ゲーム紹介

「ヒト+イロ」─みんなで合わせる、色の連想ゲーム─

「ヒト+イロ」は、お題から連想される色をみんなで揃えることを目指す、全員協力型のコミュニケーション系ゲーム。「ヒト+イロ」は「ヒトトイロ」と読みます。

2~6人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。まん中に積んであるのは「お題カード」の山札。手札は10枚ずつです。

手札はさまざまな「色カード」。本来は15色のカードがあるのですが、そこからランダムに選んだ5色を全員共通に取り除いて、みんなが同じ内容の手札10枚でゲームを始めます。

ゲームを始めたら「お題決め役」を順番に回していきます。「お題決め役」は山札から1枚「お題カード」を引き、まずは「1」の欄に注目します。上の写真のカードの場合、「料理」。そこで「お題決め役」は「料理」というジャンルのお題を考えて宣言します。

ここでは「お寿司」としてみましょう。お題が決まったら、各プレイヤーはそこから連想される「色カード」を1枚、伏せて自分の前に出します。

全員で協力して目指すのは、お題に対してみんなが同じ色を出すこと。ゲームの最後に「色カード」を公開し、全員が揃っていたら成功!というわけです。お題とつながる色をまずはイメージすることがポイント。

ちなみに「お寿司」というお題だったら何色を出しますか? 私がプレイしたときには、全員が「赤」で揃いました。ごはんの白と迷いつつ、みんながマグロを連想して見事成功。迷いもあった分、うまくいったときに「おおーっ!」という嬉しさがありました。

この「お題決め→カード出し」を全部で5ラウンドおこないます。その際、2ラウンド目のお題はカードの2段目、3ラウンド目は3段目…と移っていきます。マニュアルによると、下に行くほど難しいとのこと。上の写真の例では、4ラウンド目のジャンルは「月(Month)」。確かに色をイメージするには難しいかも。

ここでは「カレーに入っているもの」として「ジャガイモ」、「重いもの」として「鉄」、「月」として「11月」というお題が決まったとしてみましょう。それぞれどんな色を思い浮かべますか?

「お題カード」は4段目までしかないため、5つ目のジャンルは4段目から決めていきます。上の場合では「くさいもの」。手札はだんだん減っていくので、共通の色をイメージしやすいお題を考えるのも頭のひねりどころで楽しい。

私の実際のプレイ例ですが、上の状況で「お題決め役」になったとき、「くさいもの」のお題として出したのは「カメムシ」。「あー、そういうことね!」と響き合う手応えがあるのも嬉しい場面です。

こうして5ラウンド終わったら、いよいよ答え合わせ。説明書のルールとしては、全ラウンドそれぞれで、全員が同じ色を出していたらミッション成功、とのこと。

上の例では、「鉄=黒」「カメムシ=きみどり」が揃ってます。「11月」に茶色と黄色が出てきたのは、落ち葉とイチョウに分かれた模様。ゲームのルールとしては失敗でも、違っていると「え?なんで?」「あー、そっちか!」と盛り上がって楽しかったりもする。

「お題カード」はたくさんあるので何度も楽しめそう。ゲームの難度調整として、全てのラウンドで1段目にして簡単にしたり、逆に4段目だけ使って難しくしたりもできます。

色からイメージしたり、人の心理を想像したりするのがおもしろどころ。全員協力型ですから、うまく揃って嬉しいのもさることながら、違ってしまってやりとりが生まれるのも面白い。ミッション成否だけに引っ張られることなく楽しめるゲームです。

(おわり)

「コリドール」─迷路作りの攻防でせめぎ合うチェス風バトル─

「コリドール」は、コマを進めたりフェンスを立てたりしながら、ゴールのマスにたどり着くことを目指すチェス風のゲーム。迷路作りの読み合い攻防に熱くなります。

2人または4人でプレイできて、2人プレイ時のセット例はこんな感じ。9×9マスの手前まん中にあるのが自分のコマ。これを移動させ、一番奥にあるマスのいずれかへたどり着くのがゲームの目的です。

また、10枚ずつ並べてあるのは「フェンス」と呼ばれる木片。ゲーム中に自分のものとして使っていくことができます。

自分の番にできることは2つのうちのいずれか。選択肢の1つ目は、コマの移動。

移動できるマスは、今いるマスの前後左右。のちほど出てくる特別な状況を除いて、斜め移動はできません。

選択肢の2つ目は、フェンスを置くこと。コマはフェンスを越えることができません。

フェンスは必ず2辺にまたがるようにして置きます。また、コマがゴールに向かう道が完全に断たれる置き方はできません。

基本的なルールはこれだけ。こうして順番に、コマを進めたりフェンスを立てたりしながらゲームは進行。ルールがシンプルなだけに、初めてプレイしたときには「一体どんなことが起きるんだ……?」という手探り感があった。そして、やっていくうちに「そうか、なるほど!」という発見が次々にあるのが楽しい。

コマ同士が隣接している場合は特別ルール。相手のコマを飛び越えて2マス進めます。

進む方向のマスにコマがいても、その後ろにフェンスがある場合は飛び越えられません。その代わり、斜めのマスに進むことができます。こうした特別な移動ルールも有利に利用していきましょう。

チェスや本将棋は深遠な分、面白さの醍醐味に至るまで十分な経験が必要でしょう。それに対して、このゲームは初めてでもそれなりの見通しを立てやすい。だからと言って簡単ではなく、「あっ、そうなるのか!」という発見が次々にあるのがいきなり楽しい。

例えば「ゴールへの道が完全に断たれるフェンスの置き方はできない」というルール。これは「1マスでも道がつながっていればいい」と言い換えられます。相手を邪魔したり、自分を有利にしたりする「いい手」を思いつくと、小躍りしたくなります。

こうして先に一番奥のマスに着いたプレイヤーが勝ち。やっていくうちに「あと5マスでゴールだぞ。あ、相手はあと4マスか…。いや、ここにフェンス置くと3マス遠回りさせられるから…」など、読めることが増えていく。状況を把握して先を見通して考えるのがポイント。

でも一筋縄ではなく「待てよ、ここにフェンス置かれたら5マスも遠回りさせられるぞ…」と、相手の視点に立って考えることも必要になってきます。「いや、先にここを塞いでおけば…」と、やっていくうちに攻防の幅が広がり、上達を実感しやすいのも嬉しい。

「今の状況の次」を考えるうちに慣れてきて、「次の次」「次の次の次…」と、想像が深まっていくのが楽しい。最初の手持ちフェンスの数を調整すれば、簡単にハンデをつけられるのもいい。見通しのよさが程よく、熟練に至らずとも論理的な思考の面白さが味わえるゲームです。

(おわり)

「バーディーパーティー」─色とモノを覚えてめくる全員協力型─

「バーディーパーティー」は、パーティー主催者のリクエストに合ったプレゼントを見つけるゲーム。よく見て覚えて、全員で協力してミッションを成功させるタイプのゲームです。

箱の中身は全てカード。まずはこちらの「鳥カード」が16枚。ハチドリ・ホロホロチョウ・オウム・フラミンゴという4種類の鳥が4枚ずつ。めくると4色・4種類のアイテムが描かれています。これがそれぞれの鳥が持っている、パーティーに持参するプレゼントというわけです。

こちらは主催者から届いた「招待状カード」で、枚数はやはり16枚。片面の上段には鳥が1羽、下段には絵の具とプレゼントが描かれています。上の写真の例は「ハチドリさんへ…赤いもの、または、ケーキを持ってきてね」という意味です。

さて、ゲームを始めましょう。説明書には1~4人用とありますが、実際は何人でもオッケー。どの人数でもセット例はこんな感じ。

自分の番でまずするのは、「招待状カード」の山札から1枚めくること。出てきたのは「フラミンゴさんへ…青いもの、または、ネックレスを持ってきてね」という招待状です。

続いてするのは、招待状のあて先と同じ「鳥カード」を1枚めくること。上の写真でめくったところ、ネックレスではありませんが青いものが出てきました。色またはモノのうち、片方が合っていたので、この招待状はクリア。「鳥カード」は裏返して場に戻し、次のプレイヤーに交代です。

次の招待状は「オウムさんへ…黄色いもの、または、手袋を持ってきてね」。でも、めくったオウムのカードから出てきたものは、黄色でも手袋でもないので失敗です。この場合はその「鳥カード」を場から取り除きます。

続けて招待状と合ったプレゼントを探さなくてはいけません。一度違った場合は、もう鳥の種類に関係なくどの「鳥カード」でもめくれます。失敗したら「鳥カード」を取り除いて再挑戦、クリアしたら場に戻して次のプレイヤーに交代…を繰り返していきます。

こうして、全ての「招待状カード」をクリアできたらミッション成功。その前に「鳥カード」が場からなくなってしまったらミッション失敗です。

ゲームを進めるうちに、「あの鳥カードの裏は○色の□□だったな」ということがわかっていくので、見たことをよく覚えておくのがポイント。全員でミッション達成を目指すので、他の人の番のときにもコミュニケーションを取り合って協力できます。

箱には「4歳から」と書かれているこのゲーム。色または絵のマッチングということで、1つのカードに2つの情報があるわけです。「招待状カード」と「鳥カード」の照合は、自分がやったときも一瞬だけ「…ん?」と、合ってるかどうかの確認に時間がかかりました。小さな子どもにとっては、「どちらか片方でも条件が合っているか」ということを認識する経験になりそうです。

やってみるとわかりますが、全員協力型のゲームの中でもミッション成功はかなり簡単な部類。そういう意味では負けや失敗の受容が難しい子でも、安心して楽しめそうとも言えます。ルールに従って情報を処理し、達成感を味わう経験になるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「ウボンゴミニ」─タイルぴったり早並べ競争─

「ウボンゴミニ」は、お題カードにタイルをぴったり重ねて並べる、パズル早解き競争のゲーム。頭も手先もフル回転です。

基本ルールでは2~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。各プレイヤーにはパズルのタイルが8枚配られます。まん中に積んであるのが「お題カード」です。

ゲームはラウンド制。ラウンドの最初に、各プレイヤーは「お題カード」を1枚引きます。そしてスタートの合図で裏返しにします。ここからは先はスピード競争です。

一番を目指してするのは、「お題カード」のマスがぴったり埋まるように、タイルを3枚並べること。タイルを乗せたりどかしたり、手先を素早く動かしましょう。

タイルは両面使えるので、まずはいろいろ試行錯誤。慣れてくると、きれいに埋まる並べ方の見通しがパーッと浮かんでくる瞬間もあって楽しい。逆に、ダメだと思ったときはリセットする気持ちの切り替えもポイントです。

一番にマスを埋められたら「ウボンゴ!」と叫びます。続いて20まで声に出してカウントアップ。他のプレイヤーは20になるまでにパズルの完成を目指して頑張りましょう。

カウントが終わったら得点精算。パズルを完成できたプレイヤーは1点獲得。自分の「お題カード」を得点の目印として手に入れます。完成できなかったプレイヤーがいたら、その人の「お題カード」は「ウボンゴ!」と叫んだプレイヤーに渡しましょう。

これを8ラウンドおこない、最終的な得点で競います。

難しそう…と思うかもしれませんが、パズルの解き方は全ての「お題カード」に3通り以上あるそうなので、割となんとかなります。

スピード競争のゲームは実力差・年齢差がはっきり出る場合もありますが、これはそれほどではない方かも。また、全員が並行してできるタイプなので、説明書ルールの勝負に入る前に、個人練習の時間が取りやすいのもいい。

「お題カード」は両面印刷で、AとBの問題があります。先の例で紹介したのはA面で、埋めるのに必要なピースは3枚。B面は4枚必要となって難度が上がります。

もちろんプレイヤー全員で揃えてもいいですが、ハンデをつけるにも役立つ。また、8枚のピースのうち黄色は使わなくても全てのお題が解けるようになっているので、ここでも難度調整ができます。もちろん「うまい人は○秒遅れでスタート」という方法もあり。

さまざまな形で調整できて柔軟性が高いです。シンプルなルールで、時間に追われて頭と手先をフル稼働させるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「バンディド」─みんなで道をつないで、脱獄犯を閉じ込めろ!─

「バンディド」は、脱獄しようとする囚人を逃さないように、つないだ道を塞ぐゲーム。プレイヤー全員で協力して頭をひねり、力を合わせて閉じ込めます。

1~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。まずはまん中に1枚だけある「牢獄カード」を置きましょう。他のカードは全て「通路カード」で、手札として3枚ずつ配布。残りは裏向きに積んで山札とします。

自分の番にすることは、手札を1枚出して、場のカードの道とつながるように並べること。並べたら山札から1枚補充し、次のプレイヤーの番になります。やることはこの上なくシンプルです。

カードの中には行き止まりを作ることができるものも。こんな風に全員で道をつなぎながら塞いで、脱獄できないようにするのがゲームの目的です。

カードを出す向きは縦でも横でもオッケー。ただし、道がつながるように並べなくてはいけません。道が途切れて壁にぶつかるような並べ方はできないので注意です。

こうして順番にカードを出していき、道を塞ぐことを目指します。上のアニメの最後のコマのように、途切れた道が半端なスペースを残すようなカードの置き方もできません。

このゲームは全員協力型。お互いの手札を見せ合うことはできませんが、相談や情報交換をするのはオッケー。「ここ、置いちゃってもいい?」「そこ、いいのあるから置かないで!」など、コミュニケーションをすることでうまく道がつながっていきます。

そうは言っても、手札によっては収束しつつある道をまた複数に分岐させざるを得ないケースもしばしばあるので、なかなかもどかしい。「うーん…」とうなって考え込んでしまうこともよくあります。

その分、道をうまく塞げたときは気持ちがいい。何も考えないで並べていくと、どんどん道が広がってしまいがち。どう並べたらうまく収束させて塞げるか、先を見通して考えるのもポイントです。

こうして続けていき、通路を完全に塞げたらミッション成功です。69枚ある「通路カード」を使い切っても塞げないときはミッション失敗。運の要素もありつつ、相談と思考とで成功を目指しましょう。

ちなみに、最初に置く「牢獄カード」は両面印刷。ここまでの例では「イージーモード」の面を使っていますが、裏側は「ノーマルモード」。最初に広がる通路の数が多いので難しくなります。

道がどの方向に広がるかはやってみないとわからないので、広いところでプレイするのがおすすめ。やってみるとわかりますが、結構苦しい局面に置かれることも多い分、誰かがうまく並べたときの「ナイス!」感が嬉しい。ルールはごくごく簡単ながら、相談や協力が楽しいゲームです。

(おわり)

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