「クレイジートースター」─トースターから飛び出すパンをキャッチせよ─

「クレイジートースター」は、どうかしちゃってるトースターから実際に飛び出すパンを、フライパンでキャッチするゲーム。思わず真剣になりつつ、ワーワー大騒ぎになるのが楽しいです。

箱の中身のメインは、まず何と言ってもトースター。幅が約25cm、高さが約13cmという大きさで、その表情とあわせて存在感がすごい。

また、目玉焼きやチョコなど、いろいろなものが乗ったトーストのカードが40枚。なぜだか腐った魚が乗っているものもあります。

ゲームは2~4人で遊べて、3人プレイ時のセット例はこんな感じ。各プレイヤーに配られているのはテーブルマットとフライパン。マットのお皿に描かれているのと同じトーストをフライパンでたくさんキャッチするのがゲームの目的です。

ゲームを始めたら、まずは誰かがトースターの鼻(?)をグッと押し込みましょう。結構力が必要で、しっかり一番下までガチャっとセットします。

すると、ジジジジジ……と音がしてきます。フライパンを手にして、次の瞬間を待ちましょう。

そのうちガコッ!と音がして、パンが飛び上がります。うまくフライパンを動かしてキャッチしましょう。パンの動きをよく見て、素早く手を動かすことがポイントです。

上の写真の例では2枚取れました。そのうち、ベーコンはマットに描かれているもの。マットのお皿に乗せておきましょう。ゲーム終了時に得点になります。

しかし、チョコのパンはマットに描かれていません。こうしたパンは、このままでは得点になりません。とりあえずはマット右上のスプーンのところに置いておきましょう。全員が取ったパンを置いたら、散らばったパンはそのままにして、次のプレイヤーがトースターの鼻を押し込みます。

残念ながら腐った魚のパンを取ってしまうことがあります。どうしてこんなものが存在するのか謎ですが、とにかく失敗。得点としてお皿に乗せてあったパンを1枚どかさなくてはいけません。1点失うというわけです。

というわけで、パンを取るときにはどれを狙っていくのかよく見ることがポイント。……なのですが、パンが飛び上がるのは一瞬なのでかなり難しい。正直なところ私も見分けられないのですが、遊び慣れた方から「だんだん選んで取れるようになる」という話を聞きました。動体視力の使い方がうまくなるのかもしれません。

また、腐った魚が下に落ちたらチャンス。表向きに散らばったパンの中に自分の集めているものがある場合、スプーンの上のパンと交換することができます。意味合いや設定としては理解しかねますが、とにかくそういうルール。腐った魚は取らないように注意しましょう。

これを繰り返し、トースターから全てのパンが飛び出したらゲーム終了。お皿に乗ったパンの枚数で競います。机の上や床にいっぱいパンが落ちていると思いますが、そういうゲームです。

トースターの鼻を押してから飛び出すのまでの時間はまちまち。いっぺんに出てくる枚数もそのときによって違います。ジジジジジ…と響く中、みんなが静かにフライパンを構える空気は真剣。飛び出して取れたり取れなかったりするときのワイワイ感との緩急が楽しいです。

ここまで説明したのはマニュアル載っているルール。しかし、マニュアルの最後には「ルール変更は自由です。みんで色々なルールを考えて楽しんでください」とあります。こうしたことが明確に書いてあるマニュアルは少数派です。

やってみるとわかりますが、パンをキャッチするのは結構難しい。私がプレイしたときは、みんなで相談して「フライパンにちょっとでもパンが触れたらキャッチできたことにする」というルールを取り入れたこともありました。

また、小さな子も混ざって遊んだときは「○○ちゃん専用タイム」を入れたときもありました。ルールがシンプルな分、遊んでいるメンバーで相談して工夫する余地が多々あるのもこのゲームのおもしろどころだと思います。

見た目にも謎設定にも惹きつけるものがあるのに加えて、集中とワイワイの起伏で盛り上がります。目と手を真剣に使いつつ、いろいろ工夫して遊ぶのが楽しいゲームです。

(おわり)