「宝石がいっぱい!」(一般流通版) ─カードをめくって宝石を探そう!─

「宝石がいっぱい!」は、宝石ゲットを目指して記憶を頼りにカードをめくっていくゲーム。見事見つけたときにうれしいだけでなく、思わず笑っちゃう不思議な混乱も楽しいゲームです。

※この作品はもともと同人版として出されたものですが、今回の記事で紹介する一般流通版はいろいろとゴージャスになってリニューアルされたものです。オススメ作なのに入手できない状態でしたが、再発売が個人的にも嬉しい作品です。

箱の中身でキラキラを放っているのは、なんと言っても「宝石カード」。カード左下の数字は手に入れたときの得点です。1~10が2枚ずつあり、15のアレキサンドライトだけは特別で1枚だけあります。

さて、ゲームは2~6人で遊べて、何人でプレイするときも準備はこんな感じです。

たくさん散らばる茶色いのは「採掘カード」。上に並んだ宝石カードは1~10の20枚からランダムに10枚、小さい順に並べます。15のカードは必ず使用し、列の最後に置きます。そのほかのカードは追って説明していきますね。

プレイヤーは宝石掘りとなって、価値の高い宝石を手に入れることを目指します。自分の番では、好きな採掘カードを1枚めくりましょう。

することはこれだけ。そして、裏面を確認すると……

同じように茶色でした。写真だとめくったように見えませんが、両面とも同じ絵柄というわけです。この場合は残念ながらハズレ。宝石は見つけられませんでした。めくったカードを戻さないのがこのゲームの特徴で、そのまま次の人に交代します。

もしも、はてなマークの宝石が出てきたらラッキー。今ある中で一番数字の小さい宝石カードをゲットです。この場合も次の人に交代します。テンポよくゲームは進んでいきます。

めくって出てくるのは宝石だけではありません。

今回は金塊が出てきました。この場合、4点の「金塊カード」を獲得です。4枚あって、純粋に4点ゲットです。

こちらは化石をめくるともらえる「化石カード」。上半身・下半身があって、それぞれ別々だと1点ですが…

両方ペアで手に入れると9点にアップ。片方だけ手に入れると、もう片方出てこい……と、夢が広がります。上半身・下半身ともに3枚ずつです。

採掘カードの中に1枚だけあるのが「怪盗」。これをめくると、他の誰かが持っているカードのうち好きな1枚を奪えます。基本的には高得点の宝石がほしいところですが、化石のルールがあるのはちょっと思案のしどころ。どれを取るのかよく考えましょう。

こうしてリズムよくゲームが進んでいきます。そして、宝石が減っていくに連れて「あれ…?」「これでしょ!…あれ?」となることが増えていき、思わず笑ってしまいます。

上の写真は9つの宝石がすでに取られたところ。残った1枚を探してみんな交代でめくりますが、なかなか出てこないこともしばしば。「これ、ほんとにまだカードありますよね?」と心配そうに確認されることが何回もありました。

不思議な混乱の中、最後の1枚をめくった人が15点のアレキサンドライトを手に入れたらゲームはおしまい。合計得点で競います。(小さなお子さんにはちょっとしたたし算を経験する場面なります)

通常の遊び方として1回のプレイとして楽しんでもよいですが、説明書には「ロングゲームルール」も紹介されています。こちらでは1回目の勝者が宝石トークンを1つゲット。新たに2回目を始めて…と繰り返し、トークンを2つ手に入れた人が勝ちというルールです。繰り返すうちに、自分なりの覚え方のコツがだんだん身についていくかもしれません。

このトークン、もちろんおもちゃではあるのですが、それにしてはキラキラ度が高くてよく輝きます。このあたりも特にお子さんの心をくすぐりそうです。

宝石カードは両面印刷で、枠の色がそれぞれ金・銀となっています。通常は金の面で遊びますが、上級ルールにしたいときは銀の面を使いましょう。獲得したときの特殊効果があり、ちょっぴり戦略性が上がりそうです。

同人版のあたたかみのある雰囲気も私は好きでしたが、こちらは箱にも光を反射する特殊印刷されているなど全体的にキラッキラ。ビジュアル面の方向性に違いが生まれました。

箱の中には「宝石辞典」という小冊子も。ゲームに登場する実在の宝石についての解説が載っています。ダイヤモンドは金属の数倍の熱伝導率を持つなど、私も初めて知ったことがたくさん載っていて楽しめました。

よく見て覚えることがポイントのゲームですが、要はスカカードを覚えておけばいいだけ。ストレスを感じることもある神経衰弱とは違い、テンポよく進む……のですが、みんなスカばっかりめくりがちなのも楽しく盛り上がります。1ゲームも短く、幅広い年齢で一緒に楽しむのにもぴったりのゲームです。

(おわり)