「よくみてごらん!?」─「まちがい探し」を出し合う─
「よくみてごらん!?」は、場にあるカードの中からさっきまでと違うカードを見つけるゲーム。昔からある「まちがい探し」の問題を互いに出し合うような感じです。(「どれがかわったの?」という名前でも流通しています)
中身はいろいろな絵柄が描かれたカードがたくさん。人数によって変わる手札の枚数は4~6枚。そしてまず場には5枚並べます。自分の番では、他のプレイヤーが目をつぶっている間に場のカードから1枚選んでめくります。
このカード、表と裏でちょっとだけ絵が違う。他のプレイヤーは目を開けたらそれを探し出し、早い者勝ちで見つけ出す。正解すると手札から1枚選んで場に出せます。これを繰り返して手札がなくなったプレイヤーの勝ち。場のカードをじっと見て、覚えておくことが勝利への道。
やってみるとわかるが、目をつぶっていると自然と耳が研ぎ澄まされる。そういうゲームじゃないはずですが、カードをめくる音が聞こえてきて場所がなんとなくわかっちゃう。それに気づけば、逆に自分がめくるときは音を立てないよう慎重に手先を使うでしょう。
ただ、説明書ルールの「早い者勝ち」は実力差が出やすいところ。年齢差のあるメンバーでやったときは、カードをめくったプレイヤーの左隣から回答権が順番に移っていくルールにしてやってみたところ、競争性がマイルドになった。わかってて言いたいのを抑え、自分の順番が来るまで待つドキドキも味わえる。
変わったカードを見つけるのは、最初の5枚だとまだ簡単ですが、だんだん増えていくと混乱するのがおもしろい。
この写真、ひとつ上の写真と比べて1枚めくってあります。見つけられるでしょうか。
このゲーム、2人1組のチーム戦にしてもよいかもしれない。2人で意見が一致したり、1人がわからなくても相棒がわかって助かったり、意見が分かれて相談したりと、2人の間でいろいろなやりとりが発生しそう。覚えるカードを分担すれば、協力もできる。
アレンジはともかく、どれが違う…?と考えて、わかった!とひらめく瞬間が楽しいゲームです。
(おわり)