「フォレスト」─よく見て数えてちっちゃなキャラを揃えよう─

「フォレスト」は描かれた小さなキャラクターを揃えて、カードをたくさん手に入れることを目指すゲーム。よーく観察して何度も絵柄を数え、カードをうまくごっそりとゲットするのが気持ちいいです。デザインがとてもかわいいのも特徴です。

箱の中身は全てカードで、森の様子が描かれています。幹がある縦向きのカードと、葉が茂る横向きのカードとがあります。

このゲームでポイントになるのは、カードに描かれた小さなキャラクター。

左から、サンタ・カエル・妖精・フクロウです。順番にカードを場に出していき、自分の番のタイミングでキャラたちをうまく揃えるとカードをゲットできます。

さて、ゲームは2~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。1人3枚ずつカードを配り、残りは裏向きの山札として積んでおきます。他の人数でも準備は同じです。

自分の番にすることは、手札から1枚選んで場に出すこと。

場に出したら山札から1枚引いて手札に入れ、次のプレイヤーに交代します。次のプレイヤーからは場に出ているものにつなげるようにカードを出していきます。

絵柄はどのカード同士もつながるようになっているので、出せるカードに制限はありません。どのカードでもいつでも出せます。

実はこのゲーム、「どこに出すか」に考えどころはありません。「手札からどれを出すか」が考えどころですが、考えるポイントはのちほど説明しますね。

さて、あるプレイヤーがカードを出したら、次のような状態になりました。

場に出たカードをよく見ると、サンタが7つ描かれています。このように同じキャラクターが7つ以上揃ったら、そのキャラクターが描かれたカードを全てゲットします。

手に入れたカードは自分の前にまとめて置いておきましょう。残ったカードはそのままにしてゲームを続けていきます。(空間ができた場合は詰めます)

山札がなくなったら手札の補充はおしまい。そのまま続け、全員の手札がなくなったらゲームは終了。手に入れたカードの枚数で競います。かなりシンプルですね。

考えるポイントは、どのカードを出すかということ。場のカードをよく見て選びましょう。

出すことによって得点できる場合は選びやすいかもしれません。ただ、そうはいかない場合ももちろん多く、ちょっと考えさせられます。今の自分のカードでは得点できないけど、もう少しで7つ揃うキャラクターには警戒が必要そうです。

次に自分の番が回ってくるときには場がどんな状況になっているか……を想像するのもよいかもしれません。ゲームを進めるうちに、どうすればうまくいきやすいかに気づいていくのがおもしろどころです。

そうした思考に至るまでに、まずはとにかくキャラクターをよく見て数えることがポイント。大人がプレイしても、何度も繰り返し数を数えます。小さな子にとっては、目的をもって楽しく数を確認する経験になりそうです。

ただ、運の要素も強いので、適当に出すと常にうまくいかないわけではありません。たなぼたっぽい場面もしばしばあります。運要素が強いゲームはこうしたところも特徴で、小さな子が手加減なしで大人に勝つチャンスがあるゲームとも言えます。

ちなみに、大きく描かれたキャラクターはゲーム内容には関係ありません。

言ってしまえば単なる演出ですが、いろいろ登場して森が広がっていく様子はそれだけで楽しげな雰囲気が漂います。

私が大人同士で遊んだときは、カードの絵柄に合わせてセリフを勝手につけて遊ぶことにしてみました。「怖そうな動物が出てきて、誰かを狙っています」「笛吹男は音楽を奏でて、動物を眠らせました」という感じです。ゲームの本筋には関係ありませんが、発想が広がって楽しめました。(ご存知の方は「ローリーズストーリーキューブ」のような感じです)

説明書には応用ルールも掲載されていて、通常ルールに慣れたらちょっとした変化をつけられます。

なにはともあれ、絵柄の雰囲気がとってもかわいいのが大きな特徴。絵本の中のような世界をよく観察して、数えたり考えたりするのが楽しいゲームです。

(おわり)