「いかだ動物園」─昨日の敵は今日の友─
「いかだ動物園」は、いろいろな形のいかだに、どれだけ動物を入れることができるか予想するゲームです。手を寄せ合って協力する場面では、フィジカルでも距離が縮まる楽しさがあります。
中身のセット例はこんな感じ。上の写真ではちょっと見づらいかもしれませんが…
いかだの周りの動物カードの上には、同じ動物の木製コマが載っています。この、ぐるっといかだを囲んだ動物コマが、いかだの中の穴におさまるかどうかを予想します。
プレイヤーは入ると思えば緑のチップ、入らないと思ったら赤のチップを出します。全員が緑チップなら動物カードと動物コマを1つ追加して再予想を繰り返していきます。複雑な形のいかだの中に、これまた複雑な形の動物コマが入りきるかどうか、よく見て見当をつけて考える必要があります。
さて、1人でも赤チップを出したなら…
本当に入るかどうかの答え合わせ。入ると思ったプレイヤーは、砂時計が落ちるまでの間にみんなで動物コマをいかだの穴に入れていきます。手を動かしてカチャカチャさせるのがまず楽しい。うまく入らなくても、角度や順番を変えると入り方は結構変わる。アイデアを出し合って協力しながらの工夫が生まれます。
見事おさまれば緑チップのプレイヤーに得点、入らなければ赤チップの人に得点です。
いかだは全部で6つあるので、ゲームは全6ラウンド。1ラウンド目は1点、2ラウンド目は2点…と得点があがっていくので、後のラウンドになっても順位が確定しづらいのも面白い。
「よく見て予想+手先を動かす+工夫と協力」という要素でテンポよく進みます。さっき意見が分かれた相手と今度は協力して動物を入れるなど、関係に変化があるのも楽しいゲームです。
(おわり)