ゲーム紹介

*全員協力型

「グラビティ・メイズ」─やりごたえが頭にも手にも気持ちいい、立体迷路パズル─

「グラビティ・メイズ」は、立体迷路を組み立てて、スタートのブロックに入れた球をゴールまで転がすゲーム。大人でもかなりやりごたえのある3Dパズルで、複数人でワイワイ解くのも楽しいです。

箱の中身はこんな感じ。右上の「グリッド」に、色とりどりのブロックを立体迷路がつながるようにはめこんでいきます。右下の「問題カード」は、全部で60枚あります。

各色のブロックは内部がさまざまに仕切られていて、組み立てることで球の通り道が作れるようになっています。赤いブロックはゴール用のブロックで、問題カードで指定された条件に合わせて迷路を作り、ここに球を転がし込めると成功、というわけです。

さて、実際にやってみましょう。まずは「問題カード」を1枚選び、表示に合わせて2つのブロックをグリッドにはめ込みます。赤がゴールで、もう1つのブロックが最初に球を入れるスタートです。

また、問題カードの下部には「ADD TO GRID」と書かれた欄があります。ゲームの目的は、すでにはめ込んだ2つのブロックに加えて、ここで指定されている色のブロックをはめて、スタートからゴールまで球が転がるように道を作ることです。

というわけで、道を作っていきましょう。まずはスタートからゴールまでの道筋に見当をつけるのがポイント。また、ブロックの中がどうなっているかをよく見て、球が転がりを想像して組み立てるのも大切です。

もちろん思考を先行させずとも、適当に組み立てては転がして、ダメな部分に気づいては直して…というやり方もあり。手先を使いながら、試行錯誤でだんだんわかっていく面白さがあります。

ブロックをはめるときのコキッとした感触も気持ちよく、ほどよく力が必要。力を込めて手先を使ってる感じが心地いい。しばらくやってると大人でもちょっと手が疲れるくらいで、まさに「手ごたえ」があります。

さて、これならいけるはず…という具合に組み上がったら、実際に球を転がしてみましょう。スタートの青ブロックに球を入れると……。

見事、ゴールに球がたどり着きました。これでこの問題はクリアです。

カラフルなブロックは見た目に楽しく、コロコロコロ…ガシュッ!とゴールに入るのも気持ちいい。

問題は全部で60問。15問ごとに難度の区切りがあり、だんだん難しくなっていきます。先ほど例示したのは2問目。解きながらパズルの性質がわかっていく問題順になっていて、論理的に考えられるようになっていく自覚が持てるのもいい。個人的には20問目くらいから解くのに時間がかかるようになって、「これ、結構難しいぞ…」とうならされました。

問題が進んでいくと、こんな複雑な組み方が正解になるものも。パズルなので基本的には1人でじっくり取り組めますが、何人かであれこれ言い合いながら考えられるのもいいところ。「ここにこれは確定だよね?」「いや、こっちの可能性もあるから…」と、知恵を出し合うやりとりも楽しいです。

「問題カード」の裏には答えが載っています。難問を複数人でやってると、中には「さっさと答えを見たがる人」もいたりする(うちでは妻がそう)。普通に答えを見てしまうのは悔しいけど、そういう人に「ここまで合ってる?」と、やりとりを通して部分的なヒントをもらうのもいいかもしれません。

頭も手先も使いつつ、だんだんわかっていくのが面白い。解けたことが視覚的・物理的に確認できる気持ちよさに、スッキリ感のあるゲームです。

(おわり)

「コードネーム:デュエット」─ヒントを出して言葉を見つけ合う協力型─

「コードネーム:デュエット」は、相手にヒントを出して、答えである言葉を伝え合うゲーム。全ての答えを見つけるために、協力しあって頭をひねるのがおもしろどころです。

基本的には2人でプレイするゲームですが、2チームに分かれれば何人でも遊べます。セット例は上の写真のような感じで、何人プレイ時でも同じです。

まん中に広がっている、言葉が1つずつ書かれたカードは、「ワードカード」。箱の中に200枚ある中からランダムに取って、25枚並べます。言葉は両面刷りになっているので、全部で400ある中から並べることになります。

また、その右隣に立っているのが「キーカード」。

「キーカード」には、緑・黒・ベージュの四角が5×5で載っていて、両面刷り。立ててあるので、相手側の四角の並びがどうなっているかはお互いにわかりません。

「キーカード」の四角の色は、並べられた「ワードカード」に対応すると考えてください。

さて、このゲームの目的は、「ヒントを出し合って、自分側に見えている緑のワードカードを全て、お互いに相手に選ばせる」というもの。ヒントを出す回数には制限があり、また、選ぶと即刻ゲームオーバーとなるNGワードもあるので、注意が必要です。

ゲームは「ヒント役」と「選び役」を交代して進めていきます。

「ヒント役」がすることは、「【単語】、【数】枚」というフォーマットでヒントを言うこと。相手に正しく選ばせるべく、緑カードの言葉に関連のある【単語】を考えて、それとあわせて選ぶべき枚数を伝えます。

上の例では「農園」と「ダイコン」という緑カードを伝える意図で、「野菜、2枚」とヒントを出しました。

選ぶべき緑カードは、お互い合わせると15枚。ただし、ヒントを出せる回数は合計で9回までというのがルール。1回のヒントで複数枚を選ばせることも狙っていかないと、成功できません。カードをよく見て、共通の要素となるヒントを考えて伝えるのがポイントです。

今回はうまく意図が伝わって、相手が農園とダイコンを選んでくれました。正解したカードには緑のタイルをかぶせましょう。ヒント回数の目印となるチップを相手が取ったら、役割交代です。

相手が出してきたヒントは「桃太郎、1枚」。うまくヒントを出せる自信がないときは、堅実にやる必要もあるでしょう。「鬼」のカードを選んで正解できました。「選び役」では、相手の意図を汲んで推理するのがポイントです。

再び回ってきたヒント役。「ケーキ」「ビスケット」「バレンタイン」を一気に選ばせるために、「お菓子、3枚」というヒントを考えてみました。でも、そのヒントは「ポテトチップス」にも関連があります。「ポテトチップス」は黒カード。これは、選ばれたら即刻ミッション失敗となるNGワード。このヒントは危険です。

ならば「甘いお菓子、3枚」とヒントを出したいところですが、ヒントに出せる言葉は【単語】でなければならないのがゲームのルール。「甘い+お菓子」と2語になってしまうので出せません。

うーん、でも、うまく伝えられるヒントはないものか…。効率よく伝えるべく、緑カードに関連しつつ、黒カードをはずすヒントを考えるのが頭のひねりどころ。今回の場合「スイーツ、3枚」だったら、きれいに伝わりそうです。

こうしてヒントを出して、交代して選んで…を繰り返し、9回までのヒントで15枚の緑カードを選べたらミッション成功、というわけです。

ここまでの進行例は「非常にうまくいった場合はこうなります」という感じで、実際のプレイではこんなにうまくいかないことの方が多い。妻との初プレイ時には、5回やっても成功できず…。

よいヒントを出そうと考えると、頭の中に言葉がたくさん駆け巡る。それでも思った通りに伝わらないこともしばしば。もちろん、相手の意図を読みきれないことも同様です。

その分、うまく通じ合ったときの嬉しさはひとしお。ルールという制限がある中で、お互いに伝え合うもどかしさを超えて成功を目指すのが楽しいゲームです。

(おわり)

「ポニーラン」─相談とカードのやりとりで牧場づくり─

「ポニーラン」は、馬や柵のカードを並べて、上手に牧場を作ることを全員で目指すゲーム。プレイヤー同士、協力や相談をしながら進めていくタイプのゲームです。

箱の中身は全てカードで、柵・干し草・蹄鉄、そして馬の4種類です。

27枚ある馬カードには色とりどりの馬が描かれています。色の要素は「体・たてがみ・服」と3つあり、それぞれ3色ずつあります。これがのちのちゲームの進行に関わってきます。

さて、ゲームは2~6人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。手札は5枚ずつで、残りは山札となります。

ゲームの目的は、「柵で完全に囲まれる前に、馬と干し草を25枚並べる」というもの。ルールに従ってカードを並べていき、上の写真のような状態にすることができたら成功です。

自分の番にすることは3ステップに分かれていて、2ステップ目では3つの選択肢から選んでおこないます。とりあえずは同じ色の馬カードの3枚組をどんどん出していく、というのが基本方針です。

例えばこんな手札の場合。まず、柵の2枚を強制的に出す必要があります。次に、3枚の馬カードは服の色が緑で揃っているので出しましょう。そして、手札を使い切ったので最初の枚数に戻すために、5枚カードを引きましょう。ここまで終わったら、次のプレイヤーに交代です。

カードの並べ方にはルールがあり、とりあえずこんな感じ。柵は、7×7で四角い枠を作るように並べていきます。馬や干し草は、柵の枠内の5×5のスペースを埋めるように並べます。

こうしてどんどんカードを並べていきます。結構な早さで柵で囲まれていくので、カードの出し方には考えどころがあります。

例えば上のような手札の場合。干し草を並べてもいいし、蹄鉄を出して柵を2枚壊してもいい。また、馬カードのうち2枚は色が揃っていることにも注目。あと1枚で3枚組になるときは、他のプレイヤーに呼びかけてそのカードをもらうこともできます。この場合「黄色い馬、くれる人いる?」または「青い服の馬、もらえるかな?と」と呼びかけ、誰かからもらえたら並べられるわけです。

手札を見せ合うことはできませんが、コミュニケーションを取ってやりとりすることがポイント。ただし、もらって出すことが必ずしも今後の展開にとってよいかどうかはわかりません。自分の手札は出したあと補充できますが、もらった相手の手札はしばらく少ないままだからです。どうすればよいのか、状況を伝えあって考えるのが大切です。

柵で囲まれる前に、馬と干し草を25枚並べられたらミッション成功。先に柵で囲まれてしまったらミッション失敗です。失敗したら、次の成功を目指して自然と意見を出し合いたくなるでしょう。

ゲームを始める前に、柵カードを減らせばやさしくなり、蹄鉄カードを減らせば難度アップ。難度調整をしやすいのもよいところ。簡単なルールながら、協力やコミュニケーションをしながら考えるのが楽しいゲームです。

(おわり)

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