「虹の国」─魔法使いVSプレイヤー全員の協力型すごろく─

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「虹の国」は、すごろくタイプのゲームですが、ゴールに入る順位を競うわけではありません。虹のしずくを集めて、魔法使いが壊してしまった虹を取り戻すというミッションを全員で成功させることが目的です。

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2~6人まで遊べて、6人プレイ時のセット例はこんな感じ。人数が違った場合も、左上のスタート地点にいるコマの数が変わるだけです。

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プレイヤーは自分のコマの色を決めて、順番にサイコロを振ってコマを進めていきます。上の写真は、スタート地点にいた赤のプレイヤーが4を出して進んだところ。止まったマスにあるのは色おはじきは「虹のしずく」。ちょうどで止まると手に入れることができます。

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手に入れた虹のしずくは、壊れてしまった虹に戻しましょう。色を合わせて欠けた部分に乗せると、本来の色に戻ります。この仕掛けがビジュアル的にきれいで楽しい。

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すごろくタイプのゲームですが、前に進むだけでなく、後ろに戻ることもできます。上の写真で5の目を出した黄色のプレイヤー、後ろに戻ればちょうど青い虹のしずくを手に入れることができます。こうしてみんなで虹のしずくを集めていきますが、コマの動かし方の特徴はこれだけではない。

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上の写真、青のプレイヤーが1を出したところ。実はこのゲーム、誰がどのコマを動かしてもいいことになっている。この状況だったら、青のプレイヤーが緑のコマを動かせば虹のしずくを得られる、というわけ。

そのため、サイコロを振ったら、自分のコマだけでなく全てのコマを見渡して、どれを動かしたらいいのか考えるのがポイント。普通のすごろくと違い、視野を広く持つことがミッション成功につながるわけだ。

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他にも考えどころは発生する。例えば上の写真、茶色のプレイヤーが虹のしずくを取ったところですが、そのマスには5の目の表示が。これは「サイコロの目が書いてあるマスに止まったコマは、その目が出たとき以外には動かせない」という意味。

先のルール通り、茶色のプレイヤー以外が5を出したときにも茶色のコマは動かせます。常に他のプレイヤーのコマの状況も把握しておけば、そのときにベストの選択がしやすくなる。もちろん、サイコロを振ったプレイヤーが気付かないときは、他のプレイヤーが伝えてもいいでしょう。プレイヤー全員は、共通の目的をもったチームであるわけです。

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こうしてマスを行き来しながら虹のしずくを集めていくわけですが、虹を壊した魔法使いも黙っているわけではない。全てのプレイヤーが魔法使いの手下であるカラスのマスを通過すると……。

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それ以降、各プレイヤーはサイコロを振るとき、普通のものと合わせて紫のサイコロも一緒に振ります。そして、紫の目の数の分、魔法使いが進んで追いかけてきます。魔法使いの紫サイコロの目は1・2・0となっていて、0が出るとホッとしますが、どんどん進んでくることもある。迫りくる魔法使いにドキドキしながら、その場でのベストの判断を考えるのが楽しい。自分が気付かない場合でも、他のプレイヤーが教えてくれることもあるでしょう。

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こうしてマスを進んでいき、全ての虹のしずくを集めて、全員がゴールである太陽にたどり着ければミッション成功。全員がゴールする前に、魔法使いが太陽にたどり着いてしまったらミッション失敗です。

すごろくだけど協力型というのが珍しい。自分のことだけでなく、ボード全体をみんなでよく見て考えるのがポイントのゲームです。

(おわり)