「お菓子の魔女」─お菓子の家の屋根カードを引いてたくさん集めよう─
「お菓子の魔女」は、立体的な組み立てられた「お菓子の家」から、屋根のカードを崩さないように引いて集めるゲーム。下手をすると一気に屋根が崩れるスリルがあるので、観察や手先の使い方がポイントです。
箱の中身は左から、キャンディのコマ、壁カード、屋根カード。箱をわざわざ写しているのは、お菓子の家づくりに箱も使うからです。ではゲームの準備として、お菓子の家をつくっていきましょう。
まずは箱を2重に重ねて、その隙間に壁カードをどんどん挿していきます。この作業からして、すでに楽しい雰囲気が漂ってきます。
四方に壁ができたら、続いては屋根カードを乗せていきましょう。まずは四隅に置き、そこから支え合うように乗せていくという感じ。全ての屋根カードをポイポイ乗せていきます。
そばにキャンディコマを置いたら準備は完了。2~4人で遊べますが、何人で遊ぶときもセットの仕方は同じです。
自分の番にすることは、屋根カードを1枚取ること。無事に取れたら次の人に交代です。屋根を崩すとこのラウンドでは負けとなってしまいますが、まあ序盤は簡単に取れるはず。取ったカードは表向きにして、自分の前に1つの山として重ねていきます。
屋根カードに描かれているお菓子は4種類あります。自分の山に重ねるとき、このように違うお菓子に重ねるならよいのですが…
直前に取ったものと同じお菓子の場合は手に入れられません。今取ったカードは屋根の上に戻しましょう。
ただ、お菓子の種類がバレているわけですから、他のプレイヤーが狙ってくるかもしれません。でも、戻し方に制限はありません。ただ乗せるのではなく、潜り込ませてもいいわけです。でも、下手をすると屋根が崩れてしまうので、手先の使い方に注意しないといけません。
反対に、他のプレイヤーはどこに戻されたかよく見て覚えておくのがポイント。潜ったカードを狙うときには、より慎重に取ることが大事かもしれません。
さて、こうして続けていき、誰かが屋根を崩してしまったらラウンド終了。ガシャガシャ…!とドラマチックに崩れるので盛り上がる瞬間です。崩したプレイヤーは残念ながらこのラウンドでは負けです。
ただし、生き残ったプレイヤーは誰でも得点がもらえるわけではありません。手に入れたカードが一番多いプレイヤーのみ、得点としてキャンディコマを1つゲットです。
ここまで来たら再び屋根カードをセットし直して次のラウンド開始。誰かがキャンディコマを2つゲットしたら、その人が優勝というわけです。
ここまでの説明が、このゲームの説明書による遊び方。ただ、大人で遊んでみたところ、屋根はよく観察して慎重に取れば誰も崩さずに全てを取り切ることも多々ありました(その際は全員で手に入れたカードの枚数を比べます)。
このゲームの盛り上がりどころはなんと言っても、ガシャッ!と屋根が崩れるところ。試しに、まだ取られていないキャンディコマを屋根の上に乗せて遊んでみたところ、その重さで緊張感がグッと上がりました。難度を上げたいときはこの方法もいいかもしれません。
まず立体的なビジュアルが魅力的なこのゲーム。よく観察したり、手先の使い方を工夫したりする中、ガシャッ!で盛り上がるのが楽しいゲームです。
(おわり)