「マキスタック」─1本指づかいや目隠しを乗り越え、寿司を積み上げよう─

「マキスタック」は、寿司のコマをお題カードの指定通りに積み上げる早さをチームで競うゲーム。積み上げるときには指づかいや目隠しの条件があるので、一筋縄ではいきません。

箱の中身はこんな感じ。巻きすの上に乗っている寿司グッズ(?)が2セット。「お題カード」は全部で40枚あり、20枚ずつ背面の色が違います。右側の赤いのは目隠しです。

ゲームは2人・4人・6人でプレイできます。2人プレイ時は対戦型の個人戦、4・6人プレイ時は2チームに分かれてのチーム戦となります。何人で遊ぶときもセット例はこんな感じですが、ここから先は4人プレイでの遊び方を紹介しましょう。

お題カードは全てをよく混ぜて、裏向きの山札としてまん中に置きます。ゲームはラウンド制で、ラウンド開始時にまずは山札一番上の背面を全員で確認しましょう。この場合は下部が黄色のカードで、よく見ると寿司を人差し指だけで挟んで持ち上げているイラストが描かれています。

この背面のお題カードの場合、これから始まるラウンドでの積み上げ方が「お箸モード」となります。スタートの合図でこのカードをめくったら…

チームメイトと協力してお題通りに素早く寿司グッズを積み上げましょう。ただし「お箸モード」なので、使えるのはそれぞれ人差し指1本だけ。チームメイトと協力し、うまく運ぶ必要があります。

やってみるとわかりますが、指2本で持ち上げるまではともかく、そこから先の移動が難しい。押すのか引くのか、どれくらいの早さで動かすのか、声をかけ合って息を合わせるのがポイントです。やっていくうちに、どうすればうまくいくかの「技」がいろいろと開発されていくことでしょう。

どちらかのチームが完成したらこのラウンドは終了。早く積み上げたチームが得点としてカードをゲット。こうしてラウンドを繰り返し、先に6点取ったチームの勝ちです。

お題カードの裏面下部が赤いときは、「目隠しモード」のラウンドです。チームのどちらかが目隠しをし、もう1人が口頭で説明して積み上げます。

まずは伝え役が相手にわかりやすく伝えるのがポイント。そして、積み上げ役はよく説明を聞き、手で形や位置を探りながら正しく&慎重に積むのがポイントです。想像通り、かなりワイワイとやりとりが生まれます。

早さだけでなく、お題カードをよく見て正しく積むのも大切。上の写真の例では、まずは巻きすを敷いてから積み上げる必要があります。軍艦巻きはさかさまだし、お皿もひっくり返っていますが、積み上げには向きも関係するのでこれがお題通りで正解です。

ガヤガヤやっているうちに、相手チームのやりとりを見て「なるほどそういう方法もあるのか!」と気づくことも。技の開発と盗み合いもおもしろどころです。

指1本や目隠しで寿司を積み上げるという設定はかなり謎。それゆえ全員の間に「なにやってんだ感」があって、真剣にやるほど盛り上がります。どちらのモードも結構難しいので、うまくできたときは意外と爽快。目も手も耳も口もフル活動、さらにはチームメイトとのコミュニケーションも大切になってくるのが楽しいゲームです。

(おわり)