「クイックカップス」─お題通りにカップを並べるスピードバトル─
「クイックカップス」は、お題カード通りにカップを素早く並べるスピード競争。ササッと並べてチーン!とベルを鳴らすのがスムーズにできると、思わずドヤ顔になりがちです。
ゲームは2~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。赤・青・黄・緑・黒のカップを1セットずつ自分の前に並べます。真ん中に積んであるのがお題カードです。
ゲームはラウンド制。ラウンド開始時にはお題カードをめくります。そこから先はスピード勝負。カードの絵と同じようにカップを並べましょう。
カードをよく見て、素早く手を動かすのがポイント。目線がついついカードと手元の間を行ったり来たりしてしまいすますが、カードの内容を一時的に記憶して、手を動かすのに集中するとうまくいく感じです。当然ながら、あわてず正しい順番で並べないといけません。
お題通りにできたら、中央にあるベルに手を伸ばします。お題が出来上がって、ベルを最初に鳴らした人がこのラウンドの勝者。得点としてお題カードを受け取り、次のラウンドに入ります。全てのカードを使ったらゲーム終了で、手に入れた得点で競います。
私が大人代表というわけではありませんが、チーン!と鳴らすのは大人でも気持ちいい。その分、タッチの差で負けるとかなり悔しい。スピードバトルの真剣勝負が楽しいです。
先ほどのお題は横一列に並べるシンプルなものでしたが、全部で24枚あるお題カードにはさまざまな種類があります。重なり方や位置関係など、「……ん?」とさせられますが、カップの並べ方に位置関係を変換して正しく並べましょう。
ちなみにこのゲーム、お題カードのデザインが違うものの、日本で「スピードカップス」という名前で販売されているゲームと同じ内容。どう違うのかな…と思って米国Amazonから購入したところ、説明書には「スピードカップス」と同じ作者名と出版元が載ってました。品名とカードが違うものの、「本物」であるようです。
私がやってみたところ、お題によってスムーズにできたり、一瞬固まったりしたりと、理由はわからないながらもスピード感に差がありました。やたらとササーッと気持ちよく完成できるときもあり、シャッ!チーン!と流れるようにできると気持ちいいです。
この手のスピード系ゲームは、実力差がはっきりと出る場合もあるもの。3点先取の勝ち抜け式にするなど、ルールを調整すると苦手な人もベルを鳴らせるチャンスが増えるかもしれません。
やることはかなりシンプルですが、どうすれば効率的な移動ができるか……いや、そんなことよりさっさと手を動かした方がいいか……など、思考と思い切りの切り替えもあったりします。手こずったりうまくいったり、ギリギリで勝ったり負けたりと、真剣にやるほど面白いゲームです。
(おわり)