「マグタブ」─カチカチ&プチプチの感触が気持ちいい磁石お絵描きボード─

「マグタブ」は、磁石ペンで金属球を引き寄せて描くお絵描きアイテム。カチカチ&プチプチした感触は自由に遊んでいても気持ちがいいです。そのほか、表現に制限があるからこそのクイズ風ゲームに使うのも楽しいです。

箱の中身はこんな感じ。まずは赤いボードにはまっている白いペンを取り出してみましょう。そして、ペン先をボードに近づけて動かすと……

こんな風に線を描くことができます。ピョピョピョと球が出てきて、音や感触も気持ちいいです。

こうして見ると仕掛けがわかるでしょうか。ボードの穴の奥には金属球が入っていて、磁石のペン先に引き寄せられて引っ張り出されてくる、というわけです。穴の出口は球の直径より狭いので完全に飛び出ることはなく、引っ張られた勢いでスポッとはまって固定されています。

線だけでなく点も描けます。サッとすばやく近づけると1個だけ、ジワッと近づけると十字型に球が出てくるのも面白いです。手先の使い方を工夫することで、ボードの反応が違ってくるのが楽しいです。

描いたものを消すときは、ペンを横にしてボード上をすべらせるようにすると、ご覧のようにサッときれいになります。きれいさっぱり消える感触も気持ちがいいです。

絵を描いているときには全体を消すのではなく、ピンポイントで消したいこともあるでしょう。そうしたときは指先で押すとちゃんとそれだけ引っ込みます。大人の指の太さでも1個ずつ狙って押せるので、描くときの微調整もしやすいです。

お絵描きアイテムとしてだけでも十分に楽しいのですが、工夫すればゲームとしても遊べそう。考えてみたのは、「お絵描きお題当てクイズ」。なんでもよいので、いろいろなモノが書かれたカードがあると便利です。ここでは「ワードバスケットキッズ」を使ってみます。

ゲームは1人が「絵描き役」、そのほかが「鑑定士役」となり、役割を交代しながら進めます。絵描き役はカードを1枚引いて、そこにある言葉のいずれかを選んでマグタブで描きます。

上の写真は私が絵描き役になって描いてみたもの。鑑定士役は、描かれたものを見てそれが何かを当てるというわけです。わかってもらえると嬉しいのですが、いかがでしょうか。

正解は掃除機。伝わったでしょうか?

当てた人はお題カードを得点として手に入れ、次の絵描き役になり…というのを繰り返し、5点程度にあらかじめ設定した規定得点を取った人が勝ち、という感じです。解答できる回数やヒントの有無について、遊ぶ人であらかじめ決めておいてもいいかもしれません。

マグタブの表現力には制限があるので、絵描き役はその中で伝わるように工夫して描くのがポイント。反対に、鑑定士役はよく観察したり、想像したりして推理するのが大切。伝わったときの嬉しさや、「なるほど~!」となるのも楽しいです。

感触を味わいながら、描いては消してを繰り返すだけでも楽しいアイテム。うまく描けたら人に見せたくなるはず。表現力の限界をいかしたゲームにして遊ぶのも楽しいグッズです。

(おわり)