「雲の上のメルヘンキャッスル」─協力してかわいい木駒を全部積み上げよう!─
「雲の上のメルヘンキャッスル」は、みんなで協力して宝石を集めながらユニコーンや雲の木駒を積んでいくゲーム。観察と想像がポイントで、時には相談しながら手先の慎重さを発揮して、全部積めたら成功です。
ゲームは1~4人で遊べて、何人で遊ぶときもセット例はこんな感じ。大きなボードの真ん中にお城のコマを置き、その周りに小さなタイルを並べます。雲やユニコーンの木駒とクリスタルは、その脇に置いておきます。※説明書では4人までとなっていますが、それ以上の人数でもプレイに大きな支障はありません。
ゲームを始めるには小さなタイルのどこかにロザリーという名の小さなユニコーンのコマを置きます。ゲームの目的は、ピンクのお城をクリスタルで飾り付け、雲や他のユニコーンたちをお城に集めることです。
さて、自分の番ではまずサイコロを振りましょう。
サイコロで1~3の目が出たら、雲タイル上のロザリーを時計回りで進めます。今回は2が出て2枚分タイルを進んだら、そこには白い雲が描かれていました。この場合、白い雲の木駒を取ってお城の上か横の溝に置きます。ここではまだ簡単ですね。次のプレイヤーに交代してゲームを続けます。
今度はロザリーがクリスタルのタイルに移動しました。この場合、クリスタルを1つ取ってお城の周りの穴に置きます。お城を飾る感じですね。
こうして続けていきます。水色の雲タイルに止まったらその木駒を積み上げ、ユニコーンのタイルに止まったら好きな色のユニコーンの木駒を積み上げていきます。
序盤は簡単ですが、だんだん積み上げが難しくなっていきます。手にした木駒の形と、積み上がった状態をよく見て、どこならうまく置けるか観察して考えるのがポイントです。もちろん、手先を慎重に使う必要もあります。
もしもうまく積めなくて崩れてしまった場合……
崩れた木駒はその場では積み戻せず、サイコロを振る手順の流れの中で再び積まなくてはいけません。また、それ以外にもう1つすることがあります。それは、どれか1枚の雲タイルをめくることです。
めくったタイルがおひさまだったならセーフ。その雲タイルは取り除いてゲームを続けます。でも……
カミナリ雲だったらピンチ。これが3枚現れると嵐が来てしまい、お城を完成させられなくてミッション失敗となってしまいます。
私もやってみたところ、積み上げるのは意外と難しくて2回連続でミッション失敗となってしまいました(単にヘタなだけかもですが…)。全員協力型なので、どうやって木駒を積んでいくか相談するのもよさそうです。サイコロで星マークが出ると好きなタイルに移動できるので、そうした場面も考えどころです。
さて、なんとかゲームが進んで、クリスタルをすべて飾り付け、雲とユニコーンの木駒を全て積めました。ここまで来たら成功まであと一歩、最後にロザリーのコマを積めたら…
ミッション成功です! 自分でやってみたときも、最後は結構緊張しました。
失敗条件をカミナリ雲2枚にしたら難度アップ、4枚にしたらちょっとイージーモードにできて、難易度調整もできます。また、自分で積んだコマを見て思ったのですが、「ユニコーンは逆さまに置いてはいけない」などのオリジナルルールを加えるとより難しい挑戦になるかもしれません。
4歳からとされているこのゲーム、サイコロの数字が3までになっているなどの配慮がありつつ、積み上げは意外と観察や工夫、手先の技術が必要でやりごたえもあります。ほんわかした世界観の中で、みんなで協力&ドキドキするのが楽しいゲームです。
(おわり)