「ズーロレットジュニア」は、人気の動物園を作るべく、園長となって動物たちを集めるゲーム。動物集めには計画性や駆け引きが必要で、ジレンマに頭をひねるのが楽しいです。

箱の中身のメインは動物たちのタイル。ゲームではこれらをうまく集めるのがポイントになってきます。動物の他に、動物園の憩いとなる景観のタイルもあります。

ゲームは2~5人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。タイルは全て裏向きでシャッフルし、まずは15枚の山を1つ作って上に赤いコマを置いておきます。その他のタイルは適当に山を作っておきます。

各プレイヤーの前にあるのは、自分用の「動物園の建設予定地」。ここに動物を集めていきます。

ゲームはラウンド制で進んでいきます。ラウンド内で自分の番が来たら、2種類ある行動のうち1つを選びます。

ここではその1つである「動物の搬入」を選ぶことにしました。その場合、裏向きのタイルを1枚めくり、場にあるトラックの荷台に乗せます。各トラックには荷台が3つ、トラックの数はプレイヤーの人数と同じく4台です。そして次のプレイヤーに交代します。こうして荷台にだんだん動物たちが乗せられていきます。

もう1つの行動は「トラックの選択」です。タイルをめくらず、動物が1~3頭乗ったトラックを1台選んで自分の建設予定地に移動させましょう。

トラックを移動させたら、続いて動物の配置をします。建設予定地には動物を入れる区画が3つあります。1つの区画には動物を6頭まで入れられますが、同じ区画に違う動物を入れることはできません。

また、各区画に何頭の動物を入れたかがゲーム終了時の得点計算に大きく関わってきます。1頭なら1点、2頭なら2点……と、4頭までは1点ずつ増えていきますが、5頭なら8点、6頭では12点と得点が伸びていきます。にぎやかな区画は人気が出るということでしょう。

トラックを選択したら、そのラウンドへの参加はおしまいです。全員がトラックを選択してタイルを配置したらラウンドは終了。空になったトラックを全て場に戻して次のラウンドが始まります。

動物集めには、いくつかコツがあります。例えば「つがい作り」。

動物タイルの中には、オス・メスのマークがついているものがあります。同じ区画につがいができると子供が誕生。通常のタイルとは別にあるストックから、その動物の子供タイルを1枚もらって区画に入れることができます。

動物はただたくさん集めればいいわけではありません。すでにどの区画にも動物がいて、それとは違う動物が乗ったトラックを選択したときは、小屋に入れることになります。お客さんには見せられずエサ代だけかかってしまう…ということでしょうか、ゲーム終了時に小屋にいる動物1種類につきマイナス2点となってしまいます。

動物だけでなく、景観タイルも得点につながります。自分の建設予定地全体で見て、1種類の景観につき2点の得点です。

また、上の写真のように各区画を6枚のタイルで満たすとボーナスをゲット。ボーナスは2種類のうちから1つ選べて、「自分の小屋からタイルを1枚取り除く」または「他のプレイヤーの小屋から動物タイルを1枚もらって自分の区画に置く」のいずれかです。

これらのルールを踏まえて、人気の動物園づくりを目指しましょう。タイルをめくるかトラックを選ぶか…。キリンがほしいけどサイも来ちゃう…。計画を立てつつ、時にはその修正も必要です。

あの人とダチョウの取り合いになってる……なんてこともよくあります。人の動向を観察することも、自分の選択に関わってくるでしょう。

タイルの山がなくなったら、赤いコマをどかしてその山のタイルをめくっていきます。タイルが残っていても、そのラウンドでゲームが終了となります。ラウンド数はあらかじめ決まっておらず、タイルめくりの進捗で決まってくるわけです。

各区画の動物の得点、景観タイルの得点、小屋のマイナス点を計算し、合計点で順位を競います。

あれが欲しいけどこれが邪魔、こっちを取るとあっちがまずい…と、ジレンマが多々あるこのゲーム。ときには小さなマイナスを引き受けて、大きなプラスを得ることが大事になったりします。もちろんジレンマがある分、それをくぐり抜けてうまくいったときの嬉しさも楽しいゲームです。

(おわり)