでしょうか。誰にも当ててもらえないと自分が持っている音カードが1枚没収となるので、伝わるように工夫して表現しましょう。(最初から音カードを3枚持っているのはこれが理由です)
回答者は早いもの勝ちでどれかをタッチします。当たっているなら出題者は「正解!」の宣言、正解者は得点としてカードをゲットです。不正解なら取り直しはできないので吟味する必要がありますが、スピード勝負でもあるので判断と速さのバランスも大事です。
こうして1枚目の音真似が終わったら次に進む準備をします。
取られたところに新しく音カードを出すのに加えて、下段左端にも新しく出します。今度は5択となり、だんだん選択肢が増えるのが面白いです。
続いて出題者は「2」の位置のカードを音真似して…という流れを4回繰り返すと……
こうして8択になりました。このあと出題者は最後となる5回目の音真似をしてラウンド終了。場をリフレッシュして4枚新たに並べ、出題者を左隣に交代という流れです。全員が出題者をしたらゲーム終了、その時点の得点で競います。
音カードはバラエティに富んでいて、すぐに音が思いつくものもあれば、「これはどう表現すれば……?」となるものもあります。また、似た音がしそうな音カードが場に同時に並ぶこともしばしば。素早さバトルになったり戸惑ったりと、テンポの緩急があるのも面白いです。
音真似をするごとに「うまいね~」「これはわかんないよ!」といったやりとりが生まれるのも楽しく、共感や意外性の発見も繰り返し起こります。
説明書には「好きにルールを変えて楽しもう!」というフレーズも。シンプルなルールですので、場に合ったアレンジを考えるのも楽しそうです。音ではなくジェスチャーだけで伝える、なんてのもいいかもしれません。
(おわり)