「畑に水」は、苗や道具を手に入れながら野菜を植えたり水をやったりして得点を集めるゲーム。「自分の畑にできるだけたくさんの元気な野菜を育てる」というイメージがわかりやすく楽しいです。

2~5人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。苗カードの手札とコインがそれぞれ4枚ずつ配られます。

自分の番ではまず、「池」の脇にセットしてある「チップ」を必ず1枚入れましょう。チップは両面印刷で、片面に水、反対面はコインとなっていますが、池に入れる時点では、面については気にしないでオッケーです。

4人プレイの場合、入れるチップは84枚。入れるチップがなくなった時点で育てた野菜を出荷して得点計算し、ゲームはおしまいになります。

池にチップを入れたら、7つの選択肢からどれか1つをおこないます。7つって多いな…と思うかもしれませんが、どれもやることはシンプルで、ゲームのテーマである野菜育てに直結することばかりなので心配はいりません。説明書でも8歳以上が対象とされています。

選択肢の1つ目は、場の市場から苗カードを買って手札に入れること。市場には購入に必要なコインの枚数が示されているので、その分コインを支払います。

苗カードが売れたら価格が高い方からカードを詰めて、一番高い価格のところに山札から1枚補充します。価格はコイン1~4枚ですので、欲しいカードをよいタイミングで買うことがポイントです。

選択肢の2つ目は、山札から苗カードを1枚無料で引いて手札に入れること。何の苗が手に入るかわからない分、タダで手に入るというわけです。

選択肢の3つ目は、手札の苗カードを自分の前に出すこと。自分の畑に苗を植えるイメージです。

ただし、場に出すにはルールがあります。苗カードの上部には、苗の種類によって1~5枚の葉っぱマークが描かれています。植えるためにはそのマークと同じ枚数のカードをまとめて出す必要があります。上の写真のカリフラワーだと3枚。

出した時点で、カードに書かれた数字の分だけ得点が確定します。カリフラワーだと6点ゲット。こうしてどんどん苗カードを場に出していくのが、基本の得点方法です。理由は後述しますが、カード下部の太陽マークが見えるように重ねて出しましょう。

選択肢の4つ目は、道具カードを買って手札に入れること。道具は4種類で、カード上部に購入に必要なコインの枚数が載っています。それぞれ人数分だけあって同じものを2枚買うことはできませんので、早い者勝ちではありません。道具はそれぞれに機能があるのですが、まだ効果を発揮しません。

選択肢の5つ目は、手札の道具カードを自分の前に出すこと。道具カードは場に出すことで初めて効果を発揮します。例えば上の写真の「堆肥」を出すとそれ以降、苗カードを場に出すたびに山札から1枚苗カードを引くことができます。

苗とは違って得点に直結しない道具カード。でも、長い目で見ると大きな効果につながるかもしれない。手に入れるにはコインが必要ですが、目先の利益だけに囚われない発想の活かしどころです。

選択肢の6・7つ目は、池に貯まったチップの半分を水またはコインとして手に入れることです。水とコインを混ぜて取ることはできず、どちらかに揃えることが必要です。残した半分は池から井戸に移動させます。

水は手に入れたら、すぐさま使う必要があります。場に出してある苗カードの太陽マークに乗せましょう。ひとまとまりになっているカードの全ての太陽マークに水を乗せると、その得点が倍になります。植えた苗に水をたっぷりやると、元気な野菜になって価値が上がるというイメージでしょう。

池のチップはたくさん貯まってから取る方が効率的。でも、誰かが取ったらまた1から貯め直し。他のプレイヤーの動向も意識して、判断する必要があります。

こうしてゲームを進め、池に入れるチップが尽きたらゲーム終了。植えた野菜を出荷するイメージで得点を計算し、一番高いプレイヤーが優勝です。

手に入れた苗を植えつつ、道具も揃えたい。そのためにはコインが必要だし、元気な野菜にするには水も欲しい。やりたいことがあれこれあるので、計画的に考えたり、行動するタイミングをうかがったりすることがポイントです。

選択肢は多いもののそれぞれはシンプルで、野菜育てというテーマもわかりやすい。アナログゲーム初心者や子どもでも、高得点を目指して「自分なりのやり方」を模索する楽しさを味わえるゲームです。

(おわり)