「ツッコミかるた」─テーマに合わせてボケたりツッコんだりの変則かるた─

「ツッコミかるた」は、トークテーマに合わせてボケをかましたり、それに対して適切なツッコミを入れたりするゲーム。ツッコミがキレイに決まると気持ちいいのに加えて、逆にみんなで「???…」となるのも楽しいです。

箱の中身は全てカードで、100枚とたっぷり。両面印刷になっており、片面にはツッコミ言葉が、反対面にはトークのテーマが書かれています。

さて、このゲームの基本ルールはチーム戦。まずはプレイヤーを半分ずつに分けてチームを作っておきましょう。

カードの準備はこんな感じ。ツッコミ面を上にして20枚並べ、残りのカードはまん中にテーマ面を上にして山札とします。ここまで準備ができたらもうゲームはスタート、手番はありません。何をするかと言うと…

そのとき見えているテーマにからめてボケをかまします。写真の場面でのテーマは「始めたい趣味」。誰でもいいので、思いついた人からいっちゃいましょう。ボケるときには、場のツッコミカードの中から「このツッコミを待っている」と念頭に置いた上でボケます。

というわけで、思いついたボケをかまします。それを聞いてこのツッコミだろと思った人は……

「ワイルドだな!」と、声に出しながらカードをバシッと叩きます。これが正解なら得点ゲットで、ツッコミ成功者がボケた人と同じチームなら2点、別のチームなら1点です。よく聞いてよく見て、素早く見つけていきましょう。

こうしたツッコミが成功したらそのカードを得点の目印として受け取り、山札からカードをめくって空いた場所に置いたら次のボケタイムがスタート。この流れを繰り返し、どちらのチームが10点に達したら勝ちです。

やってみた感想ですが、ツッコミを意識した上でテーマに合わせてボケるには結構な発想力が必要。チームメイトがツッコんでくれたら2点入るので、積極的にボケていきたいところです。

中にはフリーテーマのカードも出て来ます。ここぞとばかり、何にも縛られずボケていきましょう。

うまいボケをするのは意外と難しい印象。でも、ボケられなくてもツッコミに徹するという方針はあり得ます。大喜利的な表現が苦手な方も、ボケは手番制でも強制でもないので安心できると思います。

プレイ中に謎の空気が流れたり、実話系のボケで話が弾んだりと、ワイワイ盛り上がるのがこのゲームの魅力。高度な発想を発揮したい人も、穏やかに笑える雰囲気を味わいたい人も、なんだかんだと一緒に楽しめるゲームです。

(おわり)