「じっくりミレー」は、絵画の一部分に注目し、そこにぴったりくる「気持ち」を想像するゲーム。人それぞれの発想がわかって、おんなじ感や意外性にへーっ!となります。

箱の中身にはいろいろ入っている中、特徴的なのは有名絵画が印刷された紙。どんな絵を使ってもできるゲームですが、サンプル用として6種類の絵があります。この絵をじっくり見るのがゲームのポイントです。

さて、ゲームは2~6人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。場に絵を1枚広げ、各プレイヤーには6枚セットの「気持ちカード」が配られます。

「気持ちカード」の中身は全員共通で、「よろこび・ドキドキ・すき・かなしみ・いかり・おだやか」の6種類です。

配られたものを確認したら、役割分担を決めましょう。1人のプレイヤーが「芸術家役」で、残りは「当てる人」となります。

ゲームが始まったら、芸術家役は4つあるミニ額縁の1つを手に取り、絵画のどこかに置きます。どこに置いてもオッケーですが、今回はこのヒゲおじさんに置いたとします。

続いて各プレイヤーは、6種類の気持ちカードから1枚選び、裏向きに自分の前に出します。芸術家役はミニ額縁で囲んだ部分にぴったりくるカードを選びます。絵をじっくり見て、自分が感じるままに出しましょう。どんな発想も自由です。

その他のプレイヤーは、芸術家役が出したと思うカードを予想して出しましょう。当たると得点になるので、絵をじっくり見るのと合わせて、「この人だったらこんな風に感じるはずだな」と想像するのもポイントです。

全員出したら結果の確認。芸術家役と同じカードを出したプレイヤーがいたら、芸術家は得点としてバラの宝石を1つ渡します。役割はそのままで、これを額縁の数である合計4回おこなったらゲーム終了。芸術家役は、一番たくさん宝石をもらった人にミニ賞状を渡してあげましょう。

得点を競うのも楽しいですが、自分がやって感じたおもしろどころは、各プレイヤーが「なぜその気持ちを選んだか」を言い合うところ。「目がやさしいから」といった表情で決める人も、「『もっと目立つように描け!』って怒ってる」と感情移入してる人もいました。

また、後ろを向いてる人や動物にミニ額縁を置くのも発想が広がって楽しい。「人間がじたばたしてるけど、ラクダの俺にはわからん。よって、おだやか」という感じでした。説明書にも、風景やモノに額縁を置いてもオッケーとあります。

このゲーム、やってみる前は「これ、ほとんど一致しちゃうんじゃないかな…」と思ってましたが、やってみると意外なほどに人それぞれ。そういう見方もあるのかと感心したり意外だったりします。

サンプル以外の絵でももちろんプレイできます。私が遊んだときには近くにちょうどいい絵がなかったので、スーパーのチラシで無理やりやってみました。

イチゴについては「真っ赤になって『よろこび』」「どんな人に食べられるか『ドキドキ』」という感じで、これも人それぞれ。これまで考えたこともなかったけど、舞茸の気持ちってどんなでしょうね。

まず、じっくり絵を見るのが意外と新鮮で楽しい。そこから気持ちを考えるのも結構頭をつかう面白さ。答え合わせでは「おんなじものを見てもこんなに違うんだなー」と実感。自分の感性と向き合ったり、人の感じ方を知ったりするのが楽しいゲームです。

(おわり)