「背中を歩くのどなたです」─こそばゆさの向こうにあるメッセージ─

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「背中を歩くのどなたです」は、ヘビの背中の上を通っていくのが何の動物なのかを当てるゲーム。なんだかわかんない設定かもしれませんが、各プレイヤーの手と背中を通して伝え合う、スキンシップのあるゲームです。

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中身をセットするとこんな感じ。基本ルールでは3~5人で遊べますが、セットの仕方はどの人数でも同じです。交差点の中にいるヘビの背中の上を、そこにやってくる動物たちが歩いていくという設定です。

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自分の番では、山札となっている「推理カード」を1枚めくり、そこに描かれている動物を確認します。

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場に並ぶ「道カード」は、「推理カード」といずれも全く同じもの。めくったカードと同じ動物がどこにいるかを探して、交差点の4辺のうち、その動物がいる辺に置きます。これから他のプレイヤーにめくった動物が何かを伝えるわけですが、ヘビの位置はそのヒントになるというわけ。

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次はめくった動物が何かを伝えましょう。その方法は、左隣のプレイヤーの背中をその動物が通っているかのように、指・手・腕を動かして伝えるというもの。背中に指で文字を書いて当てる遊びがありますが、このゲームで伝えるのは「動物の歩き方」。発声や文字・絵をかくことはできません。他のプレイヤーもその様子を見て、何の動物か考えます。

最初に答えるのは、背中を歩かれたプレイヤー。見事正解できると1点。背中に伝わる感触に集中して、よく考える必要があります。不正解の場合は、回答権が時計回りで移っていきます。

誰かに正解してもらえたら、伝えたプレイヤーも上手に伝えられたということで1点。動物の特徴を考えて、強弱やスピードなどを調整して手先を動かすのが成功へのポイント。山札がなくなるまで続けて、たくさん得点できた人が勝ちです。

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動物は全部で24種類。上の写真、カメは伝えやすい方でしょうか。ネコはどうだろう? トナカイやチョウチョなんてどうやったらうまく伝えられるんだろう?

このゲーム、背中に触れたり触れられたりという経験がまず新鮮。それだけでもうドキドキ感があって楽しいし、こそばゆくて笑いながら真剣に考えるのも面白いゲームです。

(おわり)