「宝石がいっぱい!」─スカッ…とするのが楽しいカードめくり─

「宝石がいっぱい!」は、カードをめくって宝石を探すゲーム。記憶がポイントになるカードめくりなのですが、思わず笑っちゃう工夫があるのが面白いです。

箱の中身は全てカードで、大きく分けると2種類あります。岩の模様が描かれたカードと、さまざまな宝石が描かれた「宝石カード」です。

ゲームは2~8人で遊べて、何人で遊ぶときもセット例はこんな感じ。岩模様カードは全てテーブルに広げましょう。この岩場から宝石を発掘する、というのがゲームのストーリーです。宝石カードは数字の大きさ順に、小さい数が上になるように重ねて山札とします。

自分の番にするのは、岩模様カードを1枚めくること。今回めくってみて出てきたのは…

上の写真右上に見える「原石カード」。これが出てきた場合、山札の宝石カードを上から1枚取って手に入れます。最初に手に入れた人は1点。だんだん得点が上がっていくわけです。これで次の人に交代です。

ただし、原石カードはたくさんあるわけではありません。岩模様カードの多くは……

裏も岩模様の「岩カード」。めくっても裏、という感覚が新鮮な屈辱のハズレ感。この場合も次の人に交代です。両面とも裏なので、元に戻す必要はありません。

めくって出てくるもののうち5枚隠れているのはこの「鑑定士カード」。-3と書いてある通り、取ってしまうとマイナス3点。…なのですが、2枚取ると「(-3)×(-3)」ということで、プラス9点になります。説明するときは「この鑑定士は兄弟で、1人だとさみしがってマイナスだけど、2人になると元気になってプラスになります」という感じで話をしています。

ちなみに、3枚取ると再び兄弟はばらけるらしくマイナス9点、4枚だとプラス9点が2組で18点、5枚だとばらけてマイナス15点というルールになっています。(なお、説明書では小さい子が遊ぶ場合はシンプルに「1枚ごとにマイナス3点」とカウントするのが推奨されています。私もそうしています。)

また、2枚隠れているのは「怪盗カード」。これを引くと、他のプレイヤーが持っている宝石カードか鑑定士カードを1枚、選んで奪うことができます。どれをもらうのが一番よいか、ちょっとした観察と思考のしどころです。

こうしてカードめくりを繰り返していきます。両面が岩模様の岩カードは場に残り続けるので、それらを覚えてめくらないようにするのがポイント。それはわかっているはずなのに、やっぱりついつい岩をめくっちゃうのがこのゲームのおもしろどころ。

岩カードをめくると、なんとも言えない「スカッ…」という雰囲気に。もちろん爽快な「スカッ!」ではなく、むなしい方の「スカッ…」です(笑)。音が聞こえるくらい「スカッ…」と空振る感じが独特で楽しいです。

最後の原石カードをめくった人が15点の宝石カードを手に入れたら、ゲームはおしまい。各自、宝石カードと鑑定士カードの点を計算して競うというわけです。

基本的には神経衰弱的な記憶のゲームですが、たくさんの岩カードの存在に惑わさせれる感覚が不思議です。「あれっ?」「これも?」となって、思わず笑ってしまうのが楽しいゲームです。

(おわり)