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「ガイスター」は、ボードの上でオバケのコマを動かし合う、一見チェスのようにも見えるゲームです。

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2人専用のゲームで、中身のセット例はこんな感じ。1人8つのオバケコマを、上の写真のマスに並べます。よく見るとわかりますが、オバケの背中には赤か青のマークがついています。

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8つのオバケコマのうち、4つは赤の悪いオバケ、4つは青の良いオバケ。相手のオバケは前側しか見えないので、お互いに相手のコマが赤なのか青なのかはわかりません。始めに置く8マスには自由に赤と青のオバケを配置でき、オバケの色はあとで説明する勝利条件と関わってきます。

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自分の番にすることは、自分のオバケのうち1つを、奥・手前・右・左のいずれかのマスに移動させること。これだけです。

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移動させる先のマスに相手のオバケがいた場合、そのオバケを取ることになります。取ったオバケは将棋のように再生はできませんが、その背中についている色は勝ち負けにつながるので重要です。

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このゲームの勝利条件は3つ。1つ目は、相手の青の良いオバケを4つとも取ること。上の写真では4つの青オバケを取っているので勝ちです。

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勝利条件の2つ目は、相手に赤の悪いオバケを4つとも取らせること。反対に言えば、4つの赤オバケを取ってしまったら負け。上の写真は負けというわけです。

将棋やチェスでは相手のコマを取ることは基本的に有利さにつながるでしょうが、このゲームではそういうわけではない。自分の赤オバケは取らせたいし、青オバケは守りたい。でもお互いにどれがどの色なのかはわからない。

こういう状況で発生するのが心理戦。相手のオバケの色をどう読むか、自分のオバケの色をどちらの色に見せかけるか。相手を読み解いたり、ハッタリをかましたりするのがこのゲームのおもしろどころ。

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もう1つの勝利条件は、自分の青の良いオバケを相手陣地の両カドにある矢印マスからボードの外に出すこと。赤の悪いオバケを外に出すことはできません。オバケの取り合いに加えて、カドの攻防も加わってくるわけです。

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箱にはゲームの特徴を表す一文が。そのまま訳すと「知力と戦略とハッタリのゲーム」。プレイヤーがこどもでもおとなでも、相手の行動からその意図を想像して考えることはこのゲームの中で必然的にしているはず。そして、おおっぴらには教えづらいハッタリという行為を経験できるのは、ゲームならではのものだと思います。

(おわり)