「ドラゴミノ」─地形タイルをつなげて赤ちゃんドラゴンを見つけよう─

「ドラゴミノ」は、地形タイルをつなげてドラゴンの卵を手に入れ、そこから生まれる赤ちゃんドラゴンをたくさん見つけることを目指すゲーム。ルールはシンプルで子どもから遊べつつ、大人もしっかり考えさせられます。

ゲームは2~4人で遊べて、3人プレイ時のセット例はこんな感じ。各プレイヤーには黄色&水色のタイルが配られます。

たくさん並んだ丸いタイルは卵トークン。これらを手に入れ、そこから生まれる赤ちゃんドラゴンをたくさん見つけることを目指します。

ゲームを始めたら、まずは箱の中から地形タイルを4枚出して並べます。各タイルは2マスで構成されていて、いろいろな地形が描かれています。

自分の番ではここから1枚を選び取っていきます。紫のドラゴンコマを持ったプレイヤーから始めましょう。

タイルを1枚取ったら、すでにある自分のタイルと辺がくっつくようにつなげて置きます。辺が接してさえいれば他に並べる制限はありません。上の写真のような置き方では特に何も起きず、左隣の次のプレイヤーに交代です。

次のプレイヤーは上の写真のように置きました。この場合、同じ地形が接しています。こうした際は、その地形と対応する色の卵トークンを1枚取ります。

卵を取ったらめくってみます。さて、赤ちゃんドラゴンは生まれるでしょうか……?

今回は見事に誕生です。こうして見つけた赤ちゃんドラゴンは1匹1点となります。

次のプレイヤーは地形をつなげてタイルを並べましたが、手に入れた卵はからっぽ。こうしたハズレの場合もありますが、ガッカリだけではありません。からっぽ卵の場合は、ドラゴンコマを持っているプレイヤーから受け取ります。次のタイル取りで最初に選ぶ権利を得たわけです。

さて、ここで地形タイルや卵について確認しておきましょう。

地形は全部で6種類。全タイルに描かれているマスの数はそれほど差がありませんが、対応する卵の数には結構な差があります。最多である砂漠の卵は14個に対して、一番少ない火山の卵は9個。

ただし、重要な共通点もあります。それは、どの色の卵も赤ちゃんドラゴンが生まれる当たりは7個ずつという点。当たる確率は地形によってかなり違ってくるわけです。これによってどの地形つなげを狙っていくか…が大きな考えどころになってきます。

さて、全員が1枚ずつタイルを取って置いたら、新たに箱から4枚出して並べ、順番に取って…を繰り返し、ゲームは進んでいきます。(2~3人プレイ時、選ばれなかったタイルは捨て札になります)

上のようなタイルの置き方をした場合、同じ地形のつながりが2箇所になります。このときはそれぞれの卵を取ることができます。いっぺんに複数の卵ゲットもあり得るわけです。

上の例では卵を3個もらえます。地形の選択とあわせて、卵をもらえる数が変わってくるのでタイルのつなげかたも考えどころになります。

こうして進めていき、各自7枚地形タイルを並べたらゲームはおしまい。赤ちゃんドラゴンの数で得点を競います。(最後にドラゴンコマを持っているプレイヤーは1点プラスです)

説明書には追加で入れるルールも掲載。タイルに描かれた「水飲み場」が同じ地形でつながった場合、卵を2個引いて両方の裏面を見た上で好きな方を取って1個は元に戻します。これによってタイル並べの考えどころが増え、ちょっとした記憶や演技(?)の要素も出てきます。

ルールは簡単、1ゲームも15分かからないくらいなのでお子さんから楽しめつつ、実際にやってみると大人も結構考えさせられます。追加ルールで考えどころが深くなるのも面白いです。幅広い年齢&ゲーム経験の方で遊ぶときにも楽しめるゲームです。

(おわり)