ゲーム紹介

「みつばちブンブン」─クマが来る前にみつを集めろ!みつばちの全員協力型すごろく─

「みつばちブンブン」は、クマがハチの巣を襲いに来る前に、ミツバチとなって花のみつを全て集めるゲーム。全員で協力して目的を成功させる、すごろくタイプのゲームです。

2~4人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。4色の桶のようなものが各プレイヤーのコマで、ボードの四隅がスタート地点です。

自分の番にまずするのは、サイコロを振ること。そして、出た目の数だけ自分のコマを進めます。進める先は点線でつながっているマスです。

自分の色と同じ花のマスで止まったら、みつを手に入れられます。そこにある丸いチップを桶の中に入れましょう。花のみつがある場合は、サイコロの数字より少ない数でコマを止めてもオッケーです。

こうしてみつを集めていくわけですが、サイコロに1面だけある足跡の面が出たらピンチです。クマがハチたちの家である巣に一歩近づきます。全てのみつを手に入れて、みんなで巣に戻るのがこのゲームの目的ですが、その前にクマが来てしまったらミッション失敗です。

サイコロにはラッキーな面もあります。「ALL 3 PLAY」が出たときは、プレイヤー全員が3マス移動できます。

こうしてサイコロを振ってはコマを進めていきます。自分が取れるのは、自分の色のみつだけ。マス同士は一見距離が近いように見えても、つながっている線をたどると意外と遠かったりもする。どういう順番で集めるか、よく見て考えるのがポイント。

「こことそこにみつがあるから、えーと、1、2、3、4、5…」と指で指して数えて比べることもしばしば。箱には「5歳から」となっていて、指差ししながら数を唱えるという数え方が自然と引き出されます。

マスをつなげる線は結構くねくね。最後は巣に戻ることも考えると、花を回る効率性には結構考えどころがあります。

自分のみつを全て集めて巣に戻ったプレイヤーは、以後サイコロを振りません。みんなが集合するまで待っていましょう。でも、全員協力型ですから「こうやって行った方が近くない?」と、アイデアを出すと成功が近づくかもしれません。

コミュニケーションが自然と生まれるのが全員協力型のいいところ。シンプルながらも、正確に数えて比べたり、ボードをよく見て回り方を考えたりと、比較や思考の基本が体験できるゲームです。

(おわり)

「お月さまバランスゲーム」─思わず全部乗せたくなるバランス積み木─

「お月さまバランスゲーム」は、グラグラ揺れるお月さまの上に、円柱型の積み木を乗せていくゲーム。個人戦が基本ルールですが、競う以上にパーフェクトに挑戦したくなるゲームでもあります。

まずは説明書で例示されている基本ルールで説明しましょう。2人以上で遊べて、セット例はこんな感じ。ベースのお月さまの他に、6色の円柱積み木が3つずつ。サイコロの各面は、積み木の色と対応しています。

自分の番ではまず、サイコロを振ります。そして、出た面と同じ色の積み木をどれか1つ、お月さまの上に乗せます。まあ、最初のうちは簡単ですね。

しかし、だんだん難しくなっていく。乗せた拍子に積み木が1つでも崩れて落ちてしまったら、ゲームから脱落。最後まで残ったプレイヤーが優勝です。

サイコロで出た色の積み木が3つとも積まれている場合は、残っている積み木の色が出るまで振り直し。つまり自分の番では必ず積む必要があって、なかなか厳しいルールです。

お察しの通り、積み木を乗せると月がグラグラ揺れるのでスリリング。このことも踏まえて、手先を慎重に使う必要があります。

ゲームが進むうちに、だんだん乗せるのが難しくなっていく。上の写真の状況は、なかなか絶望的な感じ。両端のちょっと内側に乗せられそうにも見えますが、経験からすると、たぶん細い積み木が落っこちます。

どこに乗せたら安全かよく見て考えるのがポイント。「これをあそこに乗せたらこうなるはずだから…」と、意外と先のことを予測する想像力が必要になってきます。

さて、説明書の個人戦ルールはほんわかした見た目の印象より厳しいのですが、やってみると大抵、「全部の積み木を乗せられるのかな…?」という気持ちになると思います。これがなかなか難しく、大人でもそれなりに何度も崩しちゃう。その度に「あ~っ!」となりますが、このゲームは再挑戦の簡単さがいいところ。ほぼ自動的に手が動き出します。

崩しても「さっきはこうして崩したから、今度はこうしてみたら…」と、試行錯誤しながら改善しようとする気持ちが自然発生。繰り返す中で、想像力と物理的なバランス感覚が、だんだん研ぎ澄まされていくのがわかるのがおもしろどころ。1人で根気よくやるのもいいし、みんなでああだこうだと知恵を出し合ってやるのもいい。

箱にしまうときは、同じ大きさ同士の積み木をまとめるとピタッと納まるようになっています。小さな子が片付けるときには、こうして収納する中で導かれる感覚がありそう。

ただ、気軽に持ち運びをしたいときのために、ザザッと全てが入る巾着袋もついてくる。必ずしもきれいに入れなくてもよいのも気が利いてます。

部品は全て木製ですが、1000円台前半で買えるお手頃さも魅力。なんとなく置いてあるだけでも楽しく、いざやってみると思った以上の手応えがあるのが意外なゲームです。

(おわり)

「宇宙のハダカデバネズミ」─大人も手応えしっかり!全員協力型の戦略すごろく─

「宇宙のハダカデバネズミ」は、宇宙ステーションで働くデバネズミたちを天敵のヘビから逃がして脱出させる、全員協力型の戦略すごろく。箱には「7歳から」とありますが、大人でも手応えがあって考えさせられます。

2~4人でプレイできて、4人でのセット例はこんな感じ。手札を1枚ずつ配り、それぞれオープンにして置きます。

ハダカデバネズミたちが働く宇宙ステーションに天敵のヘビが侵入してきた!…という設定。というわけでゲームの目的は、4つのアイテムを集めて、ステーション中央にある脱出ポッドに全てのネズミを乗り込ませることです。

さて、自分の番にすることは、手札の内容に合わせてネズミやヘビを動かすこと。カードには動かすネズミやヘビの種類、また、それらを動かすマスの数が指定されていますが、動かす方向はプレイヤーが決められます。ハシゴのマスに止まるとステーションの内側に進めるので、よく考えて脱出ポッドに近づいていきましょう。コマを動かしたら新しいカードを引いて、オープンにして置き、次のプレイヤーに交代です。

こうしてネズミやヘビを動かしていきますが、全員が脱出ポッドにたどり着く前に起きてしまうとゲームオーバーになる条件があります。同じネズミが2回ヘビに噛まれたり、ヘビが先に脱出ポッドに着いたりするとアウト。ネズミが通風口から宇宙に放り出されてもダメ。コマの動かし方をよく考える必要があります。また、山札が尽きてもアウトなので、効率性も必要です。

コマを進め方が考えどころで、これがなかなかの手応え。例えば上の写真の例、カードの指示は「全てのネズミを2マス同じ方向に動かす」というもの。時計回り・反時計回り、どちらに動かしてもネズミが通風口のマスに止まって宇宙に放たれてしまうので、「詰んでいる」状態。

よく考えたつもりでも、こうした状況にしばしば陥る。何回かプレイしたところ、4つあるゲームオーバーの条件はどれも経験させられた。

このゲームの特徴は、各1枚の手札がオープンに置かれていること。つまり、この先ネズミやヘビがどんな風に動くか、先を見通せるというわけ。ここでこれをこう動かすと、次の次のプレイヤーのときにこうなるから……と、計画的に考えるのが成功へのポイント。

盤面全体に視野を広げて考えるのも大事。また、全員協力型ですから、みんなで検討できます。「これでいいよね?」「いや、こっちがこうなるから…」「そうか!」と、やりとりがかなり盛り上がる。考え方を共有できるので、自分の頭脳が人数倍にパワーアップしたような感じもしてくる。

自分の経験だけですが、2人プレイではあっさり一発クリア。うーん、簡単なのかな…と思っていたところ、4人プレイだと6回目でやっと成功。それもカードを最後まで使い切るギリギリのライン。結構シビアにデザインされているようで、大人もやりごたえあります。


さらに箱には、秘密の封筒も同梱。「3回成功してから開封するように」とのことなので、まだ2回しか成功してない自分は未開封。より難しく&面白くなる秘密が隠されているようです。

ルールはシンプルなので子どもも楽しめつつ、大人もしっかり楽しめる手応え。思考戦略タイプの全員協力型で、こういう絶妙な難度設定のゲームはかなり珍しいと思います。

(おわり)

「ダイナソーエスケープ」─火山爆発までに脱出せよ!恐竜の協力すごろく─

「ダイナソーエスケープ」は、火山が爆発するまでに迷子のこども恐竜を探し出す、全員協力型の記憶&すごろくゲームです。

説明書には2~4人用となっていますが、実際は何人で遊ぶこともできます。何人でプレイするときも、セット例はこんな感じ。3つの恐竜コマが置いてある場所が規定のスタート位置です。

自分の番にまずするのは、サイコロを振ること。数字が出た場合、どれか1つの恐竜を一方向にその数だけ進めます。

止まった場所が、青・緑・オレンジのマスの場合、そのゾーンにあるジャングルタイルを1枚めくります。上の写真で出てきたのはマンモスの牙。出たのが恐竜の絵ではないときは何も起きず、そのまま裏返して次のプレイヤーの番に移ります。

上の例では、めくって出たのが動かしたコマと同じ恐竜。この場合、無事に迷子のこども恐竜を見つけられたということで、ボードの隅にある島に親子ともども避難成功です。プレイヤーで協力して、3組の恐竜親子を逃がすのがゲームの目的です。

めくって出たのが恐竜でも、そのコマと違う種類の場合は助けることができません。裏返して戻しますが、このあと同じ恐竜が助けに来ることに備えて、よく見て覚えておくといいでしょう。

動かすコマは恐竜は、全て草食。めくった出たのがティラノサウルスの場合、慌てて逃げるということで、全てのコマが足跡マークのあるスタートマスに戻されます。

というわけで、どのタイルがどこにあるか、覚えておくのがポイント。全員協力型ですから、どこに何があったか、どのコマをどう動かせばよいか、記憶や知恵を出し合うと成功率も上がるはず。

さて、サイコロで火山の絵が出ることもあります。この場合、ボード中央のスタンドに火山パーツを1つ立てます。みんなが逃げる前に、5つのパーツが組み上がって火山が爆発すると、ミッション失敗。失敗なのですが、火山は結構迫力があっていい感じです。

サイコロ運の要素もありますが、できるだけ早く逃げるために記憶とコマの動かし方の工夫をすることがポイント。自然とコミュニケーションも生まれて、だんだんグツグツしてくる火山にドキドキしながら考えるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「オーシャン・ラビリンス」─動く迷路を探検してアイテムを手に入れろ─

「オーシャン・ラビリンス」は、どんどん変化する迷路を探検して、アイテムを手に入れるゲーム。よく見て道を動かし、うまくつながるのが気持ちいいんです。

2~4人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。各プレイヤー配られているのは「アイテムカード」です。

「アイテムカード」を何枚ずつ配るかは説明書で指定されていませんが、全員同じ枚数ずつ配ります。ゲームの最初に、自分のアイテムカードを1枚めくって、それが何かを確認しましょう。迷路内のどこかにある、このアイテムを手に入れるのが目的です。

さて、自分の番にまずすることは、常に1枚だけボード外に余っている「迷路タイル」を、ボード4辺にある「▲」のいずれかから挿入すること。グイグイッと押し込むと、その列の迷路が動きます。そして、奥から別の1枚が押し出されます。

次にすることは、自分のコマの移動。今いる場所から道が続いている限り、どこまでも動かせます。

というわけで、自分の目指すアイテムがどこにあるかをよく観察することがまず大事。そして、どこをどう動かせばうまくいかく考えるのがポイントです。

迷路タイルを入れる場所は12か所。どこにタイルを入れたらどうなるか、よく想像するのがおもしろどころ。意外なつながりを見つけて、うまくアイテムのところまで行けると嬉しい。

1つ目のアイテムをゲットしたら、次のアイテムカードをめくって見ます。こうして、全てのアイテムを最初に手に入れて、ゴールに戻ったプレイヤーが優勝です。

ここまでが基本ルール。迷路タイルの中には、裏面に何かが描かれているものが数枚あります。拡張ルールではこれを取り入れ、そのタイルを押し出したときに上のような効果が発動します。

このゲームは「オーシャン・ラビリンス」ですが、元祖「ラビリンス」もあります。テーマが海ではなく遺跡の迷宮で、拡張ルールがないことは以外は同じルール。デザインの好みで選ぶとよさそうです。

動く迷路という仕掛けがまず面白い。観察や想像をして、あっ!とひらめくのが楽しいゲームです。

(おわり)

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