「都道府県いちばんかるた」は、都道府県がテーマのかるた。特産品や名所、各種データが札にふんだんに取り込まれているのが特徴です。

説明書には5つの遊び方が載っていますが、ここでは最も基本の「かるたとり」と、そのアレンジについて書いてみます。

中身のメインはかるたに使う札。読み札と取り札が47都道府県分あり、読み札には特産品や名所が五七五のリズムで書かれています。基本的には、冒頭のひらがなに対応する取り札を探して早い者勝ちで取る、という一般的なかるたのルールです。

実にシンプルなゲームであるかるた。まず大事なことは、どこにどの札があるかよく見ること。また、札の場所を覚えておくと取りやすくなるはず。そして読み札をよく聞いて、聞いた情報をもとに探すという行動につなげる必要があります。

かるたはシンプルなゲームですが、実際にやってみると小学校高学年くらいの子も意外と真剣に楽しむ印象があります。見る・覚える・聞く・探すという具体的な行動を連携させ、自分の持っている力をわかりやすく発揮する楽しさがありそうです。

これが説明書の「かるたとり」で、ごく普通のルール。でも、このかるたの札には工夫があるので、遊び方をアレンジするのもよさそうです。

取り札の裏面には、大きく漢字表記された都道府県名が。普通は読み札冒頭のひらがなを探しますが、こちらの面を上にして取り札にすると、読み札を最後まで聞き、都道府県名を探すことになります。また、「くまもとけん」と聞いて「熊本県」を探すので、聞いた音声を漢字で認識できると素早く探すことにもつながります。(ふりがなつきですので、漢字が読めなくても探せるのもいいところ)

読み札の五七五の「五七」の部分は、百人一首かるたの「上の句」とも言えます。わかってくると「阿蘇山と言えば熊本だから…」と、早めに探すことができるので、都道府県ごとの特徴を自然と覚える動機づけにもなりそうです。

昔からある都道府県パズルを使って、ピースを取り札代わりにしても遊べそう。この場合、形を認識することがポイントになってくるので、普通のかるたとはまた違った感覚で楽しめそう。

かるたなので、普通は札読み役が必要になるところ。でも、このかるたはネットに自動読み上げ機能が公開されているので、全員がプレイヤーとして参加することもできて気が利いてます。

身近な地理がテーマのオーソドックスなかるた。シンプルゆえに、工夫次第で難度調整や面白さのアレンジをできるのが楽しいゲームです。

(おわり)